ホテル京阪 京都

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85年10月 ●JTBビジネスホテルプラン + JNRレール&ホテルプラン

 「開業したばかりで、新しくてよい」と友人から紹介された。
 三泊を希望したが、JTBでは二泊しか確保できなかった。そこで、当時の日本国有鉄道の企画商品「レール&ホテル」で一泊分を補った。乗車券類を同時に購入するか提示すれば、国鉄が日本交通公社を通じて仕入れてあるホテルの部屋を予約できるというプランだった。

■京都駅八条口にあり、駅とは地下道でつながっている。アバンシティという駅前ビルの一角を占めている。
 エスカレーターなどで2階へ上がるとフロントがある。
 JTBとJNRのクーポン2枚を提示した。三泊とも同じ部屋をアサインされた。JTBは朝食付きだが、JNRは朝食なし。だが料金は7000円程度で同一。そこでJNR分にも朝食をつけてくれるよう頼んでみたが、あっさり断られた。「JTBさんにはしすぎるくらいの割引をしているので、これ以上サービスはできない」という理由だった。理由としては納得できるものではないが、それ以上の交渉はできなかった。
 隣ではクラークが、「NHKさまはお得意様ですから、一割引とさせて頂きます」と伝えていた。ホテルには様々な料金があることを知った。
 なお、わたしと同様にJTBで三泊めを確保できなかった友人は、キャンセル待ちを依頼しておいたが、三日めの朝、これまたあっさりと断られていた。いま思えば、きわめて機械的な対応であったと思う。
 このときわたしは、こんなこともあろうかと三泊めの「京都タワーホテル」をキープしていたので、その友人に権利を譲った。フロントまで一緒に上がり、事情を話すとあっさりと認められた。

■ベルの案内はなく、まだ珍しかったシースルーのエレベーターを使い、自分で部屋へ行く。
 いま調べれば13uくらいの部屋で、バスルームとは段差があり、ユニットバスで、袋入りのシャンプーで、ウォシュレットもなかったが、ホテル初心者にとっては不満はなかった。

■13階「東天紅」には、一人用の定食が用意されていた。
 朝食券は13階「美濃吉」と「レストラン オーク」で利用できた。オークはバイキング形式。料理はうまかったが、座席への案内もキチンとはなされておらず、テーブルの間隔も狭かった。料金は1000円だった。1階のコーヒーハウスも朝食のセッティングがなされており、こちらの方が落ち着けると思った。(18年後の03.08.15記)