VAMP製作記録

  ここでは先日完成させた「VAMP」1/8の塗装を中心にご紹介していきたいと思います。

 ■バリや湯口はきれいに削り、600番位のサンドペーパーでならしておきます。今回、甲冑?や羽等の肉厚が
気になりましたので、薄く削り込みました。(これが一番大変だった。)あと、骨盤のあたりのモールドがあやふや
でしたので、一応、しっかりと作り直しました。
■え〜まず、ここが私の塗装スペースです。ホビージャ
パン(何月号だったっけ?)を参考に作成しました。
すぐ横に流しがあると言うのがミソですね。

■塗装するフィギアは、当然型抜き用の油を落として
あります。今回は、離型剤落しとして自転車の油落し
フィニッシュライン.ディグリーザーを使いました。
プラスティックOKと書いてありましたので。一応、何の
問題もありませんでした。
■Mr.サフェイサー1200(グンゼ サンギョウ)をスプレー。
下地を作ります。塗料の食いつき、及び小さな気泡の
発見のため。

■次にアクリル絵の具の下地に使う、ジェッソ(白)を吹き
ます。上に重ねる色の発色が良くなります。

■遅れました。塗料はリキテックス(アクリル絵の具)を
使用しています。本職の方もこれですので・・。

■ハンドピースは、トリコンです。ノズル口径0.2mmと
0.3mmの二つを使い分けています。
■適当に汚い赤系の色を吹いて肌の下地の色にします。
甲冑と肌の際などのベースになります。
ご参考までに(アクラレッド・イエローミディアムアゾ・チタ
ニュウムホワイト・パアーマネントイエローライト等の混色)

■しっかりと窪みや溝に吹き込むのがミソ。

■パレットは果物とかを盛りつけるガラスの小皿。混食する
時など塗料が皿の中心に集まるので重宝してます。また、
色が余った時など、ラップをかければ2〜3日はもちます。
■先ほどの上に今度は紫系の色を吹きます。透けて見える
血管の色ですね。先ほどの赤は筋肉や筋。
■次に、ジェッソとカドニウムイエロー・プリリアントオレンジ
等混ぜた色を吹きます。(肌のベースですね)

■そうです。そのとうり、人間の解剖図などを参考に作業
されると結構いいと思いますよ。

■真ちゅう線やランナーに部品を付けてやってます。
指でつまんで吹くんですが、くるくる回せるし下の写真
みたいに乾かせるし、いいことずくめ。
■その後、チタニュウムホワイトを少々混ぜた、コバルトブル
ー、ローズ、カドニウムイエローなどでお化粧をし(この辺は
経験です。)人肌に近づけていきます。

■顔は命!体の倍の神経と時間を費やしています。
パステルを使って本当の化粧をする感覚で最後の仕上げを
行います。完成後にMr.スーパークリアーつや消しを
軽く吹きます。

■小物はこういうふうに、ガムテープなどに張り付け吊るし
ておきます。
■おお!一気にこうなってしまった。
甲冑は下地にエナメルのセミグロスブラックを塗り、完璧に
乾いたところで、Mrメタルカラーのステンレス
(グンゼサンギョウ)を塗りました。
乾いた後でティッシュなどで磨きこむと、本物の金属みたい
になります。

■膝の宝石のような部分はエナメルの艶消しレッドの上に
ラッカー系のクリヤーをその上にエナメルのクリアーレッド
を塗ってあります。あ、その上にまたラッカーのクリアーを
塗りました。
■この小さい万力がいろんな面で重宝します。
必ず揃えたい道具の一つです。
■ゴールドはエナメル系その上にラッカーのクリアーを
塗ってあります。

■羽は唯一失敗した所。吹き付けの時、調子に乗りすぎて
吹き出し口の手入れを怠ったために、最後の最後に砂目
状態に(瞬間)なってしまって、ぶつぶつがついてしまいまし
た。泣きながら仕上げのクリアーを吹きました。


■完成までに2週間。時間にして30時間位でしょうか。


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