今回、WJ-403を製作するに当たって使用した塗装関係の材料を御紹介します。

仕上げ用のMr.スーパー・クリアーつや消し(グンゼ産業)と下地用プラサフ(ソフト99)


−アクリル塗料−
■リキテックス/ソフトタイプ■
(蛍光系)蛍光ブルー、蛍光オレンジ、蛍光イエロー、蛍光ピンク、蛍光グリーン
(青系)ウルトラマリンブルー、ブリリアントブルー、(黄系)カドミウムイエロー、イエローミディアムアゾ
(赤系)ライトマゼンタ、ミディアムマゼンタ、カドミウムレッドライト、(緑系)パーマネントグリーンライト
マースブラック、チタニウムホワイト
■ホルベイン/アクリラガッシュ■
チタニウムホワイト
■ターナー/アクリル・ガッシュ■
ローズ
(ガッシュは完璧に艶が消えるので、ワザと筆跡を残しコットンの質感を表現、ショーツに使用しました。)
(頭の下地のために用いたブラック系以外はすべて肌の色作りに使用しました。)


-ハードタイプのパステル-
20数年前に購入したもの(確か西ドイツ製)。仕上げの部分塗りに使用します。
カッターやサンドペーパーで粉状にし、筆でホンワリとなで塗りします。
(なれるとハンドピース以上の働きをしてくれます。顔の化粧、関節やわきの下のくぼみ等に使用しました。)

−エナメル塗料−
■タミヤカラー■
瞳の透明部分の盛り上げ、唇、爪等に使用しました。
(爪はクリアーレッドを極微量クリアーに混ぜて塗りました。)


−面相筆−
500円〜1000円位の物
(上の3本はパステルのなで塗り用です。)


これは塗膜と光の反射の関係を表した図です。(判りやすく色分けしました。このような色を使用しているわけではありません。)
リキテックスソフトタイプはハンドピースで2〜3回位吹きつけても下の色が透けて見えてしまいます。
私はその短所を利用して、何層もの色の重ね具合で最後の肌色を表現しています。

■塗膜E=サフェーサー(グレー)
■塗膜D=ローズ系レッド(筆塗り・ワザと下地のサフェーサーが所々見えるように粗く筆塗りする)
この透けたグレーが肌色系の色を塗り重ねて行くと最後に薄い青緑色の毛細血管のように見えるのです。

■塗膜C=ハンドピースによる吹きつけ(7色位・1色に対して2〜3回位吹きつけます。)
塗膜Cの上の方は蛍光系の色を多用しています。

■塗膜B=パステル

■塗膜A=仕上げつや消しクリアー
多少のでこぼこがあった方がよりリアルな肌の表現が出来ます。吹き付けの距離、圧力等、考えながらやっています。


いかがだったでしょうか?皆様のフィギュア塗装の御役に立てば幸いです。

さて、次はボークスの「キャット」「トレイナー」を同時進行で仕上げる予定です。お楽しみに。2001.3.14


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