ホテルセンチュリー静岡


正面全景
                                       
静岡市南町18−1 ●054-284-0111

2005年12月
  2006年1月 St Double-Single Use

 年末に6泊、年始に2泊、二日おいてもう1泊。三週間のうちに9泊というのは、もちろんはじめての体験。

(1) 細やかな心遣い
 @ 年末のステイの初日。JR東海版のミニ時刻表が静岡駅改札外売店ではすべて売り切れており、入手出来ず。フロントに時刻表の閲覧を所望。
 電話口でF田さんは、該当ページ(東海道在来線)をコピーしようかというので、冊子のままがよいと返答する。ほどなくして、F田さん本人が持参。『JTB時刻表』の東海道線ページに、静岡駅の定期入れにはいるポケット時刻表がはさんであった!!

 A この細やかな心遣いには感服した。もちろんブルーレターに記した。
 「お褒めの言葉を頂戴しましたスタッフ本人にも伝え、事例として宿泊課スタッフにも紹介させていただきました」との返信があった。
 年始のステイの際、ご本人からあいさつを受けた。「ささいなことに気付いていただくと、仕事をしていく上での励みになります」と。話し方やその内容といい、物腰といい、このホテルに来る前に結構な経験を積んでいることが想像出来る。フロント業務の充実発展にリーダーシップをとれる人材だと思う! 活躍を祈る!!

(2) F田さんに関してもう一つ。
 @ やはり、年末の初日。ポットに電気が通らない、つまりお湯が沸かない。
 その旨をフロントに伝えると、F田さんが先の時刻表と水を満タンにしたポットと電気コードをもってやって来た。
 A ポット本体の故障か、コードの故障か? どちらにも対処出来る用意をしてきたのだ。このことからも、経験の豊富さをうかがい知れる。

(3) 新しいポットでお湯が沸き、さあ、お茶を飲もうとカップを取り上げたとき、かすかだが縁に口紅が付いていることに気がついた。
 @ フロント係を呼ぶのも気の毒なので、お茶のはいったまま、受け皿との間に「これは口紅でしょう」と記したメモをはさんだ。翌日、何らかの返信があるかと期待したが、何もなかった。
 A もちろん、ブルーレターに記す。「マニュアルの再徹底と再発の防止に努める」との返事があった。年始のチェック・インの時、副支配人からお詫びのあいさつを受けた。

(4) 客室窓際のテーブルにポインセチア
 @ チェック・インしたのが12月25日。
 「少しでもクリスマスの気分を味わっていただこうと、スタッフ一同の気持ちです」と言われたのだが、はじめてのことて、わたしへのプレゼントということがピンと来ず、御礼の言葉を言えなかった。造花かな?なんて考えてさえいたのだ! 後日、葉が落ちて、生花であることを知った。トホホ。

 A 一人で食事をするのもわびしいなと躊躇しているうちに、館内のレストランはどこも満席となる。駅ビルで豪華なトンカツ定食を食べ、半額のケーキで、クリスマスの夜を過ごしました。想い出に残る夜です。
                  <2005年のX’mas>
           
 B ポインセチアはもちろん、シッカリ持ち帰りましたよ。まだ元気です。

(5) 予約時に、卓上電気スタンドと加湿器を依頼。リクエストどおりにセットされていた。PC用に二股コンセントも。
 A 最後のステイでK西さんに「加湿器はいつまで必要か?」と問われた。次回は夏になるはず、夏には不要と答えた。早速コンピュータに打ち込んでいた。これからこのデータはシッカリと活用されるはずだ。そればかりか、他のスタッフから「次回は夏ですか?」と声をかけられた。
 B すべての階にLANが設置され、無料で利用出来るようになった。年度当初の要求が実現したという。夏に18階で感じた回線速度の遅さも気にならず、十分に利用出来た。
 C 最後の一泊は、PCの代わりにビデオとDVDを持参。K西さんにビデオデッキの貸し出しを希望したら、DVD付きもあるとのこと。もちろんその方がよいので、セットしてもらう。最新の機械がレンタル用に用意されているとはお見事!ただ今回はよいが、AV機器をセットすると、PCを使うには卓上は狭すぎる。

(6) 年末は08:00前に出かけて、22:00過ぎに帰るというスケジュールを5日間こなした。写真は、いつも安眠を提供してくれるベッド。バスローブも付けてくれる。左のビニル袋はランドリーの仕上がり品。土日が休業なのが残念。
           

(7) 宿泊客ラウンジ
 @ 18階エグゼクティブ・フロアには、宿泊客が利用出来るラウンジがある。
 開業当初はエグゼクティブ客のみが利用出来、アルコール飲料もフリーだったと知った。わたしが利用するようになってから、宿泊客ならだれでも利用出来るようになった。ただし、飲み物はコーヒーのセルフサービスだけだ。このサービス開始時には、ラウンジのドアに施錠はされていなかったが、いまはルーム・キーで開けるようになっている。
 朝食後、コーヒーを飲みながら新聞を読む。相客もめったになく、ゆったり出来る。
 A 今回、めずらしく相客があった。
 これがいただけない。母親が幼児を連れて来ていた。その子は走り回るほどではなかったが、やはり場違いな客だ。
 さらに母親の格好ときたら…。浴衣の上にバスローブを羽織り、足は室内履き。子どもとのやりとりから、18階に泊まり、ラウンジを使い慣れていることがわかった。
 「ホテルの品格は客がつくりだす」と言われる。こういう客に注意を促すことができるような巡回があってもよいだろう。
 B ラウンジ内の会議室が業者との打ち合わせに使われたようだ。営業スタッフらしき人物が、客室係を呼び、コーヒーメーカーでいれるコーヒーが「ウスい」と言い、器具の調整を求めた。ベルもやってきて器具をいじっていた。「お騒がせしました」と言って去ったあと、飲んでみたが、濃くはなっていなかった。
 次回は改善されていることだろう。

