月組 1999年7月17日〜7月27日 宝塚バウホール
脚本・演出 木村 信司/音楽 甲斐 正人/スーパーアドバイザー 小田島雄志
オーシーノ公爵 | 大和 悠河 | マライヤ | 穂波 亜莉亜 |
ヴィオラ/シザーリオ | 花瀬 みずか | セバスチャン | 華路 ゆうき |
サー・トービー | 大空 祐飛 | 船長 | 大樹 槙 |
マルボーリオ | 立 ともみ | アントーニオ | 鳴海 じゅん |
オリヴィア | 夏河 ゆら | サー・アンドリュー | 紫城 るい |
フェステ | 真山 葉瑠 |
いやぁ〜おっきくなったのねぇって(笑)今回すごく感じたタニちゃん・・・っていうか、
歌はどーも音域狭い様で・・・ある一定の音域を過ぎるとひっくりかえっちまうのが
ちょいと気にもなりますが(そーいや台詞もよくかんでたなぁ(笑))、
なんたってビジュアル的にやられたようで・・・
役的にこんなに落ち着いた役見るのはじめてて・・・憎めないボンボンって感じのイメージ強かったのがねぇ、
ちっちゃなヴィオラを包み込むようなあったかい瞳でみていた時にャ惚れましたよ。
どーもああいう瞳に弱いらしい・・・そして゛手゛ね^_^;。泣くシザーリオを慰める手がぁ〜たまらんかった(笑)
でもってとにかく綺麗。ファッションショー化していた(笑)
オーシーノ公爵のお衣装。マントを翻してさっそうと登場する様が絵から抜け出たようだった。こんなに
綺麗だぁ〜って思いながらみるのもひさしぶりかもしれない。
ちょいと誉め過ぎかなぁ・・・^_^;
ヴィオラの花瀬みずか嬢・・・可憐な声がかわいらしかったですねぇ。かなりの量の台詞もよどみなく
オーシーノ公爵が、そのままそばに置いておきたいって気持ちになるのも、その鮮明さにオリヴィアが
惹かれるのもうなずけました。
今まで顔がどうしても覚えられなかったんですが・・・今回も男装のかっこしている時と、
最後のウェディング姿がどうもひっつかなくて・・・なんでなんでしょうねぇ。
サー・トービーのゆうひ君(大空)も、私の中ではちょっと印象薄げだったのですが、よかったですねぇ。 すべてにおいて無理がないっていうか・・・。マライヤも含めてやりすぎた悪戯が 嫌味にならず軽快な感じが好印象。そのサー・トービーに利用される アンドリューもおかしかったですねぇ。こういう役のイメージついちゃいそうだよこの人。
立さんのマルボーリオはこんなにはまるとは・・・びっくり。 堅物なイメージ故によけぴったり(^^)。自分でどんどん勝手に舞上っていくのがおかしくて、手紙 読んでるシーンはかなり笑わせていただいたなぁ〜(岩陰に隠れていた3人の間も絶妙でしたねぇ。モグラたたきみたいに だったけど^^;)。よーし微笑むぞぉ〜って(爆笑)リキいれちゃって・・・。 かわいそうだけど笑っちゃいますよねぇ。あの突飛な かっことニタニタ笑いにゃ(笑)。
ヴィオラのゆらさん(夏河)は、やっぱり怪演で・・(笑)でもとぉーっても綺麗でしたね。しかし、
ならばいっそぉ〜って迫った日にゃ目が点(゚.゚)。ほんでもって、
ええんでしょうか・・・セバスチャンが相手で^_^;「妹が欲しかったの」なんて
言ってましたが。幸せな人だわ全く。
賢くてあほうなフェステのルンパちゃん(真山)も、久しぶりにオヤジの役じゃなくて(笑)。気のせいか
生き生きとしてらしたよな気もしますね。
鳴海さんのアントーニオもセバスチャン思いの一途さが、笑いを誘ってました。いい声してますね
この人。
最後に全員で並んだ時に少ないなーって思ったら21名の舞台だったよう。それ
でも舞台を見ている時は全然そんなことないぐらい、見所満載の舞台でした。
全体にとぼけた音楽がとても好きだったなぁ〜。ブィーンってかんじの民族音楽っぽい音、そして、
のんきなピアノの音。かわいらしくて、この舞台を軽やかにしてくれたような気がします。
シェークスピアってやっぱり好きだ。最初の2つの舞台を見逃したのが今頃になってちょっと悔しいわ。
できることならこの十二夜のように、オーソドックスに作ってある(ある程度宝塚の匂いがする)もの
が見て見たいなぁ。
1999/07/26