聞いてもらいたいひとりごと

  ◆ 2002年05月09日 開設によせて


 半世紀を生きて、わたしなりにいろいろな体験をしました。「ささやかな体験をみなさんと分かち合えれば」と考えて、このホームページを立ち上げます。

 当初の予定では、誕生日である5月9日に、すべてのコンテンツをそろえる予定でしたが、予期せぬことに、メインのデスクトップが故障してしまいました。
 慣れないノートで努力しましたが、作業が遅れ、グランド・オープンとは行きませんでした。
 工事中のコンテンツは、おいおい整備してまいります。

 これに懲りずに、またのぞきに来てください。
 そしてアドバイスもお願いします。どうぞよろしく。

 それから、多くのみなさんのアドレスは、故障したPCから取り出すことができなかったために、HPの立ち上げをお知らせすることができません。
 ごめんなさい。修理から無事に戻ったときにお知らせします。

                  Quappa


<続 き>
 2002年。ワールドカップの開催年です。『サッカーマガジン』の創刊とともにサッカーをはじめたわたしとしては、待ちに待った年です。トルシエ・ジャパンも着実に力をつけ、初の勝ち点、いや初勝利、はたまた決勝トーナメント進出も、すべてが順調に進めば夢ではないというところまでやってきました。

 しかし、サッカーに熱中できない状況が生まれてしまいました。メディア規制三法案、有事立法が国会に上程されたのです。ワールドカップに国民の関心が向いているうちに、戦後日本の根幹となってきたはずの日本国憲法が、まさに骨抜きにされようとしています。

 先日友人と話しました。戦前の情報統制下では、「われわれは知らなかった」と自己弁護できたかも知れません。しかし、現在のように「情報の自由な流れ」が曲がりなりにも確保されているとき、後の世代に「われわれは知らなかった」と言い訳することは出来ないだろうと。

 幸いなことに、わたしは若い世代に憲法を講義する場をもっています。講義を通して、日本国憲法と日本社会との関わりを考えてもらいたいと思います。憲法と現実との乖離を。

 そして、いまこそ日本国憲法を実現する努力が必要な時期であることを訴えて行きたいと思います。その試みの一部を、このHPでも取り上げるつもりです。