月組 1998年11月28日〜12月8日 宝塚バウホール
作・演出 荻田 浩一/作曲・編曲 高橋 城
シド | 大和 悠河 | ドニー | 霧矢 大夢 |
マドンナ・キャリー | 西條 三恵 | アレクシス | 楠 恵華 |
アル | 未沙 のえる | ギジェ | 京極 真耶 |
ルシファー | 美郷 真也 | ブルーノ | 一色 瑠加 |
ゴッド・マザー | 嘉月 絵理 | ガスパー | 紫城 るい |
しかし、とりあえずおもしろかったっす(^○^)。コメディの舞台って難しいと思うのですが、
ポップにはじけた部分と、ちょっとおセンチな部分とがちょうど言い具合にあって、疲れを感じることなく
見ることができました。
もちろん、そのキャラクターを見事に演じきっている出演者のがんばりも、ものすごいものだと思います。
シンデレラのお話を軸にした舞台。だれもが知っているハッピーエンドのお話だけに、
あまりにできすぎた展開にも誰も文句言わないだろうね(笑)。
いろいろごちゃごちゃと、取り込まずシドとマドンナの2人の話に比重を置いた
ところも分かりやすくて好感持てました。
タニちゃん(大和)の新人公演のおけいこしていて浮かんだというだけに、
ぴったりはまってましたね。座付きの脚本家であることの喜びをひしひしと感じてらっしゃることでしょう。
この舞台で、一本立ちってことのタニちゃん。ともかく可愛いねェ〜^^;。
なんか何をやってもゆるしてやるーって感じがしちゃいますね。キラキラとした瞳で、夢を信じる。
そんな青年が、ぴったりでした。
若さを最大の武器として、等身大ののびやかさが舞台を引っ張っていましたね。
あとは、やはり歌・・・ですかね。歌うとこになるとそれまでの勢いが半分くらいになってしまうもの…
もったいないです。
最後のオーディションで、歌を聴いている姿なんかはすっごくかっこよくて、時間がこのままキラキラと
大人になっていって欲しいなぁなんて、ちょいとおばさん入ってしまいました(笑)。
マドンナ役の西條さん。娘役の歌声には受難だと思われてきたパンチの効いた歌も見事。シドに出会って
変わって行く心のうちを丁寧に表現していて、良かったです。
このところ、月組のバウではヒロイン系の役がついて、本公演でも活躍している彼女ですが、
上手だなぁって感想しか出てこないんだなぁ〜??。
のえるさんは、毎度のことながらもう何もいうまいという気持ちにさせますねェ(笑)。 さすがといおうか…。こういう役をやったら右にでる方いないでしょうね。不精ひげのサンタクロース、 すごく暖かくて…ぼそぼそと話す話し方がいいなぁ。ずーっとずーっとがんばって下さいねェ(^^ゞ。
そして、芸達者な皆様…
いじわるなお姉さんこと、お兄様方。意地悪というよりはどーもぱっとしない2人というかんじで(笑)。
笑わせてもらった。
嘉月さんのゴットマザーは、ディズニーアニメの悪役を連想させるつくりで、迫力もの。綺麗だから
よけこわいの・・・(^^ゞ。どこにでもいそうなおじ様やらせたら絶品の美郷さんは、優柔不断なルシファー
をフットワーク軽く演じてらっしゃいました。この方組替えなのよねぇ〜サビシ(T_T)。
「ワシのタコスなぜ食べない…」の台詞の間が良かったおじさま(誰だかわからなかった)。
ラジオを放さないおばあちゃんはかわいかったよぉ…そのまま飾っておきたい(^^ゞ。
レンタルショップの
店員してた越乃リュウはなんかすごい存在感。長い手足をつかったダンスが綺麗でしたね。役作りも
なんかはまってた…。
マドンナの少女時代をやっていた人の歌声は素晴らしいしとキリがないや。
そして、シドの仲間やっていた3人。こちらもすごくのびのびとしていてよかったなぁ。
3人で思い出したが…プログラム、分かりにくすぎ!!。前から思ってはいたものの、
顔と名前が一致している場合はそんなに気にならない。でもちゃんと名前と顔が一致しないメンバーが
そろってる公演みてすごく感じたよ。この3人だってお願いだから、並べて書いてもらえないだろうかねェ。
主要の役の人以外は、学年順で書いてあるから…分かりにくすぎる…なんでガスパーだけ
MAIN CASTに入ってなかったの??。ブツブツぶつ…
ETステーションのシーンとか、むっちゃ可愛くて…懐かしくて…(私はああやって遊んだ覚えないですけどね)
ほんまに新しい風がどんどん吹いてきているんだなぁとこの間から感じています。
植田先生は、ほんまに宝塚のファンだったんだなぁって\(^o^)/。
今のところファンと同じ目線で、出演者をみて話を作ることができると思いますね。
このままずっと同じ目線で突っ走って欲しいと思います。
1998/12/20