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雪組 1999年4月2日〜5月10日 宝塚大劇場
作・演出 石田 昌也

ミュージカル・プレイ
再会
CAST
ジェラール 轟 悠 ピエール 安蘭 けい
サンドリーヌ 月影 瞳 アンドレ 成瀬 こうき
マーク 香寿 たつき ジャン 朝海 ひかる
スティーブ 汐風 幸 ミッシェル 貴城 けい
クードレイ 未沙 のえる ポーレット 貴咲 美里

今年に入って、忙しかったのと演目的にイマイチ乗り気がしなかったので、気がついたらこれが 今年初の観劇となりました。ショーが華やかでよいって聞いていて、じゃ2階からのほうが綺麗でいいかなぁと サバキ待ちをしていたのですが、結局とぉーっても前の席で見ちゃいました(金銭的にA席ねらいだったのに 1枚ありますけどってお声に、反射的に返事してた(^_^;)。)。銀橋立ち位置の辺りだったので、 スターさんがみんなまん前で立ってくれるの…\(^o^)/。幸せでございました。

再会って題名聞いた時、私が想像したものはセピア色の風景だったんだけれどなぁ・・・(笑)。 おもいっきりコメディでございました。
始まる前、チケットを売ってくださった方にお芝居の方は面白いですか?と尋ねたところ「久々に 雪組の公演で笑えたわ。もしかしたら怒るかも知れないけど」ってお答え。コメディかぁ〜( そんなことも知らないぐらいなーんにも見てなかったのよね私(^_^;))っていうのが正直な ところでしたね。

今回は初舞台生の口上から…やっぱり可愛いねェ。こころなしか娘役さんが多いような…
お化粧も昔ほどひどいひとは少ないですね。でも、眉毛ってあんなに真っ黒でかかなければいけないんでしょうかねぇ。 まあ、私の席が前の方だったから気になったことなのかもしれませんが・・・
毎年、初舞台生がいるときっと上級生の人も新たな気持ちになって気が引き締まるんでしょうね。 顔ぶれの変わらないうちの職場とはえらい違いだわ(笑)

のっけからコメディかぁ〜なんて書いちゃうとイヤだったみたいですが、 いつになくとぉーっても気に入っちゃたっんですよ。 確かに軽い(^_^;)。だけどすっごくいいよこれ、ほのぼのしてて…。
大ウソつきの集まりですが、罪がなくてよいわぁ〜。だってみんなだましだまされてるんだから。 これでもかぁ〜ってぐらい、オチつけてくれましたねぇ石田センセっ!!

で、何よりもトップコンビの雰囲気にあってますねぇ。これすごくポイント高い。こういう雰囲気が 似合うっていうのはちょっと意外でもあるのですが…ふたりともなんて可愛いのかしらん…(∩.∩)。 トド(轟)ちゃんは、プレイボーイ風のかっこよさを見せながら、いつもとは違う恋にとまどって、 調子くるっちゃってる姿が人間的。 タータン(香寿)やこうちゃん(汐風)におもちゃにされてるトドちゃん好きだなぁ〜。
君はいったい何者ぉ〜状態のグン(月影)ちゃんも、 堅物の女性がどんどん変わって行く姿が無理なくてねぇ (お芝居なんですがね)。図書館でのすごいかっこから、ナチュラルなワンピ、 そしてドレス姿まで魅力全開でした←最初のままだったら どうしようかと思ったよ(笑)。一つだけ気になったのが髪型かなぁ、なんか頭大きくみえるんだけれど…
2人ともが従来持っている硬質なイメージがそのままどっか不器用で一途 な行動に結びついてどーも憎めない人物像になっちゃってて、見かけじゃない人柄に惚れました。

全体的にまたまた役不足って感じの人が続出でしたねぇ。 主役コンビの話にしぼってある所が分かりやすくもあり、物足りなさもあり…カナ
タータンの台詞まわしっておしゃれだなぁって思う。この方ってちょっと顔まげて話すのね(笑)。 基本的に深い芝居の得意な方だと思うので、今度はがっぷりと主役コンビに食いつく役がみたいっす。
こうちゃんも、ボケ方は相変わらずうまいよねぇ〜。どーもこういう役がはまりすぎて… ええんかしらんって感じね。

あとの方々は、完全にワンポイントですね。今回はショーでがんばってらっしゃるからいいか^^;。 びっくりしたのはかしげちゃん(貴城)。この方みるたんびにこんな顔してたっけって思っちゃうんですが… あれは確か…だよねぇって(笑)。役者なんでしょか…それとも覚えにくいのだろうか??
まひる(紺野)ちゃんかわいかったなぁ…。制服姿がよくにあってました。

