これだから、もうファンも遠征も辞められない(辞める気はもうとうないっす。)。
2階からみると、蒔絵を眺めているよう。マントのごとく打ち掛けをちびっと広げて歩く後ろ姿はよいなぁ〜〜。あれを作った御仁も
喜んでおられるでしょう。
そして、御代所様のお出ましによって変わる空気感が気持ちよい。
周りの人の緊張感、もちろんおふくさんだって身構えてます。お顔がねぴっと硬くなる。
かぶりつきなお席は、花道の立ち位置が人の頭で・・・。皆が見ているようなシーンはよいのですが、
既にそこにいることを知っているトカ、ずっとそこにいる時に知っているトカ、そこに沈んでいくのを知っているトカっていう
リピーターならでのシーンは堪能できなかったのがちと残念か(笑)。単にひとり横向いているやつならよいのですが、
かなりのけぞらせなきゃなりませんでしたから・・・
扇子の使い方は、いろいろありますが・・・ぴっと綺麗に投げるのはむずかしかろぉ〜〜。綺麗に
鋭角的に飛ぶとなんだかすっきりすし、たまにぐるぐるまわっているのをみるとこれは失敗?とか
考えちゃう。いらぬお世話だな(笑)
わが子が抱きたくて・・でも溺愛しすぎるおふくの様子を観て、手を差し伸べて辞めるシーンでは、
きつい言葉とは裏腹に、目には涙があふれそうでぐっときた。こういうのがあるから後の臨終シーンが
心に染みるというか、何度も観てるとあのシーンがいろんなところでちらついてくるのだ。
なんかね、女同士のバトルっていうよりは、殿方が
どれもこれも馬鹿だよな〜〜と腹立つこと数回。そういう
時代だったのでしょうけどねぇ〜〜。
貞淑だった夫の浮気を知ってしまってからは、もう忠長しかいない・・・そう思い込んで
必死になる姿が痛々しくて・・病的さ加減が半端ない。
その反面、殿御一行が京都に行く出立のシーンで、秀忠様と家光様とがしゅんとしている姿が角度的にはも
笑ってしまった。まぎれもなく。。親子(笑)。
3幕はじめに、剣の稽古している忠信に駆け寄って、汗を拭いてやる仕草と横顔が好き♪。
拭きながら口をとんがらかせていう「らちもない」(おふくが忠長が仕向けたというのだの後)がかわいくてね。この人
ほんと裏はないよなぁ〜〜と思ってしまう。そんな策略ができるのだったらとっくにおふくさん解任できてそうだとか。
完全にお江与さん目線なんかな。
細かいところをあげだすとキリないぐらいに、なんだか楽しかったなぁ〜〜。
観終わると、もう一度ってどうしても思っちゃうのだが今回は、残念ながら打ち止め
猛暑の中、千秋楽までがんばってくださいと祈っております(T_T)。
6月9日「大奥 第一章」 |
この週末も「大奥」の世界へ。金、土と連チャンで幸せ♪
2階からと、1階のかぶりつき(1列目じゃないけど、前方花道近く)で観劇。
上から見ると、舞台の端に主要人物のテロップがでていたことに気がついた。
わかりやすいっちゃわかりやすいけど、このぐらいのお話なら、なくてもわかるような・・・
花道は半分ぐらい見えないけれど、前方席っていうのも本舞台直前まで見えないのと
変わりはないので大差ない。
かなめちゃん、花道通ってる記憶なかったけど1度だけございましたな。超ラブリーなお姿で♪。
あそこはもう、おもろすぎるいや、可愛すぎる・・・・(^.^)
かなめちゃんは、元気にテンション高く、激動の半生を演じてらした。
映像を駆使して、奥行きを出す演出はちょっと映画を観ているような錯覚。
開錠の映像から鈴が鳴っての上さまのおなり〜〜。なんか高揚するのはなぜだ?
「おなぁりぃぃ〜〜」だが・・・かなめちゃんコトお江与さんも、何度かそーやっての
ご登場。しかし、この人、毎度遅れてやってくる(笑)。
ものすごく客観的にみちまうと人騒がせなお方。超セレブなお嬢様は、マイペース。
最初の登場の時にかかる音楽は、もしかして彼女のテーマ曲????
