星組 1999年8月7日〜8月22日 宝塚バウホール
脚本・演出 中村 暁/作曲・編曲 西村耕次、鞍富真一/スーパーアドバイザー 小田島雄志
ピーター(ラインサンダー) | 絵麻緒 ゆう | アリスン | 彰乃 早紀 |
ミリー(ハーミア) | 秋園 美緒 | マイヤーズ市長/クライプ | 高央 りお |
ビル(パック) | 音羽 椋 | セリー(ヘレナ) | 琴 まりえ |
バート(オーベロン) | 一樹 千尋 | ブレント(ディミートリアス) | 水瀬 あお |
マヌエラ(タイテーニア) | 英真 なおき | ||
市民団体規模のがやる芝居の演出に売れない役者のピーターが呼ばれる。なんでも前の
演出家は、あまりのドシロトウ集団に嫌気がさして、逃げてしまったらしい。
そんな役者達を指導しながら、ふれあいピーター自身の生き方をも見つけて行くって話。
その芝居っていうのがシェークスピアの「夏の夜の夢」ってことなんだわ。あらすじは、
知っていたんですが…どーにも舞台のノリが好きになれなかった。
宝塚は偉大なるマンネリとはいえ、あまりに古臭くないかい?もともとこの手の設定が好きじゃないって
こともあるけど(お隣さんは、地震かと思うぐらい揺れながら笑ってたから…)、
ご立派な元彼女が出てきて、職がどーのこーのって展開になった時にゃありゃ〜、
一幕の終わりに「やめたぁ〜」って台本を
たたき付けたときにゃでたぁ〜、やめとくれぇ〜って(笑)。
後半、劇中劇の部分がおもしろかったのと、ぶんちゃん(絵麻緒)が役にはまっていたのが救いだった…。
っといつになく無茶苦茶ボロクソ書いてんなぁ私(-_-;)
そう、ぶんちゃんはものすごくかっこよかったんですよぉ〜。何もない絵麻緒ゆう主演ってバウなら、
ほんとこれだけで充分…でも、シェークスピアシリーズと名打つにゃねェ〜(しつこい!!)。
「ダル・レークの恋」で見た時に良い感じになってきはったなぁ〜って思ってたんですが、
落着いた出来あがった舞台姿で、安心してみていられました。
シンプルなお衣装(ラストの羽根つきの衣装はねぇ〜いったい(ーー;)、でもふぁんはうれしい?ああいうの??)
と、サラサラロングがほんと似合ってキャーって(^○^)、シロウト集団とは一味違う
垢抜けた雰囲気がさすがだったなぁ〜。
ヒロインのそんちゃん(秋園)は、ちょととっぽい雰囲気があってたかなぁ。笑うときにちょっと あごがあがるのがどーしてか気になっちゃったんですが、純粋で一生懸命さが かわいらしかった。歌がうまいって評判通りのエンジェルボイス(∩-∩)。ふたりのデュエット、 聞きほれちゃった。でもちょっと印象薄いかな。
オトちゃん(音羽)は、劇中劇ですごい跳躍みせてくれましたねぇ…あれはすごいよ、
素晴らしいよマジで・・・・(^^ゞ。
歌ははじめて聞いたんですが、特徴ある声ですねェ。そのせいかしらないけど
ビルとセリーが歌ってた歌が、ここ2,3日頭の中をかすめる・・・(笑)。
現代っ子ぉ〜って感じのセリー(琴まりえちゃん、かわいかったネ)との息もぴったりでした!!
そしてパック…。ポスターではほんわかとちょっとらしくなく^^;映ってたんですが、
やっぱり柄悪かった(言い方わるいなぁ^^;)
パックがほんとはなまけものの妖精だったっていうこと思い出しちゃいました。
そして、英真ちゃーん。いいわぁ〜女役にならはったん(違う・・よねぇ^_^???)?ってぐらい最近、
女役姿ばっかり見てる気がするんですけど、私こっちの方が好きみたい…
ちょっと口達者だけれど、どこかかわゆいマヌエラでした。ヒロさん(一樹)との息もぴったりで…
口喧嘩のシーンは、無茶迫力でしたね。ヒロさんはいつも以上にヒロさんで…(笑)
あの口調を聞くと嬉しくなります(まりこさんに向かってジョージって言ってたのが
懐かしい…うぅ懐古^^;)
若手さん達は…誰が誰だかわかんないの^^;。みんなすごく楽しそうで好感持ちました。
しかし、星組のバウずっとみてないとこれだけ顔わからなくなるものなんでしょうかねぇ…
幕開き後向きから、バッと振向いた瞬間、知った顔がない!って(笑)。
そのなかにオトちゃんとそんちゃんの顔見付けたときにゃほっとしましたもの…^_^;。
上にも書いたけど、「真夏の夜の夢」の劇はすごく面白かったの、途中でマジック(見事だったんだよぉ〜)
入れたりなんかして…、でもっての疑問。なんで真っ直ぐこの話を全部やらへんのやろ?って…(ーー;)。
大劇場の「PUCK」ももちろん変えてあったし…宝塚じゃ成り立ちにくい話なんでしょうかねぇ
(まあ、今回の場合ぶんちゃん主役じゃ、無理そうだけど)??
「PUCK」で思い出した…!!森の場面の入り口の曲そのまま使わんでくらーさい。
流れ出したときに体中の血が逆流したよ…ホント。←この間からこんなんばっかし(笑)
冗談じゃなくホントに全部みたいな宝塚版「真夏の夜の夢」(^_-)。
99/08/19