(8) ドアマンには時に緩みがみられる。ベル・スタッフはフロント周辺の客の動きによく気を遣っている。あちこちから、「行ってらっしゃいませ」「ごゆっくりどうぞ」の声がかかる。声の方に目をやると、こちらをみて微笑んでいる。歓迎されていると思えて嬉しくなる。
 「このホテルに泊まったら、静岡では他には泊まれないよね」と、同僚と話している。(2006.01.31記)


2005年11月 St Double-Single Use

 予備校の仕事で土日に2泊。

 チェック・アウトの際、フロントのN川さんから
 「今回、メイドの対応は如何だったでしょうか?」
と尋ねられた。
 前回のステイの際、客室係の廊下での不快な対応をブルーレターに記した。副支配人から「客室係もホテルスタッフの一員なのだから、客室の掃除だけでなく、お客様のもてなし方を再教育する」との返信があった。その再教育の成果を尋ねてきたのだ。
 しかしながら、今回は客室係と顔を合わせることが一度もなかったのだ。だから、こう答えるしかなかった。
 「それがね、今回は一度も顔を合わせる機会がなかったのです」と。

 滞在中のクレームに対して、チェック・アウト時にフロントで重ねての謝罪を受けることはめったにないこと。それが前回のステイのクレームについて確認してくるとは! わたしごときの意見・感想に真摯に対応してくれていることを実感出来た。


2005年8月 St Double-Single Use

 今シーズンも静岡遠征が始まった。
 これまでの長距離移動が無くなり、体力的には楽になったものの、気分的にはさびしくなった。藤枝・清水を往復するだけ。海も富士山もなし。静鉄に乗車できることが、楽しみというところ。

■近頃、キャスター付きのスーツケースを手に入れた。
 今回、本格稼働となった。宅配便で事前に送っていた衣類や書籍も、詰めてみたらすべておさまってしまった。相当な重さである。キャスターがなければ、絶対に無理な重さだ。そのうえ、はじめての操縦だ。路面が平坦なところは楽に走れるが、凸凹だと苦労する。階段の昇降も、もう一つのバッグを持つ身にはシンドイ。普段は見向きもしない電気自動階段や電気昇降機を多用した。
 転がして玄関に近づくと、ドアマンが近づいてきて、運んでくれた。彼は転がさず、持ち上げて運んでくれた。
 ビジネスバッグをハンドル部を利用して運ぶやり方を会得したのは、帰路の新幹線ホームにおいてであった。

■チェックイン。最初は「研修中」の男性が対応したが、顔見知りの女性スタッフが事務を引き継いだ。チェックイン・タイムよりも少し早く到着したので、禁煙室の準備がまだ整っていないという。それでも多少の身支度が必要なことを察してくれて、一時的に別の喫煙部屋を用意してくれた。顔を洗い、靴を履き替えて出かける。臭いが気にならなかったので、このままにしようと思ったが、やはり西側の禁煙部屋に拘ることにした。
 この部屋では、ハンドタオル一枚とコップだけを使った。模範生だよな。帰館すると、履き替えた靴と荷物は新しい部屋に移されていた。
 西側に固執したのは結果的に失敗だった。18階の西側は、隣のビルの屋上が目の下。エアコンの室外機、窓ふきゴンドラ、作業員がイヤでも目につくのだ。今後は禁煙対応で北側を希望しよう。

■今回、18階を選択したのは通信回線の関係からだ。この階だけLANが設置されている。しかも無料で利用できる。他の階だとアナログ回線しか使えず、プロバイダの全国共通番号05××−をダイヤルするとホテル交換機が長距離通話として扱い、その利用料がバカにならないからだ。
 しかしLANの通信速度は遅く、実測2.6M程度の自宅のADSLの方がよほど速く感じられた。

■ひとつ試したことがある。
 いつもリクエストする卓上電気スタンドだ。いつだったか、すでに用意されていたことがあった。だから今度は黙っていた。用意してくれることを期待して。でもハズレだった。結局、電話をするはめになった。

■最初の晩、仕事を終えて帰館したら、ドアマンは「いらっしゃいませ」だった。
 帰館は22:00を過ぎ、レストランはすべて閉店。だからコンビニ弁当に頼ることが多い。ビニル袋を下げて正面玄関を入るのは気が引けるので、通用口を利用することが多かった。でも出かけるときは玄関から。彼らは気さくに話しかけてくれた。

 客の動線とスタッフの動線とがダブったり、クロスするとき、通常はスタッフが立ち止まって道を譲ってくれるものだ。だが、都内でも客が譲ることがある。今回、わたしが部屋から出たとき出会った客室係はチラッと振り向いただけで、大きな背中をみせたまま一目散に従業員部屋へ駆け込んだ。静岡では二度目の体験だ。

■チェック・アウトは土曜日。
 朝食レストランは、09:00を過ぎても混雑していた。
 仕事のあるときには、時計を気にし、「とりあえず食べる」という感じ。ラウンジでコーヒーを飲むときも、時計とニラメっこ。しかし、帰ることだけが仕事となった日の朝は、ユッタリとたくさん食べることが出来た。料金のモトをとれたかな? まだかなぁ? 時計ではなく、お金とニラメっこだった。


