東京教区第3選挙区
候補者公報一覧
浄土真宗本願寺派宗会議員選挙
第3(東京)北選挙区、南選挙区
立候補者選挙公報一覧

  この度の宗会解散に伴う宗会選挙の第3(東京)北選挙区、南選挙区立候補者選挙公報の一覧を掲載いたします。本来ならば前選挙区の立候補者の選挙公報を掲載すべきところですが、報恩講などの時期と重なり、事務が行き届かず第3北、南選挙区(東京)のみの掲載とさせていただきます。

東京  定数2名 (南・北選挙区 各1名)
東京【北選挙区】定員1名


1、氏 名 池田行信
2、所 属 東京教区栃木北組慈願寺 住職
3、現住所 栃木県那須郡那珂川町

宗会解散にともなう宗会議員選挙が実施されるにあたり、私は多くの皆様のご後援をいただきまして、立候補を決意いたしました。
 このたびの選挙は、今般の宗会解散に至る宗政への不信と宗会の混乱をおさめ、親鸞聖人七百五十回大遠忌法要後の「宗門の形」をどう描くかが問われる選挙です。
 私は今回の選挙にあたり、宗門の新たな発展を目指し、以下の三つの「私の信念」と、五つの「私の願い」に立って宗政に臨む所存です。

  「私の信念」

 一、私は、「宗門を良くしたい」と願う人々との対話を重視します。
 一、私は、教学と宗務行政を理解した宗政家をめざします。
 一、私は、わたくしたちの宗門を、「社会に開かれた宗門」「世界に誇れる   宗門」にします。

 そして、以下の五つの「私の願い」の実現を目指します。

  「私の願い」

 一、現行制度の抜本的改革を!
 一、宗法改正と宗務特区新設を!
 一、教学に腰を据えた宗務行政を!
 一、寺族女性・女性門信徒の声を宗門に!
 一、情報の収集・発信基地としての東京に!

 なお、「私の願い」の詳細につきましては『行信プレス』にその概要を述べさせていただきました。あわせて、ご一読のうえ、私の意とするところをご理解いただきまして、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

〔略歴〕
 1953(昭和28)年生まれ。龍谷大学大学院博士課程(真宗学)修了後、龍谷大学、武蔵野女子大学、武蔵野大学大学院などで講師を勤め、宗会議員(一期)、全日本仏教会事務総長、日本宗教連盟幹事、文部科学省宗教法人審議会委員などを歴任。現在、浄土真宗本願寺派慈願寺住職、東京仏教学院講師を勤める。
東京【南選挙区】定員1名

1.氏 名 石上智康
2.所 属 東京教区千葉組光明寺 住職
3.現住所 千葉県君津市大和田

 私たちにとって永遠の目標は、宗祖聖人のお念佛のみ教えに導かれつつ「社会的に信頼され、本来あるべき役割を果たしていく教団づくり」でありましょう。私は伝統と先取の精神にのっとり、教団にとって大事な仕事の幾つかについて基礎的な仕事をしたい、そして、心の依りどころとなる教団にして次の世代に引き継ぎたい、そう念願しております。
 これまで私は、宗門・教区の懸案につき努力いたしましたが、なお充分とは言い難く、諸種の課題を残しております。〈ひたすら誠実に・そして着実に〉をモットーといたしまして、宗門と教区のさらなる発展のため、全僧侶の皆様方と心をひとつにして、議員活動の総仕上げをめざし努力したい、と深く心に期しております。
 ご門主様は「宗門の現行制度は、基本的に、現状維持を目的としている」とご指摘になりました。現状のままでは、急激な何体化の恐れがあります。人材の養成や教学の平易化などと共に、時間や財政の浪費などが起こらない「組織機構の改革」つまり「宗法の改正」が、どうしても必要です。

 私の意あるところをご賢察賜りまして、宗会に活動の場をお与え下さいますよう心からお願い申し上げます。

〈石上智康の願い〉
T.宗祖聖人750回大遠忌ご法要の円成
   長期振興計画の「適切な推進」と「宗法の改正」
U.さらに西高東低の流れを変え、首都圏に宗務の重点を
V.現場と本山を結び、大遠忌法要「団参」のお手伝い

