私の都市開教

湘南教会(元湘南布教所)橋本正信の場合
Part 3

近年
何かと注目を浴びている都市開教ですが
これから
都市開教をめざす方々の一助になればと思い
元都市開教専従員としての私の経験と
私なりの意見を述べさせていただきます。
ご笑読下さい。
其の七

これからの都市開教

いろいろ勝手なことを書いてまいりましたが
最後に
「これからの都市開教」として
宗派や教区・組
そしてこれから都市開教をめざす方々に対する
私の要望を纏めたいと思います。
まず
宗派・教区・組に対しましては
都市開教を個人の力に頼るのでなく
教団ぐるみで育てていただきたい
ということです。
つまり
キリスト教や創価学会・天理教のように
必要と思われる拠点に財力と人材を投入することです。
宗派で実行していただければよいのですが
宗派や教区がだめなら
組で実行してはいかがでしょうか
それは
将来寺院が必要と思われる組内の数カ所をピックアップし
組内寺院の協力で本堂を建立し
都市開教を希望し
都市開教に燃える人材を配置する。
もちろん
組がその人の給与も保証するのです。
具体的には
本堂の土地と建立費が2億円ならば
組内寺院20ヵ寺として
1ヵ寺1千万円ずつを拠出します。
給与は各寺が毎月2万円ずつを出し合えば
40万円です。
そして
その寺院の収入の内
次年度への繰越金の一部を組の会計に繰り入れ
20年後か30年後か分かりませんが
建立費に相当する額に達したところで終わりにします。
この方法ならば
宗教法人も早く取得できますし
個人にも負担がないのではないでしょうか。
精神的な負担は別にして…。
また
生活費が保証されますので
葬儀社と結びついた
強引な活動もする必要がないと思いますし
組内寺院に遠慮して
そんな行為は出来ないと思います。
私は将来
お寺に体力がつけば
組の何ヵ寺かと協力して
あるいは
私だけでも
この計画を進めたいと考えております。
それは
都市開教専従員の苦労とつらさをよく知っているからです。

次に
これから都市開教をめざす人への助言です。
それは
「笑顔を忘れないで」
ということです。
私自身は
まわりの皆さまに支えられ
あまり感じなかったのですが
これからの都市開教には
様々な困難と辛苦が待ち受けていると思います。
でも
笑顔でやり過ごしましょうよ。
家族がいれば
家族だけでもいいと思います。
笑顔の絶えない家庭にしましょう。

最近
「法は人を通して伝わる」
そんな思いを強く持っておりますが
それは
親しみやすい笑顔が出発点のような気がいたします。

以上
都市開教について
私の経験から
思いつくまま書かせていただきましたが
最後までおつき合い下さいまして
ありがとうございました。
(^_^)
南無阿弥陀仏