 レストランの会計は部屋付けにしている。
 ディスプレイの画面を見るとわたしが割引対象の客であることがわかるらしい。黙っていても割引料金で請求される。朝はあわただしいせいか、無割引で請求されることが多い。そこで割引対象のカードを最初から提示することにした。ところが担当者によってはレジ操作ができないらしい。予約電話受付中の黒服女性に依頼して去った。この女性、受話器を肩とアゴではさんで起用にレジを操作する。みごとだった。
 翌朝のレジも彼女だった。わたしの顔を覚えていたのか、申告なしでも割引料金だった。「昨朝はお見事でした」とほめたら、「申し訳ございませんでした」と恐縮していた。(05.08.25記)


2005年7月 Dx Double-Single Use

■毎週土曜は、静岡巡業の日。
 しかし、行ったまま帰って来れなくなってしまった。大雨のために新幹線が止まったからだ。
 いつもの時刻に、車内で食べる弁当を買ってホームにあがる。ホームを行き交う人々を眺めるのは楽しいものだ。ホームの公衆電話から、母の容体を確認し、「降雨が激しいのでダイヤが乱れる可能性]を告げておく。そして、夕食もいつもよりも多めに買う。車内に閉じこめられたときの対策だ。
 乗車予定の「ひかり」の前の「こだま」が遅れているらしい。発車時刻になっても到着しない。そして、ついに「運転基準を超える降水量があったので運転を見合わせる」との放送が入る。
 すぐ家に電話をし、静岡に泊まることを申し出ると、あっさりと了承してくれる。出来た妻だ。駅とは目と鼻の先の泊付けのホテルに、電話を入れる。ウォークインよりはスマートだろう。
 駅からみえる窓には灯りはたくさんは見えず、空室があるように見えたが、スタンダード室は満室で、デラックス室となってしまう。ポイントをためて、それを使って泊まる計画を立てていた部屋だった。
 結婚式の客が駅構内を闊歩していたし、観光バスも玄関に泊まっていたので客室稼働率は高かったのだろう。繁盛するのはよいことだ。
 みどりの窓口に、旅行中止を申し出て、特急券の全額払い戻しを受ける。新幹線改札口では「運転見合わせ」の知らせを白版に記入していた。書いている最中に旅客が問い合わせるものだから、駅員は面倒くさそうに応えている。「再開の見込みは?」と聞かれても、応えようがないのはわかる。

■吹き付ける雨を避け、屋根のある通路を通ってホテルに入る。普段なら、ドアマンの態度を確認するために、わざわざ正面玄関に回るのだが……。通用口からはいると、副支配人が出迎えてくれた。予約電話のせいだろう。フロント・スタッフもにこやかにあいさつしてくれる。
 レジスター・カードにサインだけして、部屋へは副支配人みずからがアテンドしてくれた。 ラグビー・ジャージーを着て、サッカー・シューズを履き、ビジネスバッグをもった男への応対をみて、他の客は「あいつはなに者?」と訝しく思ったことだろう。
 新幹線の運転見合わせを伝えると、彼も「出勤途中、安倍川の水位が目に見えて上昇しており、退勤時が心配だ」と語る。ついでに8月遠征時の宿泊予約も依頼する。

■全室にADSL接続端子は設置できたのかと聞いてみる。予算は付いたが工事はまだだという。正月は、客室からプロバイダの全国共通ダイヤルに接続すると、交換機が長距離通話と認識してしまい、接続料金が高くついてしまったのだった。

■デラックス室はさすがに広く、ひとりではもったいない!!
 北西の角部屋なので、駅がよく見える。ソファに座ってホームを見下ろすと、300系の「こだま」が停まっています。着替えてから見ると、まだ停まっています。弁当を食べ終わって見ても、まだ停まっています。テレビの合間に見ても、まだ停まっています。窓には横殴りの雨。水滴が横に走って行きます。
 下界の惨状をよそに、いつもよりずっと早く、ベッドに入りました。付けっぱなしのTV画面に「新幹線運転再開」のテロップをみたような気がしましたが、時刻は不明。そのまま眠りにつきました。

■客室単価はスタンダードより一万円も高いのに、ベッドも掛け布団も同じ。ソファもテーブルも同じ。冷蔵庫の中身も同じ。浴室のアメニティも同じ。タオルの数も同じ。バスローブが標準装備になるが、シャンプー類がボトルなのにはマイッた。
 洗面台は独立している。排水口の周りに水あかはみられなかったが、バスタブの排水口の清掃状態はよくなかった。タオルでこすれば簡単にとれる水あかがついていた。あらゆる箇所にまんべんなく気を付けることは根気のいることなのだろうが、チェック項目を一つひとつ確認していけば何とかなるだろうに。なんのためのリストなのだろう?

■06:00に一度目覚め、次に気がついたのは08:30。シャワーを浴びて、ホントウに久しぶりにカミソリでひげを剃る。多めに用意した弁当の残りを食べ、10:00にチェックアウト。またまた副支配人の見送りを受ける。玄関にはK大学保護者会の看板が立っていた。

 駅構内の店で、首と肩のマッサージを受け、ホームにあがって家に電話をすると、「なんでもっと早く連絡をよこさないの!」とおしかりを受ける。「申し訳ございません、Pandaさま!」とは言わないものの、電話機に向かってペコペコしてしまう。「あ〜ァ!」。
 約3時間後、最寄り駅で拾ってもらって、母の病院に行く。


列車は入れ替わっていた?!
 7月9日(土)、ホテルの部から「まだ『こだま』が停まっている」とみていたが、そうではないことが判明した。
 16日の用務先では、「先週の帰路はどうしましたか」があいさつだった。藤沢へ帰宅するKさんは、遅れて到着した「こだま」に乗車したが、しばらくして乗客全員が降ろされたのだそうな。
 後続の「ひかり」で病人が発生し、病人を降ろすために「ひかり」をホームにつける必要がある。そのためには「こだま」をホームからどかさなければならない。そこで、「こだま」を運転打ち切りとして、旅客を降ろし、車両を東京方に移動させ、空いたホームに「ひかり」を入れ、病人を収容。「こだま」の乗客を「ひかり」に収容したのだそうな。乗客が少な買ったので、全員座れたそうな。

 ホテルの部屋から、車両の屋根の汚れなどを識別し、同じ車両が止まっていたと判断していたのだが、わたしの目は節穴だったらしい。
 ところで、静岡駅には引き揚げ線などないので、「こだま」は本線上に止まっていたのだろう、運転再開まで。しかし、どこに止まっていたのだろう? 次の閉塞区間まで前進したのだろうか?



