新MIDI講座その4「Limited Multi」


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ドラム(サンプルはGSデータ(SC88系推奨)です)のロールに関してのお話です。
まずは、シンバル・ロールのベタ打ち(下手打ち?)を示します
シンバルロール(ベタ打ち):
このデータを使って話をしていきたいと思います。

まずは、このデータを聞いてどう思いました?
音の粒が立っててなにか機関銃みたいな感じ!?ですね。
では、今回の重要なスパイスの「リミテッド・マルチ」を入れてみます。
シンバルロール(Limited Multi =1 (on)):
だいぶましに聞こえますね(笑)この「リミテッド・マルチ」とは、
同じ音(ノート)を同一chで連打したときの処理を
どうするかを決めるパラメータです。この処理には3つの方法があります。

  1:前の音を一切無視して新しい音だけを優先する(マルチOFF状態)    
  2:前の音を、一つ前の音だけを残して処理する。(リミテッド・マルチ状態) 
  3:前の音を、全部残して処理する。(フル・マルチ状態)          
昔のGSでは、ドラムの初期値は前の音を一切残さない処理(マルチOFF)
になってました。最近の88系ではこの辺はかなり改善されていますが、
ベタに打ち込むと最初の機関銃みたいな感じになります。
2番目の例では、1番目の例に、リミテッド・マルチをかけた状態です。
エクスクルーシブでのこれらの使い方を以下に示します。

[ F0,41,10,42,12,40,ch,14,**,CS,F7 ]
ch ・・・ 演奏対象が10chの時は 10、1ch〜9chの時 11〜19、11ch〜16chの時 1A〜1F。
** ・・・ マルチOFF = 00、リミテッド・マルチ = 01、フル・マルチ = 02    
  CS ・・・ チェックサムです。例えば10chにLIMITED_MULTI入れた場合、1Bになります

上から、10chにリミテッドマルチをかける場合のエクスクルーシブは、
[ F0,41,10,42,12,40,10,14,01,1B,F7 ]
になります。これを演奏する前に入れて置いて下さい。

次は、スネアドラムでのロールの例を示します。
それぞれ、聴き比べて違いを認識して下さい。
スネアロール(ベタ&マルチOFF):
スネアロール(ステップずらし版&マルチOFF):
スネアロール(ステップずらし版&リミテッド状態):
スネアロール(ステップずらし版&フルマルチ状態):


リミテッド・マルチの感覚おわかりでしたか?
ついでなのでおまけの小技も紹介します。
手抜き技ではありますが、シンバルロールに限っては
アタック値を+20ぐらいしてやるとロールになります。
ただし、他の音への影響が大きいので専用ch設けるか
すぐに元に設定を戻すか等をしないと大変なことになりますが(笑)
シンバルロール?(ベタなので単音):
シンバルロール(Attack値 +20すると・・・):

最後にも一つおまけ技を。オープン・ハイハットから、
ハーフオープン・ハイハットを作ってみます。
これもアタック値を-10くらい下げてディケイ値を-10以上にしてみます。
また、好みに応じてさらにディケイ値を下げるのも良いです。
ハイハット(オープン&ハーフを交互に鳴らしてます):

とりあえず、この辺で失礼します。
気が向けば、次回があるかも?