それにしても「男が女を捨てる時」でしたっけ…いかにもフランスでヒットしそうな題名で 笑っちゃうねぇ。ほんと楽しかったぁ〜


作 鴨川 清作/構成・演出 草野 旦
ミュージカル・ショー
ノバ・ボサ・ノバ−盗まれたカルナバル−
CAST
ソール 轟 悠 マール 安蘭けい/成瀬こうき/朝海ひかる
エストレーラ 月影 瞳 プリーザ 安蘭けい/朝海ひかる
オーロ 香寿 たつき メール婦人 成瀬こうき/朝海ひかる
ルーア神父 汐風 幸 ボールソ 貴城 けい
マーマ 未沙 のえる 少年ボーロ 紺野まひる

ずっと再演希望の声が高かった作品だけあって、流石といいましょうか、全編あきのこない迫力あるショーでした。
ずいぶんと前の作品なので、テンポが合うかなぁって心配もどこ吹く風って感じでしたね。 衣装系(あのレインボー集団だけはどーしてもヤメテ欲しいぞ)のことを除けば、とぉーっても良かったです(^_^;)。宝塚ふぁんなら一度はみましょう(笑)

しかし、一度じゃ見きれないですねェ。なまじ前で見ていたせいもあるのだけれど、 あっちこっちで、いろんなことやっちゃってくれて…、あんなところでぇ〜 ト思った時には引っ込んでぁってこと多々あり。
名曲「アマール・アマール」は曲だけ有名だしなんたって、TMPでかなめさん(涼風)が歌っていたもので、 馴染みありすぎ。でも、こんなに悲しい場面で、切ない歌だとは・・・。 やはり物語のあるショーの中の曲ですから、流れのなかで聞いたほうが良い曲に聞こえますね(^_^;)。
ソールとエリストレーラの恋も、オーロとマールとブリーザの三角関係?もとっても簡潔なんだけれど 心がちゃんと伝わるのはこの名曲のおかげなんでしょうねェ。
「シナーマン」も、TMPで見た時にゃいったぃ「ノバ・ボサ・ノバ」とはどういったショーなんだぁって ビックリしちゃいましたが・・・この中に入ると普通に思えるのが恐い(笑)。

轟ちゃんは、ちょっとのどに疲れが見えました。お芝居の時は、もともとちょっとハスキーなお声なんで、 こんな声だったかしら程度(そこまで細かくわかんないもの私にゃ)でしたが、ショーではちょっと辛そう でした。
すごく吼えてますからねぇ今回。大劇場を突き抜ける歌声はすごい迫力でしたもの。 きらびやかな派手なお衣装も無理なく似合ってかっこよかったわ。のど大事にしてね(笑)。
昔のショーだってことを感じたのは…娘役さんの使い方かな。完全に男役上位っていう体制がみえる。 今は、娘役さんも活躍できる舞台のほうが面白いですからねェ。エストローラのグンちゃんも 綺麗ではあるけれど、何もしないんだもの…(^_^;)もったなぁ〜。

オーロのタータンは、いっつも後1歩でとられちゃって・・・(笑)。しかし、パレードでも歌っていた 歌の声が、なーんか色っぽくってびっくり。こうちゃんも同じ歌うたっていたんですがねぇ。 ドキッとしちゃうわ。
こうちゃんはルーア神父。ショーでもまたマヤさん(未沙)のマーマと共に、暑い南国の風景のなかの 清涼剤的にほっこりと、そしてばっちりと笑わせていただきました。マヤさんに迫られるのを 無表情で逃げる姿がプリティよぉ〜。パレードで、マヤさんの綺麗なかっこも間近でみちゃったしねぇ(笑)。

マール、ブリーザ、メール夫人を役替りで努める3人。いやいやごくろうさんです。もう男になったり 女になったり…忙しいったらありゃしない(笑)。大勢口のことろでは必ずおどってますから…
私が見たのはCパターンだそうな(お隣さんが教えてくれた)。 マールのコムちゃん(朝海)は、ダンスが気持ちいいィ〜。今回はどーもこの方を気がつけば 探していたような気がする。ブリーザのとうこちゃん(安蘭)は、 大きな瞳が情熱的。黒塗り似合うなぁ〜。メール夫人のなるちゃん(成瀬)は、こんなにお茶目 になるとは想像できませんでしたねぇ。ごみ箱の中から出てくるシーン好きよぉ
どのパターンもよさそうですが、ブリーザとマールは反対の方が、見た目がよさそうかなぁ〜。 2人ともあんまり大柄なほうじゃなさそうなので、同じかなぁ。ちょっとその辺見た目のバランスが 気になりましたね。タータンと踊っている時はいいんですが…
個人的には、ブリーザは娘役さんにあててあげてほしいなぁ・・・・(娘役びいきなんだ実は^^;)

ボールソのかしげちゃんと、ボーロのまひるちゃんは、おいしいですねぇ。 とぉーってものびのびとやっていてかわいくってぴったり。なるちゃん夫人に 迫られるかしげちゃんも・・・なかなか(^^ゞ。
群舞のシーンが多いのも嬉しかったし、ひっさびさにすかっとした気分でショーをみることができました。 月組編も、個性派ぞろいなんで楽しみだなぁ〜。 衣装替えてくれないかしら…それだけよ私の望みは(笑)。

1999/05/11