2005年1月 Double-Single Use

 1月4日から静岡に来ている。今回は、6年目にして冬場に初めて雨に降られた。
 デジカメを持ち歩いていると、見慣れた景色でも再認識させられる。富士川橋梁上り線から見る富士は、電柱以外の障害物がなく、みごとです。沼津の民家で正月の門飾り、とても珍しいものを見つる。

 移動の際に寝台特急に出会う。
 わたしがのる列車のあとを下り「富士」が追いかけてくる。ホームで待っていると下り「あさかぜ」が通過してゆく。どちらも、見納めかなぁ。3月改正で廃止されたり、併結されたりで…。

 めげることもあって…。
 来るときに、三島駅在来線ホーム売店で『中部版ポケット時刻表』を購入する。棚には「新春版」がズラリと並んでいるのに、車中で開くと、なんと「秋版」。古いものを掴まされたのだ。下車した沼津駅ホーム売店に交換を申し出てみると、どこかと連絡を取ったあとで認めてくれた。
 それにしても日本も世知辛くなった。それにしても、わたしって、だましやすい顔をしているのだろうか?


2004年8月 Double-Single Use

 04年1月にセンチュリーハイアット東京に宿泊した際、センチュリー静岡の前支配人に「いらっしゃいませ。失礼しました、お帰りなさい」の話をした。五泊していてもスタッフが覚えてくれないということを。今回、静岡への出発前に、前支配人に「スタッフの対応がどのように改善されているか、楽しみです」と手紙を書いた。
■東京から静岡へ連絡が行ったのだろう。その効果は覿面で、ドアマンもフロントスタッフも「Qさま」「Qさま」、また「Qさま」。
 チェックイン手続きを済ませると、宿泊副支配人がみずから部屋へ案内してくれた。途中、「ドアマンの態度は如何でしたが?」と問われるも、「いきなり名前で呼ばれて、驚きました。フロントのみなさんにも歓迎していただいて、感激です」と答えたものの、本心は、
 なんだコリャァ? やりすぎだよ! 恥ずかしくて、フロント周辺をあるけやしない!! クレームに直ちに対応できるのは優れたホテルだとはいうけれど、ものごとには限度があるよ。

 ステイ中、出かけるときにはサッと寄ってきて部屋鍵を受取、「行ってらっしゃいませ」。夜半に帰還するとまた、部屋鍵と夕刊をもって駆け寄り、渡してくれる。「お帰りなさいませ。ごゆっくりお休みください」の言葉とともに。オーバーとは言わないが、さりげないとはいえない声かけだった。
 祭り上げられていい気になるタイプの人間ならともかく、こちとらは恥じらいをもつ人種なのだからねぇ。客に心理的負担をかけちゃあお終いよ。スタッフには、さりげない声かけ、心配りを研究してほしい。そうすればこのホテルは、クラスをあげることが出来ると思うよ。

■到着した日は日曜日。7月最終土曜日開催の安倍川花火大会が、前日の台風で順延されていた。
 前支配人のすすめに従い、西側(リバーサイド)の部屋をリクエストしておいたお陰で、花火見物の特等席を確保できた。
 翌日の準備をしながら、…。左目でPCの画面、右目で花火をみる。21:00,最後の乱れ打ち。おみごと! ひとりで拍手!!
 打ち上げ空域には低空、中空、高空の区別があるらしい。低空だと民家の燈火とネオン・サインの影響で見にくい。高みの見物者としては、燈火管制をして欲しいところ。でも、それでは国家総動員体制だ。

■快適な室内、ふかふかのバスローブ、エグゼクティブ・ラウンジのコーヒー。いつもながらの快適なステイでした。
(05.08.24思い出して記す)


2004年1月 Double−Single Use 70点 

 正月4日午前からの仕事に備えて、3日に静岡入りした。
 途中でかいまみた盛り場も列車も、普段の休日並みに混雑している。そしてまだ三が日だというのにUターンラッシュがはじまっていると、報じられていた。
 新幹線は、下り客も上り客も多い。「こだま」よりも10分あとに発車し、静岡には10分早く到着する「ひかり」もあるが、すでに入線していてゆったりと座っていられる「こだま」に乗車した。
 品川からの乗客はごくわずか。新横浜で禁煙自由席14号車は満席。三島では半数が下車。上り「こだま」は、指定席は満席、自由席には立ち客。静岡では残った半数が下車したが、乗客も多数。
 乗車してきた「こだま」は、指定席は満席。だが、3両のグリーン車はガラガラ。「プラス500円の回数券」も最繁忙期には利用できないし…。

ドアマン
 17:20ごろに入館。前回の件があるので、ちょっと緊張する。
 長身のドアマンがいる。50bくらい先を歩く老人に駆け寄り、旅行バッグをもって館内にはいる。配車デスクの中に位置し、姿勢を崩して、ホテルマンではない・デスクに寄りかかる男性と談笑しているもう一人のドアマンは、わたしには気がつかない。自動ドアに向けて90°右に曲がったところで、戻ってきた長身ドアマンと出会い、彼がわたしの旅行カバンを受取り、ベルウーマンに引き継いでくれた。
 「徹底した教育・指導」がなされたかどうかは、第一印象では???だ。

 チェックイン手続きはスムーズに終わる。無人であることが多いコンシェルジェ・デスクに初老の紳士が座っている。「さては…」と身構えたが、「ごゆっくりどうぞ」だけであった。新聞を取り忘れたので、「新聞を…」と戻ったが、特別なことは何もなかった。「ドアマンの対応は、いかがでしたか?」と尋ねられるかと予想していたが、そんなことはまったくなかった!!!

