大学選手権 二連覇ならず!! |
☆ 04−05シーズンへの期待 ☆
新主将はPR諸岡省吾。
監督は清宮。
FWにはどんな新人が登場するか? BKはどんな組み合わせになるか?
☆ Best8 ならず!
2004年2月29日(日) 第41回日本選手権 4回戦
早稲田 0 0 2 0 6 ワールド 1 0 0 0 5
16 1 1 1 0 10 26 3 3 0 0 21
■CS受信設備を持たないわたしのために、友人がコカコーラ戦を録画し送ってくれた。
半分ほど砂地の花園。3点差の勝利。秩父宮のスタンドで結果を聞いて、驚いた。
ビデオを見ると…。淵上、山口智史など関東学院OBチームともいえるコカコーラ。後半、今村が、吉永がスイスイと抜いていった。不安だったFB山田も大きな破綻はなかった。山田との交代出場を予想した菊池和気は、池上と交代した。15人制公式戦は初出場のはず。「DFでは通用することがわかった」そうな。
■ぴあ@の端末には、前段・後段を指定できるものと出来ないものがあるという。千葉駅ビル店は指定できないもので、バックの中央前から5列目の席。
■レフェリーの判定が普段とは違うらしく、ワールドのいらつきが激しい。
PGをねらう早稲田。もっと徹底すれば、もっと接戦になったはず。今村で勝負をかけるも、簡単には抜けない。ダイレクト・フッキングをせずにNo8がSHにボールを供給しようとするも、ことごとくからまれ、リズムが作れなかった。トップリーグのチームは、下部リーグのチームとは違う。
いたずらに「横入り」をくり返すワールド、モールでしかトライをとれないワールド。トップリーグの上位チームとは違う。
安藤栄次が帰ってきた。自信あふれるぷれーで。内藤慎平は戻ってこない。上田昭夫いうところの懲罰が、まだ続いているのだろうか?
■間近で見た吉永くん、眉をきれいにそろえていました。
・ワールド三木のラフプレー(サンスポから無断転載、すぐ消します)
2004年1月17日(土) 第40回全国大学選手権 決勝
早稲田 0 0 0 0 0 関東学院 0 0 0 0 0
7 1 1 0 0 7 33 5 4 0 0 33
■小雪がちらつくサム〜い一日。
しかし、選手もサポーターも待ちに待ったこの日。腰部に違和感が出ているものの、出かけないわけには行かない。
だが観客は少ない。スタンドはさびしい。早稲田の下馬評が低いことが、学生の出足を鈍らせ、天候が輪をかけたのだろう。前々日に会した時は張り切っていたOBたちは、やってきているのだろうか。
今回は、高校でHOを経験した、近所の農業青年も同行。町内会の行事で出会うといつもラグビーの話をしてきた。その彼が、今回は「オレも行きてェーなァ」と言ったのだ。直前のことだったので、一緒に観戦するために策をろうす。京都在住の高校のチームメートと時おりケータイで話ながら、ジャージーが同じ配色だからと早稲田を応援してくれた。
■前半終わって、0−0。
TBラインのアタックが熟成していないために、FWで勝負している。それでもDFではけんとうしている。だが早稲田は、精一杯という感じ。緊張の糸がプツンと切れたら、そのまま崩れてしまいそうで心配。
タックルを受けるとその衝撃でボールをこぼす。ワールドカップでも見られたシーンだ。しかし今シーズンの早稲田では見られない。ところが終了間際、今村がタックルされて、ついにボールをこぼしてしまったのだ。これも不安材料。
今年はとにかく悲観的。
■後半、あっという間に2T2Gを奪われる。
関東を勢いづかせてしまった。ここで半分あきらめ、33点もの差がついて完全にあきらめる。
交代したSH矢富が引っかき回して、やっと1Tを返す。小吹が右隅からのコンバートを決める。
■表彰式、早稲田は防寒具を身につけて臨む。
青旗が激しく振られる。ビクトリーラン。代々木側コーナーで選手たちが必死に手招きをする。青ジャンパーのスタッフが必死に止めようとする。ブレザー姿の一団が見えた。関東の部員たちだ。昨年、早稲田を入れたのだから、関東だって入りたいはずだ。でも何をするの? 胴上げをした!