1幕は、家光が生まれるところまで、2幕は家光が将軍となるところまで。
50分の舞台に30分の休憩で4時間。
ほぼ、おふくさんとお江与さんどちらかのシーンなので、お二人とも出ていない時はお着替えなんだろなぁと
推測。お衣装にかつら・・舞台裏は大変そう。
製作会見の時の豪華な打掛もよかったけれど(舞台でみると、赤っぽい色よりも紫の方が強くみえる)、
家光を産んだ後、会いたくて会いたくて仕方なく竹千代に近づいていくシーンの菖蒲の柄のもの。
2幕だったかな、中が若草色に薄紫の打ち掛けが個人的な好み。
わりと、濃い色目で赤いものは少ないのかな。
姉さん女房ってことでそんなに若い時代じゃないのか落ち着いた色見にはなっている。
その中でやわらかい色合いの方が似合っている気はした。
強いライトがバーンと当たって綺麗なのは、家康さまがやってきた時の濃い緑のもの。
怒りに震えるお江与さん(笑)、むちゃくちゃ綺麗ですっ
ラスト、白いお召し物はすべてが浄化されたよーで厳か。
金糸の刺繍かな。おふくさんのものに比べると大人しいですが上品でそれぞれの色をあらわしてる。
そのお姿でかなり長い時間舞台上にたたずんですけど・・・
真ん中のお芝居の邪魔せずにかもしだされる存在感が半端なく、
テンション高いお役の
時折見せる「無」や「静」の空間にやられマス。
透き通ったやわらかいお顔。昨日は、ちょぉぉぉっと頬紅気になりましたか
(かなめちゃんって、あんまり頬紅入れない方がよいよねぇ・・)。
2幕後半はイタイ部分が前にでてきまして、空回り度が観ていてファンとしてつらいですが(笑)、
屈折してく経緯も理由も納得できるようにちゃんと描かれているの心情がズーンと入ってくる。
それは、違う意味で心が痛い。
観れば観るほどにクセになりそっ。
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6月2日「大奥 第一章A」 |
MY初日ですっ。
大奥というものを知らないわけではないですが、ここ数年の流行のようなものにはのっかっていないので、
一連のシリーズは知りません。まっさらな感じでの観劇ですっ。
大奥が舞台というよりも、大奥ができる過程の、それもおふくとお江与二人の女性の人生のみ
にスポットライトが当たってまして、もっと娯楽性の強いものかと思ってましたが、
全体的なノリのわりにはがっつり芝居かな。
予備知識なしに観たからか、かなり意外な方向に物語が展開していってええぇ〜〜と思っている間に
二人はお亡くなりになってしまいました(笑)。まず、おなくなりになるっていう頭なかったし・・・^_^;
女性のバトル大会でもあり、
かわいそなお話のオンパレードといってもいい。
アミーゴですか・・・女中3人さんが狂言回しのように、世の中のこととか細かい話を説明
してくれますんで、とてもわかりやすい。
かなめちゃんは、出てくるたんびにお衣装が変わって、お化粧が変わって・・・
かかあ天下な御代所で、ストレートな表現なさる。
基本、泣いて怒って忙しい。
旦那がかなりコミカルに描かれていて、出てくるとクスッと笑えるキャラでもあったなぁ〜〜
どんなにキィキィ怒っていて怖くてもどこか寂しさが見えるのは
かなめちゃんの特徴なのだろうか・・・
高笑いしながら、しっかり怒っている目の眼力とか、ファン目線の
ツボ満載(笑)。
呪文となえる声とかね(^^ゞ。←妖怪ちっくになっとりました。
おふくさんはある一定のテンションだし、
みていて飽きないのはこっちか(笑)。
華やかな内掛け姿から、落ち着いた色になり、髪に白いものが混じった頃から
かっこうと反対に美しく見えるのはいつものこと。
死の間際に見せる安心したお顔が幸せそうで綺麗で・・・・。涙腺決壊。
反対に貧しいみなりからどんどんと豪華になっている松下さんは、
どんどんと貫禄が増してキラキラ。自信がなせるわざってすごいって実感。
残念ながら、かなめちゃんは花道を練り歩くことはないけれど、
ひとりだけセリ使用。舞台転換にスライドが使われていて前方だと
ちょっと首痛い。
次は2階からの観劇!!また、どんな感じにみえるのか楽しみ♪
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6月1日「大奥 第一章@」 |
祝!!初日!!と駆けつけたかったですが・・・・無理だったので最近、貯めてあった
大奥関連の映像をみて明日に備えるっ。
ほとんどは、記者発表の時で、
あいかわらず、話す内容にブレがない(笑)。
(この日は、いっぱい取材受けていたのだろね・・・)
OGナビで一人で話しているものは、ちょっと突っ込んだ話になったていたかなぁ〜〜。
(しずしずと、話て最後になぜかイェイッって、控えめに締めくくるかなめちゃんであった(笑))
