イラク戦争の2年--憲法を考える
        Quappa
        2005年3月18日(金) 18:30〜20:30
        市原市民会館 三階会議室




1 民衆と戦争
 (1) 犠牲となるのは民衆
     @ 東京大空襲
     A ヒロシマ・ナガサキ
     B 満蒙開拓団
 (2) 政府の姿勢

2 世界はなぜ、アメリカのイラク戦争に反対したか?
 (1) 国連の基本的しくみ
     @ 勢力均衡方式
     A 集団安全保障方式
 (2) 武力行使の許される条件(憲章§42&51)
     @ 先制攻撃の撃退
     A 安全保障理事会の武力行使容認決議

3 この二年間の出来事
     @ 偽情報に基づく開戦
     A ブッシュ大統領の軍服姿
     B 小泉首相のアメリカ支持
     C 気分は戦争
     D 日本人人質事件
     E 立川・自衛隊宿舎ビラまき事件
     F 主権委譲
     G 多国籍軍への編入
     H 防衛庁内の文民統制
     I 自衛隊法改正
     J 制憲議会選挙

4 解釈改憲の歴史
 (1) 原点
 (2) 自衛隊発足
     @ 個別的自衛権
     A 海外出動禁止決議
 (3) 湾岸戦争後
     @ 武力行使との非一体化
     A 武力行使と武器使用
 (4) 周辺事態法
     ○ 後方地域支援
 (5) テロ対策特別措置法
     @ 活動実施地域拡大
     A 武器使用範囲拡大
 (6) イラク復興支援特別措置法
     @ 非戦闘地域概念
     A 占領活動への参加と交戦権

5 イラク派兵の違憲・違法性
 (1) 個別的自衛権の範囲を超える
 (2) 武力行使に該当する可能性
 (3) 交戦権の行使ともいえる
 (4) 国連憲章にも違反
 (5) イラク特措法にも違反

6 第9条改憲のねらい
 (1) 憲法による自衛隊の認知
 (2) 集団的自衛権行使の承認
 (3) 国民の国防協力義務の導入
 (4) 国連の軍事活動への参加
 (5) 日本企業の海外権益を自衛隊が守る

7 第9条の今日的意義
 (1) 近隣アジア諸国の平和と安定に役立つ
 (2) 非核・軍縮の課題達成に役立つ
 (3) 安全保障観の転換に役立つ
 (4) テロ攻撃に軍事力では対処できない

8 近隣諸国との危機は人為的につくられている
   〜改憲への雰囲気つくり〜



■ 質 疑
 (1) 制憲過程における芦田修正
 (2) 60年安保と自衛隊の治安出動
 (3) スマトラ沖地震復旧支援への自衛隊派遣



■ 参加者は約50名。
  連絡会のシンボルマークを500円で販売