■ベルガールに依れば、今冬は強風もなく暖かいそうだ。滞在中も続いてほしい。
 なにかリクエストはあるかというので、卓上電気スタンドと加湿器の貸し出しを所望した。すぐにもって来てくれたが、加湿器用のコンセントが見つからず、焦ったようだ。自身に敬語をつかってしまうなど微笑ましかった。胸のプレートには、実習生とあった。

 ベルはほとんどが実習生だったが、出かけるときのルームキーの預け、帰館時のルームナンバーの伝達など、みな適切に対応してくれた。

 フロントスタッフは22:00過ぎにビジネスバッグひとつで帰館すると、溌剌として「いらっしゃいませ」と迎えてくれた。一度はベルマンがきまり悪そうだった。「失礼しました。お帰りなさいませ」とはっきり言ってくれたのは、眼鏡をかけるようになったW辺さんだけだった。
 K西さんとは、朝ロビーで会った。こちらから声をかけると
 「Sサマ、本年もよろしくお願いします」と、返ってきた。それ以外に会う機会はなかった。

■勝手知ったるいつもの部屋。今回もバスローブを備えていてくれた。
 正午前に部屋の掃除を依頼した。その際、「18階ラウンジにいるので、終わったらそこに連絡してほしい」と依頼した。メイドさんが連絡に来るのだろうと想像していたら、ベルマンがやってきた。なんだか、大げさになってしまった。

 冬場のホテルは乾燥がひどい。
 バスタブに湯をはり、カーペットに水をまき、さらにバスタオルをびたびたにぬらしてしいておいても「翌朝にはタオルはカラカラに乾いている」との体験談を聞いたことがある。そこで、加湿器を止めて試してみた。結果は、………………? タオルは乾かなかった。
 就寝時に加湿器をつけ、翌朝まで稼働させ続けたところ、収納を忘れた綿シャツや靴下はかなり湿ってしまった。
 かくして、今回は静電気体験なし。

朝食レストラン
 前回も書いたが、「ラ フルール」の朝食時の客席案内は変わっていなかった。客は少なく、席は選り取り見取りなのに、わたしが「最も落ち着かない席のひとつ」と考える「64番」に案内された。即座に断って、壁際の54番に座った。食事をしていると、同じウェートレスが年配者に「64番」を進め、彼も壁側を希望した。同じウェートレスが三度目に「64番」を勧めた。その年配者はそこに座ったが、居心地悪そうに、周囲を見回していた。
 きっと料理台に近いから勧めるのだと思う。しかし、二人に断られた時点で「なぜ嫌がられるのか」と考えないのだろうか? マニュアルを変える必要がある。

 ほかにも黒服女史が、子ども連れの隣の席に「スーツ姿三人組」を案内した。 配慮がなさ過ぎる。

 レジの女性は、2日目の朝、無割引の料金を請求したが、割引のはずだというとすぐに訂正してくれた。4日目には、レジ画面に表示されたわたしの情報を確認して、割引料金を請求した。学習能力がある!?

チェックアウト
 請求内容を確認させてから、カードを請求。金額を付き合わせてから署名を求める。領収書を畳む。手渡してはくれなかった。
 ベルガールが重い旅行バッグをもち、玄関まで送ってくれた。これははじめての体験だった。


2003年7月 Standard Twin & Double

 これまでは全行程、一人であったが、今回は長男を二泊3日で同行した。同室者がいると授業の準備をしにくくなるかという不安もあったが、結果的に杞憂に終わった。というのは、わたしは出発前夜、看護学校の試験問題作成で徹夜になってしまっていた。長男は「朝起きられないのではないか」と不安でよく眠れなかったという。だから、夕食を終えて部屋に戻ると、わたしはバスも使わずにベッドの上で寝入ってしまった。目を覚ますと、長男もバスローブのまま、ベッドの上で眠っていた。たまたまエアコンのスイッチを切ってあったので、二人とも風邪を引かなかいで済んだ!!
 早朝、長男をベッドの中に入れ、エアコンをつけて、入浴したあと、わたしは板書構成を考えるためにパソコンに向かった。

■長男とは禁煙24階・南側ツインルームで過ごし、帰った後は同階北側ダブルルームにチェンジした。ルームチェンジは、大変スムーズに行った。それでわかったことは、ツインの方がダブルよりも広いということ。ダブルではライティングデスクに座っていても、ちょっと振り向けばベッドに手が届く。しかしツインではイッポ歩かなければ届かない。ドアの内側にかかっている非常口案内図をみると、客室の広さはある程度はわかるが、このような違いは、使ってみないとわからない。
 今回は、両タイプの部屋にバスローブが用意されていた。エグゼクティブ・フロアだけのサービスだと理解していたが、年間10泊利用への特典だろうか?

