第15回 EXCLUSIVE4

  前回は、リバーブマクロのお話をしましたので、   今回は、コーラスマクロをお話ししようと思います。   コーラスの原点は、音の重ね合わせです。   音を重ねるとその音は太く感じます。重ね具合を調整したり、重ね具合を少し   ずらしたりして音の太さと響き方を調整すると、リバーブだけでは表現できない   奥行きと味を出すことができます。これが、コーラス・マクロの調整の仕組みです   実は、これはリバーブマクロとほとんど同じです。   音の響き方か太さかの違いだけです。ですから、設定するパラメータは   ほとんど同じ物といえます。   コーラス・マクロの種類は、リバーブと同じように、 [Chorus1] [Chorus2] [Chorus3] [Chorus4] [Feedback Chorus] [Flanger] [Short Delay] [Short Delay(Feedback)]   という8種類のあらかじめ記憶されたパターンが入っています。   これらのパターンを元にいろいろな響かせ方や音の深み、反射された音の大きさ、   帰ってくるまでの時間など、いろいろ調整してやって好みの音場を作成します。   これは、リバーブと表裏一体となっていますので、両方のバランスが取れたときに   絶大な効果を発揮します。   音色や打ち込みがいくらうまくても、味付けの部分であるここをおろそかにすると   せっかくの音色部での苦労がパーになることもしばしばあります (-_-;   逆にずるい考えですが、この部分でごまかせることも多いです(笑)   では、これからいじっていくパラメータのお話をします。 ※コーラス・マクロ +- CHECK SUM | [ F0 41 10 42 12 40 01 38 ** ?? F7 ] ** = 00〜07 00 :Chorus1 01 :Chorus2  02 :Chorus3 03 :Chorus4 04 :Feedback Chorus 05 :Flanger 06 :Short Delay 07 :Short Delay(Feedback)    [Chorus1] [Chorus2] [Chorus3] [Chorus4] [Feedback Chorus]   [Flanger] [Short Delay] [Short Delay(Feedback)]     この中から自分が作りたいイメージの音場に近いタイプを選びます。   *コーラス・PRE−LPF +- CHECK SUM | [ F0 41 10 42 12 40 01 39 ** ?? F7 ]     LPF(ロー・パス・フィルター)の名前の通り、高音部をカットして     低音部を素通しにするパラメータです。     感覚的には、[NRPN]で説明した、Cut_of_Freq. と同じ様な効果を重ね合わせる     コーラスに与えるパラメータです。 (ちなみにVSC−55では、受信しません)   *コーラス・レベル +- CHECK SUM | [ F0 41 10 42 12 40 01 3A ** ?? F7 ] ** = 00 〜 7F     この音場での音の太さのレベルを設定します。   *コーラス・フィードバック +- CHECK SUM | [ F0 41 10 42 12 40 01 3B ** ?? F7 ] ** = 00 〜 7F     重ね合わせる音の跳ね返りのレベルを調整します   *コーラス・ディレイ [ F0 41 10 42 12 40 01 3C ** ?? F7 ] | ** = 00 〜 7F +- CHECK SUM 重ね合わせる音のタイミングをずらすパラメータです   *コーラス・レート [ F0 41 10 42 12 40 01 3D ** ?? F7 ] | ** = 00 〜 7F +- CHECK SUM     重ね合わせによる共鳴のレートを調整するパラメータです。   *コーラス・デプス [ F0 41 10 42 12 40 01 3E ** ?? F7 ] | ** = 00 〜 7F +- CHECK SUM     重ね合わせによる共鳴の深さを調整するパラメータです。   *コーラス・センド・レベル・トゥ・リバーブ [ F0 41 10 42 12 40 01 3F ** ?? F7 ] | ** = 00 〜 7F +- CHECK SUM     重ね合わせに与えるリバーブの値を調整します。     「リバーブ・センド・レベル・トゥ・コーラス」と同時に使うと、     音源の中でフィードバック・ループが発生してノイズをまき散らすことが     ありますので注意が必要です。     (これで、実験中に音源が暴走して「がぉー」って叫びました(笑))  前回に説明した、リバーブマクロと組み合わせて、最適な音場を製作して下さい。  とはいっても、この部分は「試行錯誤」して探さないといけませんが。   「88PRO」では、EXFというエフェクターを使ってやることもできます。   例えば、EFXでエレキギターのひずみ方やスピーカーの限界の様な曇り方まで   表現することができます。これに関しては、現在研究中なので、まとまりしだい   発表したいと思います。  さてさて、いろいろ説明してきた今回の「音源制御講座」ですが、次回が最終回です  次は、「MIDIインプリメンテーション・チャート」の読み方を  説明したいと思います。  BY  いよいよ次回で最終回!? プリQ