@、み教えを正しく・わかり易く・ありがたく伝える布教能力の養成強化
A、親しみ易く感動的な新しい法要形式の創造を
B、首都圏宗務機能の拡充と新しい教線の開拓を
C、坊守の代表を宗会へ
D、民主主義のもとで、簡素純良にして強力な宗務執行権の確立を
E、現場の声に耳をかたむけ、教区の願いの実現に努力

石上智康の略歴 君津市にて開教に従事、全日佛理事長・日本宗教連盟理事・文化庁宗教法人審議会委員・龍大常務理事・総務(五回)宗会議長など。


1.氏 名 宮本義宣
2.所 属 東京教区神奈川組高願寺 住職
3.現住所 川崎市中原区宮内

親鸞聖人750回大遠忌法要を迎えるまで、残るところあと2年になりました。この時期に、先にすすめない宗門の現状を感じ、「このままではいけない。宗門をかえなければ」との思いで、東京教区選出の宗会議員として、自らその任を担うことを決意しました。これまで、私は、組で学び、教区相談員として教区、中央相談員として宗門に育てられてきたことを強く感じています。いまこそ、そのご恩をお返しするときであると判断いたしました。また、中央相談員として、全国の教区に関わりをもてたことは、さらに私の視野をひろげてくれました。その視点をもって、多くの教団人が期待している新しく生まれ変わって欲しい宗門とするべく、自ら身を捧げていく覚語です。

−私の願い−

@東京のみならず全国各地で、多くの現場の声を聞いてきた者として、宗門を代表とする議員を目指します。
  中央相談員として全国の寺院の現場を見てきた経験をふまえて、教区を代表するだけでなく、宗門を代表して活動していきたい。
A宗門の情報を正確かつ迅速に教区へ伝えます。
  全国を巡り、これまで感じてきたことは、ご本山で何が話され、何が行われているのかが、各教区へ客観的情報が正確に届いていないことです。そのことが宗門への不信感や宗門の閉塞感につながっているのではと考えています。伝えていく方策を考えます。
B東京教区と宗門を、皆さまといっしょにつくっていきま す。
  宗門のさまざまな課題に対して、いっしょに考え、具体的な方策をいっしょに練りあげていきましょう。いっしょにつくっていける「政策勉強会」を設けたいと考えています。
C30年・50年を見通した現状分析をする
  宗門では、これまできちんとした現状分析がなされていません。教団の現状はいうまでもなく、日本の宗教事情、日本社会の現状、世界情勢などの分析をおこなう必要があります。その分析をもとに、30年、50年を見通した計画を立てていきます。


1.氏 名 逸見道郎
2.所 属 東京教区三浦組浄土寺 住職
3.現住所 横須賀市西逸見町

 このたびの選挙は、親鸞聖人750回大遠忌法要を2年半後にひかえ、宗門長期振興計画の実働をいかにするかという、重大な岐路に立っております。
 浄土真宗は西高東低で、首都圏は真宗風土が薄いと言われていますが、実際には故郷や祖先のつながりの中に、意外にたくさんの真宗の御縁があります。私は首都圏書においても、大遠忌法要を契機として。埋もれていた真宗のつながりを掘り起こし、温かい人の輪を核として、今まで浄土真宗の教えに遇ったことのない方への伝道の推進を提唱いたします。そのためには、課題を共有できる情報伝達と、一人一人の力が生かされる温かい人の輪の組織づくりが必要です。私はこれらのことを実現し、宗門の活性化と発展をはかるべく立候補を決意いたしました。
 有権者の皆様におかれましては、私の願いをご理解賜りまして、東京教区の声を宗会に届ける上からも、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

  一人ではなく、
    みんなで変えよう 教区・教団!
(私の願い−3つの柱)

@真宗風土の活性化
・首都圏に埋もれている真宗風土を掘り起こし、根づかせよう!
・温かい人の輪で伝えよう、お念仏の喜び
            −講組織の立ち上げを−
・大遠忌をお迎えする慶びを!
            −心に響く儀礼の伝承と創造−

A情報公開
・一人ではなく、みんなで変える
・密室政治の撤廃・施策決定過程の透明化を!

B人材バンクのシステムを
・一人一人の活躍が、現場に生かされる教団づくり!
・女性・衆徒・ご門徒の活躍が生かされる教団づくり!
・適正な人事・やる気の起こる人材登用!

(略歴)・龍谷大学卒。布教使・研修講師 55歳
    ・(財)全日佛参与(財)国際仏教興隆協会理事
    ・元日本テレビ「宗教の時間」ディレクター