フロントスタッフの帰館時の対応は、「いらっしゃいませ。失礼しました、お帰りなさい」の発声が弱かったように思う。ただ、わたしのことをシッカリとインプットしてくれているK西さんは、わたしの顔を見るとキーボードを叩き、わたしのルームナンバーを確認し、キーを渡してくれた。それまでわたしは、一言も発しなかった。キーを受け取り、「お世話になっています」とあいさつしただけだった。女性のW辺さんもにこやかに、「ごゆっくりお休みください」と言ってくれた。
 またK西さんは、前夜にわたしが尋ねたことをシッカリと覚えていてくれる。プリントアウトのことを尋ねた翌朝は、チェックアウトの手が空くと、控えていた私のもとにきてくれた。フロッピー・ディスクとメモを渡すと、直ちに実行してくれた。彼の不在時に初々しいベルウーマンに依頼したら、30円/枚と消費税をシッカリと請求された。別の黒服氏も無料でやってくれた。

 さらにK西さんは、翌日のチームにもわたしの要望をシッカリと伝えていてくれた。チェックアウトの日、ランドリーから帰ってくる衣類を梱包して翌週滞在するホテルへ送ってもらえるかと尋ねたのだ。そのことをシッカリとコンピュータに入力してくれていたので、翌朝、別のフロントチームから「ランドリーは出しましたか」と確認があった。
 そこまで対応してくれているとは知らなかったわたしは、ランドリーを出してはいなかったのだった。翌週のホテルの方が代金が安かったこと、梱包に戻る時間の確保が難しかったことなどから、当初の予定を変更して選択しないまま梱包して発送したのだった。K西さん、そしてスタッフのみなさん、ごめんなさい。

客室係の対応
 前回のステイでは、客との接触を避けるようにしていたが、今回は一名だが積極的にあいさつをするようになっていた。顔を合わせたらあいさつをするのは、気持ちの良いものだ。
 ただ、わたしには「行ってらっしゃいませ」、長男には「行ってらっしゃい」と声をかけてくれたのだが、長男は「俺はまだ一人前ではないのだ」と自覚したらしい。

レストランの案内
 朝食は、勝手知ったるラ・フルール。しかしここで気になるのは、わたしも長男も最悪のテーブルと認識する席に、他に空きがあるにもかかわらず簡単に案内することだ。ビュッフェのスタート地点、お盆やナイフ・フォーク類を置くコーナーと柵を隔てたテーブルだ。初日は甘受したが、二日目も、くだんの黒服氏に同じ席に通されたので、さすがに断った。

ドアマンの態度は改まってはいなかった。声が小さかったり、無視したり。先任ドアマンが模範を示してやれば、容易に改善されると思うのだが…。
 首脳陣が変わってから、わたしのステイ中は、コンシェルジェ・デスクはいつも空席だ。宿泊支配人は、スタッフをシッカリ監督しているのだろうか? ブルーレターには書き忘れてしまった。(03.08.06記)

■8月3日に投函したブルーレターに対して、8月6日付の返信が届きました。常務取締役・総支配人からです。きわめて迅速な対応です。
 ドアマンについては、「ドアマンの印象がホテルそのものを表現するといっても過言ではないと考え、…平素十分意を用いておりますが、この様に度重なるご指摘を頂戴し、日頃の教育指導の至らなさを猛省致しております。今後は更に徹底した教育・指導を行ない…」と記されていました。
 次のステイは正月ですが、教育の成果が楽しみな反面、なんだか緊張もします。気が重いといった方がよいかも。スタッフから、こちらも注目されるでしょうから。(03.08.08記)

2003年1月 Double-Single Use

■予約の時点ではウインタープランの内容が確定していなかったので、スタンダードダブルをルームチャージしておく。もちろん、禁煙ルーム&駅側である。
 後日、手はずどおり連絡があった。「ルームチャージを割引券で利用するのが最もお得です」と。それに従うこととする。

■これまでのステイは常に禁煙24階であったが、今回は18階、エグゼクティブ・フロアである。一般階と比べると、客室扉の色が焦げ茶色で、それが重厚な雰囲気をつくっている。客室に入ると、内装にほとんど差はない。デスク上にこのフロアの案内がある。
 それを読むと、バスローブが備わっている。バスルームにではなく、クローゼットの上部棚においてあった。大変わかりにくい。使ってほしくないのかもしれない。しかしバスローブは便利で、タオルを二人分使うこともない。それにゆったりした気分にしてくれる。家庭では味わえない気分だ。

■これまでのステイでは、朝出かけて夕方または夜に帰館したが、今回は昼に出かけて、22:00過ぎに帰館。
 コーヒーショップまで閉店しており、コンビニ弁当に頼った。
 K西さんだけはわたしを識別してくれていて、「お帰りなさい」と迎えてくれた。個人的に話をしないと覚えてはもらえないようだし、それでも間があくと忘れられることがあるものだが、彼は覚えていてくれる。

■初日、11:00前に部屋のチャイムが鳴り、「部屋の掃除を何時にするか」と客室係に尋ねられた。
 09:00を過ぎると客室清掃係が出動する。廊下で出会っても、あいさつを避ける雰囲気がある。わたしの姿をみて、Private の扉に駆け込んで(逃げ込んで)いったことがあった。

■前回も指摘したドアマンのあいさつだが、改善はなかった。最終日は授業時刻の関係で15:00前に出かけた。ドアマンは二人で話をしており、一人はわたしを一瞥しただけ。もう一人は背中を向けたままであった。今回はブルーレターに記してきた。

■最終日には、ランチタイムにはじめてレストランを利用した。ホテルのこの時間帯は、絶対にお値打ちだ。
 和食(鉄板焼き)に開店早々にはいると、わたしが第一号。しばらくは落ち着かなかったが、企業の新年会食と思えるグループや使い慣れた感じの老夫婦、女性客などが加わり、賑やかになった。食数限定の弁当を頼んだが、暖かい作りたてのものが供された。肉の梅ダレがめずらしかった。最後のコーヒーが、アメリカンよりも薄かった。きわめて残念。
 他のレストランもにぎわい、ロビーを行き交う人も多い。開業6年目。静岡のトップホテルなのだろう。(03.01.09記)
(03.03現在、ブルーレターに対する返信はなし。)


