第7回 RPN詳細

前回は、[RPN,NRPN]でなにができるのかという内容を示してみました。 では、復習もかねて[RPN]で制御できる内容を細かく見ていきましょう。 +---ピッチ幅の変更 RPN ------+---半音単位の音程設定 +---原音の周波数の設定 *ピッチ幅の変更(ピッチベンド・センス) ピッチベンドの感度の幅を設定します。最初の状態では、上に鍵盤2つ分、下に 鍵盤2つ分の幅で設定されています。 (この状態を[ピッチベンド・レンジ]が[2]に設定されているといいます) この範囲内で収まるのならば問題ないのですが、1オクターブ分も連続して 変化する場合などはとても足りません。そこで、幅を広く設定してやります。 1オクターブは、鍵盤12個分の幅がありますので、 ピッチベンドレンジを[12]にしてやります。 RPN(ピッチベンド・レンジ設定) (Control Change 101番) MSB 0 (Control Change 100番) LSB 0 (Control Change 6番) Data_Entry 12 ^^^^ ここで幅を決める ついでなので、ベンド・レンジが「12」の時の早見表をつけときます。 読み方としては、例えば「ド」の音を演奏しているとき、 ベンドを使って「レ」の音に変化させる場合は、「ド」から数えて2つ目の 鍵盤の位置にあるので、その時のベンドの数値は音階2の時の「1365」になります ギターの打ち込みにはこのテクは欠かせません。 ピッチベンド・レンジ=12 の 早見表 +------------+---------------+ | 音階 | ピッチベンド | +------------+---------------+ | 1 | 683 | | 2 | 1365 | | 3 | 2048 | | 4 | 2730 | | 5 | 3413 | | 6 | 4096 | | 7 | 4778 | | 8 | 5461 | | 9 | 6143 | | 10 | 6826 | | 11 | 7508 | | 12 | 8191 | +------------+---------------+ *半音単位の 音程設定(マスター・コース・チューニング) 各チャンネルの音を、記述されている音符の音から上1オクターブ下1オクターブの 計2オクターブまでの間、半音単位でずらすことができます。 RPN(マスター・コース・チューニング設定) (Control Change 101番) MSB 2 (Control Change 100番) LSB 0 (Control Change 6番) Data_Entry 40〜88(64が標準値) *原音の周波数の設定(マスター・ファイン・チューニング設定) バイオリンの音もたくさん重なると、ストリングスのように迫力が出てきます。 それは、一つ一つの楽器の音は同じ音を演奏していても微妙に 音程がずれているために、共鳴しあって音のコクをだしています。 さて、そのコクを出す手法は「デチューン(コーラス効果)」と呼ばれてます この周波数の設定というのは、楽器が出す微妙な音程の違いを再現する時に 使います。 RPN(マスター・ファイン・チューニング設定) (Control Change 101番) MSB 1 (Control Change 100番) LSB 0 (Control Change 6番) Data_Entry 0〜127(64が標準値) 特に吹き物系は、少しずらしてやるとコクが出やすくなります。 ^^ これを使ってもっと細かく設定できますが、それは各音源付属のインプリメント・チャート を参照して下さい。 これで、「RPN」を使った設定はおしまいです。次は、「NRPN」を 使ったお話をしたいと思います。 BY この辺調べるの、昔は全然資料がなかったんよなぁ・・・