第1回「GS/GM音源」 GS音源・GM音源の特徴と違いを解説

  いよいよ、予告通り新開講です。^^  前回の講座では説明しきれなかった点も今回の講座では紹介していきたいと思います  ・・・でも、間違ってたら指摘して下さいね(笑)   最初なので今回のお題は「GM・GS音源」について紹介していきます。   レベルの高い内容も徐々にしていきます(笑)のでご期待を・・・   GENERAL MIDI -------- 上のマークがついている音源を通称「GM音源」と呼ばれています。 この規格が出てきたのは、いろんな電子楽器がMIDIに対応してきたのですが 音の種類がバラバラという時代が長いこと続いてきました。 このことは、どういうことかといいますと、例えばピアノの音で演奏している 曲を「A」という音源で作ったとします。同じ曲を「B」という別の音源で 再生しますと、ピアノの音ではなくベースの音で聴こえたり、「C」で聴くと ドラムの音になったり、あるいは同じデータなのに全然違う音程で演奏されたり ・・・と困ったことがよく起こりました。(^^; 私自身、MKS−7で作成された曲を当時遊んでいた「サウンド・パレット」で 再生して無茶苦茶に鳴ったことがあります(笑) これではいけないということで、「どの音色もある程度同じように鳴らせる」 標準的な音源の仕様がまとめられました。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ その仕様が「ジェネラルMIDIシステム・レベル1」です。 普通は「GMシステム・レベル1」、通称「GM」と呼ばれています。 この「GM」に対応した音源のことを「GM音源」と呼んでいます。 ただし、GM対応というのは、ピアノの部分が他の楽器ではなくピアノで 演奏される形でしか保証されていないので、とんちんかんな演奏はしないかわりに 音のニュアンスはその音源の個性によって偏る傾向があります。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^   そこで、その部分も共通化していこうという動きがおこります。   それが「GS」規格です。  GS規格 「GS」とは、元々はローランド社の製品のみの規格ですが、 今や世界的に認められている音源の標準規格に相当する規格です。 前に述べた「GM」規格の問題点を踏まえて「GM」との互換性を保ちつつ より細かく楽器の仕様をまとめた物と考えて下さい。 「GS」は、「GM」の拡張された規格ですので「GM」に含まれている機能は 全て含まれていると考えてかまいません。 では、どういった機能が追加されたのでしょう? 1:GMでは「10CH」がドラムパートに当てられているが、   GSではさらにもう1つのドラムパートを好きなトラックに設定できる。 2:GMでは、「128種類」のキャピタル・ボイスと呼ばれる音色しか無いが   GSでは、バンク・セレクトをする事により、さらに拡張された音色を   使うことが出来る。 余談:(ちなみにSC88でコントロール・チェンジの32番を使うと以下の設定を使えるっす)      コントロール・チェンジ 32番 バンク 0 = パネルのSC55MAPボタンの選択に従う       コントロール・チェンジ 32番 バンク 1 = SC55マップを使う       コントロール・チェンジ 32番 バンク 2 = SC88マップを使う 3:パーシャル・リザーブ(ボイス予約)機能の追加。   優先順位に関係なく各パートごとで最低限鳴らしておきたい音数を   設定するとことができます。これを工夫すれば途中での「音ぷっちん」を   防ぐことができます。ただし、SC88では音数が多いせいかこの機能が   ついていません。(謎) (?_?) 4:内蔵エフェクターをコントロールする機能の追加。   より細かい機能をいじるのならば、「エクスクルーシブ」を   使わなければいけませんが、「リバーブ」「コーラス」等のモードを   設定することができます。 5:GSリセットの追加。   GSモードという物をつけたのだから、その為の初期化コマンドですね。   ちなみに、レコポでは、 [SHIFT]+[\]を押したら現れる   エクスクルーシブ入力画面で以下の用に設定します。 「F0 41 10 42 12 40 00 7F 00 41 F7」 他にも「XG」規格というヤマハの規格もあるんだけれど、XGに関しては また別の機会で説明したいと思います。 エクスクルーシブの話が早速出てしまいましたが(爆)多分第3回くらいのところで 説明出来ると思いますので、期待しててください。 次の第2回は短編ですが、「SMF(スタンダードMIDIフォーマット)」に関して 説明したいと思います。