新MIDI講座その3


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今回は要望が多かったSC−88を対象にした秘技を紹介します。
内容は「Aポートだけを使ったBポート制御」です。
まずは、A1chだけのサンプルをお聞きください。
素材:
このデータを使って話をしていきたいと思います。

まずは、このデータに以下のエクスクルーシブをかまします。
もちろん、A1chの音が出る前のところで送信するように設定します。
F0,41,10,42,12,00,01,11,00,6E,F7
加工1:
どうでしょうか?A1chだけでなくB1chからも音が出てますね?

エクスクルーシブの細かいことは、旧講座に譲るとして、
簡単に解説します。F0,41,10,42,12ここまでは決まり文句です。
次の00,01は、システム命令を送っています。
その後の11は1chを意味しており、(この場合はB1CH)
00はAポート、前の部分と併せてB1chをAポート(A1ch)に
振り分けています。残りの数字は、チェック・サム(6E)と
エクスクルーシブの終わり(F7)を示しています。ですから、
F0,41,10,42,12,00,01,12,00,6D,F7
とすると、B2chをA2chに振り分けることになります。

さて、ここからが本番です。
B1chの音色をBANK:0,PG:76[PanFlute]に変えてみましょう
F0,41,10,42,1250,11,00,00,4B,54,F7これを送るとこうなります。
加工2:では、解説しましょう。
F0〜12まではローランドのお決まり文句です。その後の50に注目!。
もし、これが40だと今つながっているポートを制御しますが、
50だと今つながっているポートと逆のポートを制御します。
つまり、音源の入力部にAポートに繋げている場合はBポートを、
逆に今Bポートに繋げている場合はAポートを制御することになります。
(普通はAポートを音源の入力につかってますよね?)
次の11,00は、プログラムチェンジ命令を意味しています。
その内容は、その後に続く00,4Bです。4Bを10進数に変換すると75。
つまり、バンク0番のナンバー76番目(0から数えるので75)を指します。
後の54,F7は、それぞれチェック・サムと終わりを意味してます。
ここまでよろしいでしょうか?

さらに、Bポートの音にPANを見ましょう。
B1の音をL30、A1の音をR30にしてみます。Aは普通にしてやります。
F0,41,10,42,1250,11,1C,22,61,F7これを送るとBの音は左に行きます。
加工3:
もう、50まではいいですよね。11,1CがPAN命令になります。
22は10進数に変換すると34。PANは64が中央なので
34は、L30を表します。あとは、チェックサムと終わりですね。

最後にこれらに工夫を加えて、B2をA1のユニゾンで使ってみましょう。
それには、まず、B2をA2で使えるようにしてからB2をB1に関連づけてみます
F0,41,10,42,1200,01,12,00,6D,F7これでB2をA2に関連づけ、
F0,41,10,42,1250,12,02,00,1C,F7これで完了。
この作業でA1にノートオンを送ると、B1,B2からも音が出てきます。
そして、B2chは、スイープPAD(BANK0.PG:96)を使ってみます。
F0,41,10,42,1250,12,00,00,5F,3F,F7以上でB2の音色変更完了
さて、できあがった物はこれです。
加工4:
他にも音量などいろいろ変更可能ですけれど、Aポートだけで
Bを使おうとすればすべてエクスクルーシブで制御しないといけないのが面倒です。
ですが、この技はかなりいろいろ使えそうで、私も研究を進めて使っています
長くなりましたけれど、以上で今回は終わりたいと思います。
ありがとうございました