2002年7月  Single

 総支配人、宿泊支配人が交代して初の宿泊。
■サマープランの案内メールが届いてすぐに予約を入れたが、連泊の中間がすでに満室だという。年に10泊とはいえ利用を続けているのだから、一見の客よりは手厚い扱いがあることを期待してキャンセル待ちを依頼する。しかし、キャンセルがでる可能性は低いとも言われたので、万一を考えてバスルームとの仕切に段差がある別のホテルを予約しておく(ここもネット格安価格は売り切れ。ネット予約もなかなか大変だ)。
 旬日を経て、客室確保の電話連絡があった。その際、担当者の言葉遣いが気になった。「KSサマでよろしいでしょうか?」 これは本人確認のせりふである。長男が電話を受けた際も同じ言葉を発したという。どう表現するのが妥当かと話した。「ご本人さまですか?」と言うべきだろう。きっと研修生だと思うが、そうであればこそ、上司や先任者がその都度指導すべきだろう。

■宅配便などを自宅宛に発送する際、差出人欄には「本人」と記す。すると係員は「本人」の前に「御」を書き足して「御本人」としたものだった。このような慣行が適切であるかどうかは別として、この書き足し慣行は廃れてきたと感じる。

■これまではスタンダードダブルのシングルユースを利用してきたが、今夏のプランにはこれがなかったのでシングルルームである。応接セットの椅子が1脚となり、ベッドは頭と側面が壁に付いている。これには圧迫感がある。なによりもタオルの少ないのには閉口した。ダブルだと大中小3種類が2組備わっているが、シングルだと1組だけだ。もちろん頼めばもって来てくれるのだが、依頼が億劫なときもある。地球環境保全の意味からも洗剤の無駄な使用につながる行為は慎んだ方がよいことはわかるのだが…。

■今回は南向きの部屋であった。もちろん予約時にはいつも通り北側と伝えておいた。だからブルーレターの「予約内容は正確に履行されたか」という項目はNoということになる。だが今回は、南側を甘受した。でも、町並みをみていても「つまんない!」。人と列車をみる方がイイ! 冬はやっぱり北側をリクエストしよう。!!

■全館満室の朝は、朝食が心配である。開店と同時に入るのがもっとも確実だ。朝食を扱うコーヒーハウス兼用のレストランは、接客方法が変わっていた。バイキング形式だが利用客に必ず「コーヒーか、紅茶か」を尋ね、客が料理を持ち帰って着席した頃合いを見計らって供していた。これがなくなっていた。同時にスタッフの客への声かけ、「おはようございます」も減り、活気が感じられなかった。
 さて問題の日。団体客であろう。入り口に待ち行列が出来た。これは初めての体験だ。それを尻目に、デザートをとりに行く。フルーツポンチにヨーグルトをかけるのがここでの定番だ。ところがわたしのテーブルには次の客が着席するところであった。構わずに料理を置き、とまどう客に「係を呼んできます」と伝える。黒服をつかまえ、「わたしはまだ食事を終えていない。持参の新聞をテーブルにおいておいたはずだ」と伝える。このときに、「失礼しました」程度のことは言われたと思う。彼は気の毒な客を別のテーブルに案内したあとで、わたしの新聞を返しに来た。レストラン据え付けの新聞は客にバラされないようにホッチキスでとめてあるから、識別できるのだ。退出の際、わざわざ黒服氏のもとに足を運び、「ごちそうさま」と言った。「ありがとうございました」だけであった。新たな宿泊支配人らしき人物?もサーブしていたが、特に介入してはこなかった。

 朝食を供するレストランは一カ所なので、翌朝も出向くが、客なのに足取りが重くなる。しかし別の黒服が仕切っており、「おはようございます」が気持ちよく飛び交っていた。その翌日、件の黒服氏の仕切でもあいさつは復活した。しかしわたしへのそれ以上の声かけはなかった。

■朝食後は、エグゼクティブ・ラウンジへコーヒーを飲みに行く。
 セルフだが、機械のおかげで入れたてが飲める。新聞を読みながらゆったり出来る。レストランより数段、気分がよい。このラウンジ利用、年末のようにPRはしておらず、8:00ころはいつもひとりだった。なお半分のスペースが禁煙席に指定されていた。結構なことだ。

■さて、帰館時のあいさつだ。今回は17:00〜18:00の時間帯だったが、すべて「いらっしゃいませ。失礼しました。お帰りなさい」であった。立つ位置を変えつつ、出入りするほとんどの客に声をかけていたドアマンも、その“伝統”は姿を消していた。ただしドアマンの個人識別は出来ていない。 (02.08.27記)


2001年12月
 クラブフロアのラウンジを一般客にも開放し、セルフサービスでコーヒーを楽しめるようになった。書架には県内企業社史や学校史が並べられており、楽しめる。照明の調節法がわからなかったこと分煙がなされていなかったことが残念である。
 浴室のシャンプー類が壁付けのボトルになった。シャワーの水圧が弱いのは、相変わらず。