でも、台本は読んでいるとはいえ、まだ稽古入っていない段階で、
有名な話だし、一般的なイメージ像とそう変わらないのだろうなと思う。
ひねった演出も必要のないぐらいドラマ性の強い話だし。
舞台の3時間という制約された時間で(長いケド)駆け抜けるわけだからかかなりテンポのある
もののようで、退屈しないでいられそう。
花道や、回り舞台使用ってことで近くを歩くかなめちゃんを拝めるのだろかぁ〜〜。
雑誌「Leaf」の特集は、見開きの写真がある。。。レアものな特集。
豪華絢爛な内掛け姿。日本髪がよく似合ってマス。
同じ豪華なものでも、春日局様のものよりも少し華やか。一応姫だしかな(笑)
フランス人な金髪も自然に似合ってしまうかなめちゃん・・・人種なんぞ関係ない美しさ♪。
凛としているのにどことなく儚げ。遠くを見つめてる写真がとても素敵なのぉ〜〜
真正面からのお写真は、目が座っていてちょっとコワイ(笑)。表情ひとつでこんなに違うか?と
思うぐらいに貫禄がでててびっくり。
乳母VS実母。春日局をどうしても許すことができない、いたたまれない感情を
どう表現してくれているか・・楽しみ。
あの立場で、仲良く・・・なんてできないよね二人とも。
松下さんが出演された「はなまるマーケット」では、少しだけ稽古風景が流れて釘付け。
その時もかなり、緊迫した切なる雰囲気がでてました。同時に、めずらしくものすごぉぉく素
なかなめちゃんの新鮮さも見逃せなかった(すとんっと髪をひとつにまとめてるって姿も超レアもんだね)。
楽しみに楽しみに♪テンションあげて、観劇だぁ〜〜
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4月21日「懐かしい時♪美しい人♪♪」 |
懐かしい時♪美しい人♪♪
と、ショーメモリーズ・オブ・ユーの中の歌詞。
BSプレミアムの題名「メモリーズ・オブ・宝塚〜懐かしき舞台・美しき人〜」はそのままっていうか、
ここから拝借したのだろうねぇ・・・
で1回目は、うれしい「PUCK」と「メモリーズ・オブ・ユー」の再放送。
私にとってもそんな時代ですっ。
久々に、ゆっくりと見ました。
ネット上にUPされているものを細切れに見ることはあっても、がっつりと見ることはないですから。
懐かしかった・・でも、20年も前のコトとは思えないところが不思議。
今、劇場でやっているって言ってもなんかそのまますんなり思えちゃうんじゃないかっていうのは
言い過ぎか(笑)。
久々に見た男役、涼風真世。
基本は変わらないと思いつつ、やっぱり若くて・・・(^.^)かっこつけてる姿が新鮮。
すごい化粧(赤い口紅とか)も久々だもん。
当時は本当に、かなめちゃんしか見ていなかったのかもと思ったり(笑)。
ゆりちやんやのんちゃんの間にいるとホントきゃしゃだなぁって、当時はまったく気になって
いなかったもんですから^_^;。
「PUCK」は夢のある作品。
妖精、妖精といわれ続けてきたかなめちゃんが本当に妖精になっちゃって・・・
歌劇で発表された時はベタなぁ〜〜って友人と話していた記憶。
もうちっとふわふわしたものを想像したよなぁ〜〜
まさか、オーバーオール着た妖精が出来上がるとは思わなんだ。
確か、休日出勤の代休か何かで初日にいたんだっけ。トミーチュン氏が2階の一番前でごらんになっていた。
PUCK誕生のシーンは衝撃的で体が震えたよ。
映像だとUPになっているのではっきりと見えるけど、劇場(おそらく2階か3階)からだと
スモークがもっとかかっていて、本当にその中から生まれ出てきたみたいだったから。
あまりにも前のことなのだけど、においとか雰囲気とかはけっこう覚えている。
そー思うと、なんでも映像で見れちゃう時代だけど、生って大切なのだろうと思った。
阪急電車の中からお稽古場が見えて(といっても中は見えない)。
ものすごい雄たけび(笑)が聞こえていたことがあって、舞台をみてこのシーンだったのだと
納得したのも遠い思い出。
今は、稽古場とかも流れるからそういうのがあったら面白かっただろうなぁ〜〜。
まあ、知りたいけどわからない裏っていうのも神秘的でよかったかな。←負け惜しみじゃなく
ショーの方は、とにかくオープニングの印象が強かった。
♪愛をまるまる持ってきた迫力のオープニング。群舞の動きが素敵でかなめちゃんの歌に圧倒されて・・・
今から思うとファンにゃたまらない舞台だった。
22日は、「ベルサイユのばら〜フェルゼン編〜」
こちらも懐かしい。かなめちゃん出演日じゃないのが残念。なつめさんとの
大階段でのダンスが綺麗だったのぉ〜〜。横顔が並んだ写真が大好きだった。
月に回の企画だそーで、何が出てくるか楽しみだっ。
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