第9回 NRPN詳細2

下の図は、毎度お馴染みの「NRPN」でいじれる部分の一部分です。 フィルター系は前回お話ししましたので、今回はTVAに行きたいとおもいます。 (分からなくなったら、過去の講座を参照しト下さい。) +--フィルター、レゾナンス 音色の | 波形設定-+--TVA----+--アタック(立ち上がり音の強弱) +--ディケイ(音のクセの強弱) +--リリース(残響音の長短) TVAとは、(タイム・バリアブル・アンプリファイア)の略称で、音量の時間変化を つけることを主にさします。 このTVAのパラメータは、アタック・ディケイ・リリース の3つがあります。 単純な音の波形で説明しましょう。下図をご覧下さい。 レコンポーザーでの使い方は右端に書いておきます。 ST GT VEL "ATTACK" NRPN(M) 99 1 * NRPN(L) 98 99 *|* DATA(M) 6 # * | * * | * "DECAY" * | * NRPN(M) 99 1 * | * NRPN(L) 98 100 * | ********************** DATA(M) 6 # * | | | * * | | | * "リリース" ______*________|_____|____________________|_____*_____ NRPN(M) 99 1 | ATTACK |DECAY| | リリース| NRPN(L) 98 102 | キーボードを押している時間 | DATA(M) 6 # KEY OFF # = 0 〜 64 〜 114 アタック 音が鳴り始めてから音量が最大になるまでの立ち上がり時間を決める成分です。 この時間を短くすれば、突然音が大きくなる効果が得られ、逆に長くすれば 緩やかに音が大きくなっていく効果が作れます。 基本の使い方は、演奏中に浮いてしまう音の場合には長くして 埋もれる音の場合には短くするのがよいでしょう。 NRPN([Attack] アタック設定) (Control Change 99番) [NRPN] MSB 1 (Control Change 98番) [NRPN] LSB 99 (Control Change 6番) Data_Entry ## (64が標準値) ## = 0 〜 64 〜 114 ディケイ GS音源でのディケイは、音が最大になったポイントからある一定の音量になる までの時間を指します。つまり、音の鳴り始めの癖の強さを調整できます。 長くすると、打楽器等の発声時間を長くすることが可能で、 反対ににこれを極端に短くすると、テクノ系の人工音がつくれます。 (例:ハープシコードのディケイを小さくすると、ピコピコ電子音風の音が・・・ ^^;) NRPN([Decay] ディケイ設定) (Control Change 99番) [NRPN] MSB 1 (Control Change 98番) [NRPN] LSB 100 (Control Change 6番) Data_Entry ## (64が標準値) ## = 0 〜 64 〜 114 リリース キーボードを離した後に残る余韻や残響音の長さを決めます。 この長さを長くすると「リバーブもどき」の音が鳴りますが、リリースの期間も 音がなっていることになるので、同時発声数を増やしてしまいます。 ちなみにリバーブは同時発声数を食うことはありません。 ですから逆の発想で、リリースを短めにしてやってリバーブを強くすれば、 音が重なる場合などの同時発声数不足による音のプチ切れを防ぐことができます。 NRPN([Relese] リリース設定) (Control Change 99番) [NRPN] MSB 1 (Control Change 98番) [NRPN] LSB 102 (Control Change 6番) Data_Entry ## (64が標準値) ## = 0 〜 64 〜 114 音の特徴は・・・ アタックの終わりディケイのはじめの部分の尖った部分に音の特徴(癖)が 含まれています。これをいじってやるといろいろ面白い音が出来ます。 これで、TVAのお話は終わりです。前回のフィルターと組み合わせることで 色々な音を作ることができます。でも、よりリアルな音に近づけるのは 実はビブラート(音のふるわせ方)の設定が物をいいます。(^^; ・・・ということで、次回の「NRPN」を使った設定は、ビブラートを やってみたいと思います。