*02年春に、総支配人、宿泊支配人が交代した。どのような変化があるのか、夏のステイが楽しみである。


2001年7月
 ステイ中に仕上げて送信しなければならない原稿があり、ノートパソコンを持参する。何とか仕上げてメール送稿し、ほっと一息。
 出版社からは「文字化け対策として、FAX送信もしてほしい」と言われる。ノートにはFAXソフトをインストールしていないため、CD−Rに焼き付けて、それをホテルのコンピュータでプリントアウトしてもらい、FAX送信しようと考えた。
 フロントスタッフのK西氏はいろいろと試みてくれたが、機会がCD−Rを識別してくれなかった。CDを焼き付けたソフト「Direct CD」がないために識別できないことを突き止めてくれた。
 用務先にもこのソフトがなかったため、レジュメ作成でも苦労した。ホテルで作成したものを、その夜のうちにスタッフ宛にメール送信し、それを翌朝プリントアウトしてもらった。
 まだまだ。外付けFDドライブを持ち歩く必要があるようだ。


2000年7月
 仕事で夏と冬に5泊ずつ利用する。チェックインしたその日、エレベーターに宿泊支配人と乗り合わせ、名刺を交換する。翌朝のレストランでも顔 を合わせる。出かける際、コンシェルジェ・デスクに座っていたので、しばらく話をする、仕事の内容などを。「なぜ北側の客室を希望するのか。みなさん、南 側を希望するのに」と聞かれる。駅を、列車を見たいからとは素直には言わず、「一人でいると人恋しくなるので、駅ホームの旅客を見て紛らわせている」と答 えてみたが、得心してはくれない。そこで、「南側だと日差しが強いので、朝早く目覚めてしまう」と言ってみた。そうしたら、「なるほど、そういうことはあ りますね」と納得してくれた。

帰館時のあいさつ。ブルーレターに記したのに、返信はなかったけれど、驚くほどに 改善されていた。21:00過ぎ、ビジネスバッグひとつを提げてチェックインする客はいないと思うが、いつも「いらっしゃいませ」と迎えられていた。それ が今回は一様に「お帰りなさい」と迎えられたのだ。一人「いらっしゃいませ」のスタッフがいたが、その彼も、ルームNoを告げると「失礼しました。お帰り なさい」と迎えてくれた。この帰館時のあいさつの件をとりあげたのはわたしだけではないだろう。しかし、わたしの意見も採りあげられ改善されたことに違い はないので、満足感はあった。

この件は、2000年冬には少し緩んでいたが、01年は良好であったわたしもスタッフが判断しやすいように、レジスター・カードをちらつかせたこともある。

99年12月 ●1泊朝食付き、サ込税別10,800円
      
 昨年同時期に続き、二度目の宿泊で、前回の好印象がどうなっているのかを楽しみに出かける。
■一ヶ月以上前に、センチュリーハイアット東京のHPからアクセスして予約を申し込むと、翌々日に電話があり、それをもって契約成立となる。連泊割引や日曜月曜割引の仕組みを説明してくれ、支払総額まで案内してくれた。

■ドアマンは立つ位置を変えながら、出入りの客一人ひとりに声をかけている。土曜日夕刻の込み合う時刻のチェックイン。あらかじめ割り当てられた部屋の前客がレイトアウトをしており、最終チェックのために数分待たされる。夕刊を取って入った部屋は予約時に要求したとおりの部屋であった。宅配便の荷物を受領の際、伝票にサインを求められたのは初めての体験。

■客室の、掃除は行き届いていた。ミニバーの洋酒の種類がほぼ半減。トイレが洗浄式でないのは同じ。シャワーの温度がやや低く、水圧が弱い。タオルはほど良い手触り。浴室にもTVの音声が流れるようになっている。いつもオフにして出かけたが、帰室するといつもオンになっていた。

■朝食のレストランは一階のコーヒーハウス。朝は一律禁煙。客室の新聞は地方紙だが、ここには全国紙がある。和洋のバイキング形式。料理の味・種類は良し。ただ洋食の皿とスプーンの種類が必要最低限という感じ。

■チェックアウト。明細を確認させ、領収書類を畳んで渡してくれる。5泊したが、帰館しルームキーを受け取りに行くと、いつも「いらっしゃいませ」と迎えられた。こちらもチェックイン担当者以外の顔を覚えられなかったのだからお相子。
■アンケートには、質問も含めて記入し、提出してきたが、前回同様一ヶ月経過しても返事はない。


1998年12月

(1)チェックアウトの際、フロントクラークは、まず請求書の明細を確認させ、次に支払いを要求した。さらに領収書を折り畳み、手渡してくれた。このような、ホテルとしては当たり前のことができないホテルが多い。前日までに泊まった沼津の電鉄系ホテルと静岡駅北側の鉄道系ホテルでは、明細も見せずに支払いを求められ、領収書も自分で折り畳んだ。                  
(2)チェックイン・タイムが13:00のところ、11:00に到着した。部屋には入れず、荷物を預けるだけで用務先に向かったが、ドアマンは、わたしが入館する時とは立つ位置を変え、行ってらっしゃいと送り出してくれた。

(3)帰館すると、フロントデスク脇のテーブルに夕刊諸紙が用意され、コンシェルジェが「無料ですので、お好きなものをお持ちください」と案内。沼津では、夕刊がフロントデスク中央に積まれていたが、何の案内もなかった。

(4)タオルは3枚一組で用意されていたが、おろし立てで糊が落ちきっておらず、やや使いにくかった。バスルームもバスタブも広さは十分。応接セットもゆったり。照明は新聞・書類を読むには暗くスウィッチは分散しており、ベッド脇で一括処理できない。ミニバーは種類豊富。                       
(5)97年春に開業したのに、ウォシュレット付の部屋が少ないのが惜しまれる。同時期開業の沼津東急では全室に付いている。   
(6)これらを支配人宛てに書き残してきたが、返信はない。
(6')99.01.26の日付総支配人の名義で、定形フォームの返信が届きました。


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