2002.03.01 POSTEIOS

 新聞・雑誌 仏教情報 拾い読み 2002年2月号


(184)2月27日 朝日朝刊 政治面☆
 「国立追悼施設に両論」と題する記事がありました。
 
 「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」(座長・今井敬経団連会長)は26日、首相官邸で第3回の会合を開き、国立の戦没者追悼施設をつくるべきかなどについて話し合った。次回会合で意見を集約する。
 会合では、座長代理で劇作家の山崎正和氏らが「国のために命を失った人に対し、国は恒常的な責任があるが、今の日本には追悼する施設がない」と指摘し、国として追悼施設を建設すべきだと主張。これに対し、「靖国神社は私的な宗教施設だが、国民感情として追悼施設だ。それとは別に作る必要があるのか」と新たな施設設置に消極的な意見も複数あった。

(183)2月25日 朝日夕刊 「こころ」欄☆
 維摩経の梵語原典発見に関わる記事がありました。

(182)2月25日 日経朝刊 社会面
 「唐招提寺、室町時代に修理?」などと題して、現在、解体修理中の唐招提寺金堂(国宝)で、室町時代の銘が入った瓦が見つかったことが報じられています。

(181)2月20日 日経朝刊 社会面
 「「大学発」ベンチャー251社」「慶応トップ、法整備追い風」などと題して、全国の国公私立大学から生まれたベンチャー企業の数が251社にも上ることが紹介されています。
 慶応大学が25社でトップなのですが、第二位に浄土真宗本願寺派宗門校の龍谷大学が20社で続いています。尚、昨年度の調査では、龍大が19社でトップだった模様です。
(180)2月19日 日経夕刊 「東西南北」欄☆
 「熊本・専徳寺のひな人形」「羽子板などあわせて1200点、7部屋に陳列」などと題する記事あり。住職の趣味が町おこしにつながっていったということのようです。

(179)2月19日 日経朝刊 社会面
 「「平和を」宗派超え人的交流」と題して、21世紀の平和を願い、金剛峰寺と永平寺が交流、との記事がありました。
 「両本山が交流するのは初めてで、今年5月には永平寺を開いた道元の没後750年の法要を高野山でも行い、人的交流も進めるという。高野山の土生川正道宗務総長と永平寺の南沢道人監院らが金剛峰寺で記者会見した。
 声明は「双方の宗旨の根幹をなす教えにより、世界中の人々が対話の席につくことを願う」と訴えている。」

(178)2月18日 朝日新聞朝刊☆
 バーミヤン大仏復元に関して、各国専門家らがカブールに集まって初協議をするにあたって、種々の意見が紹介されています。
 石仏の顔はイスラム教とによってそぎ落とされたのではなく別の素材で作られていたので剥落したとの説も紹介されています。

(177)2月18日 朝日朝刊 第10面☆
 「「自ら考える力」手さぐり」などと題して、教育問題に対する何人かの提言が掲載されている中に、宗門校の千代田女学園中高校長の西来武治先生のコメントが載っています。

(176)2月18日 朝日夕刊 第2面☆
 「タイに女性僧」「女人禁制なんのその」「元主婦、初の国内得度」などと題する記事がありました。


(175)2月14日 日経朝刊 社会面☆
 「最大級の刺しゅう涅槃図−京都・天竜寺、来月初公開」と題する記事ありました。江戸時代初期の制作といいます。

(174)2月13日 日経朝刊 文化面 「文化往来」欄☆
 歌舞伎の「小芝居」で福井県吉崎の肉付きの面が上演されるとの記事ありました。

(173)2月11日 朝日朝刊 「ひと」欄☆
 「イスラム史を研究する東大寺の僧」として、森本公誠師が紹介されています。

(172)2月11日 産経朝刊 連載☆
 「われ、官を恃まず」「士魂商才の風景」「商売は菩薩の業」と題して、伊藤忠商事や丸紅の始祖・伊藤忠兵衛が取り上げられています。近江商人として、商売の基本を仏教的(特に真宗)信念に置いていたことが紹介されています。

(171)『婦人画報』3月号・連載「How to live」☆
 この連載は、なかにし礼氏とゲストとの対談ですが、今月のゲストは建築家の黒川紀章氏です。
 「「弱さ」を認める精神が「共生」を育む」などと題して、黒川氏の提唱する「共生」が対談全体のテーマになっています。黒川氏は、浄土宗の宗門校・東海学園で受けた仏教の授業にヒントを得て、「共生」の思想に辿り付いた、と述べておられます。

(170)2月7日 朝日朝刊 図書広告欄
 『梅原猛の授業 仏教』(朝日新聞社)の広告ありました。
 「やさしく語る仏教の「いちばん大切な知恵」」「仏教って、なにを教えているの? 心の煩悩を、どうしたらいいの? 仏教になにができるの? 京都洛南高校付属中学校。梅原猛は20年ぶりに教壇に立った。などとあります。

(169)2月4日 産経夕刊 「宗教こころ」欄
 「若い心とらえる夢と勇気の旅」「大谷探検隊100周年で記念事業」などと題する記事がありました。
 今年は大谷探検隊の最初の派遣から100年目にあたり、各種の記念事業が計画されているという内容。また、近年、大谷探検隊の人気の高まり、再評価の動きが感じられるとも。
 記念事業で東京に関わるもの。
 国際学術講演会「大谷探検隊将来の文物と中国新発見資料−考古・美術資料を中心に」が龍大と築地で5月に開催される予定。

(168)2月4日 朝日新聞☆
 「自分と出会う」に東大名誉教授の脇本平也氏(宗教学)が寄稿しています。親鸞の和讃についての味わいなどについてもふれられています。

(167)2月4日 朝日新聞 「こころ欄」☆
 「マンガ題材に宗教問う」と題し、京都で複数の大学の院生らが、マンガを題材に研究会で議論を続けていることが紹介されています。

(166)2月1日 読売新聞夕刊☆
 フジテレビのアナウンサーで、本願寺派の僧侶である松倉悦郎氏が退社し、兵庫県のお寺で僧侶に専念されたという記事が掲載されていました。


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