相反する評価が聞こえてくる監督だが、心臓を患いながらよくやりました。おめでとう!!
■曽我部が負傷離脱しなかったら、どうだったか?
曽我部のパス能力という個人的特性を活かすチーム作りをしてきたために、代替人物はおらず、離脱によってTBラインの作り直しを余儀なくされてしまった。大学選手権の終盤でメンバーは固定されたけれど、熟成するまでにはいたらなかった。
清宮は何度も言った、「これでチームはひと皮むけるだろう」と。帝京戦、法政戦のあとなど。でも、そうはならなかったと思う。
曽我部が離脱しなかったら…。それでも、チーム力として関東を上回ることが出来たかどうかは疑わしい。
2004年1月10日(土) 第40回全国大学選手権 準決勝
早稲田 4 4 1 0 31 同志社 2 2 0 0 14
38 1 1 0 0 7 33 3 2 0 0 19
前半は安心してみていられたが、後半になると様相が一変。
同志社が活気づいたのだ。深いラインから13番にボールが渡る。彼はボールを受けてから体勢を立て直し、早稲田のラインDFに向かって行く。早稲田のラインにはギャップがあり、スイスイと抜かれていった。
それでも川上副将が入るとDFも落ち着きを取り戻した。
ノーサイド間際の同志社の連続攻撃も、ラインDFはギャップをつくらずにシッカリと対応できていた。WTBまで回させなかった。同行の長男が「危ない、危ない」と浮き足立っていてうるさかったので、「ラインがそろい、対面に正対しているから大丈夫だ」と指摘した。
最後のシーンではWTBまでボールがまわったが、今村と大田尾が押し出して、ノーサイド。ただ、このシーンは、大田尾がボールをタッチに放り出したようにも見えたらしい。
法政戦と合わせると、BKのメンバーも固まり、DFは整備されてきたと思う。それでも関東の強力FWを考えると、まだ心もとなく思う。
第2試合の関東学院−法政戦。
関東はキックオフから一気に襲いかかった。FWのラッシュで、わずか30数秒でトライ。早々に試合の主導権を握り、危なげなく勝った。明治もキックオフからラッシュをかけることが多い。だが明治の場合、みなが密集に入り、残っているのはSH一人だけということが多い。きょうの関東は、ラインがきちんと形成されていた。
法政の小兵SH穂坂くん。大男に果敢にタックルし、トライもあげた。
2004年1月2日 第40回全国大学選手権 プール第三節
早稲田 2 1 0 0 12 法 政 1 1 0 0 7
19 1 1 0 0 7 12 1 0 0 0 5
大田尾主将は復帰したが、形成途上の新しいTBラインはアタックにキレがない。そのためにFWに頼ることになる。サイド攻撃が多用された。密集サイドの浅い位置からFWを突っ込ませるが、浮かしパスが微妙にズレて、せっかくのスピードが活かせない。それでも残る試合は、FWを前面に出すことになるのだろう。
タッチを確実に刻んでおり、ジュニア決勝戦の教訓が生きていたと思う。
ディフェンスがアタックを上回る試合。ロースコアの試合をしのぎきったことで、チームとして「一皮むけて」ほしいと思う。監督と同じ気持ち。
さて、試合後のゴール裏。翔太以外の選手もファンと交流している。
「○○中学の今村」とコールされて、今村がおずおずと近づいてきた。
ご老人が佐藤英善部長を呼び、部長にネクタイを所望し、部長は着用のネクタイをはずして渡した。さらに内藤慎平をも呼びつけていた。
わたしは佐藤部長と「あと2試合ですね」「うん、あと2試合だ」と言葉を交わした。マフラーをもらっておけばよかった。
2003年12月23日 関東大学ラグビー・ジュニア選手権決勝
早稲田B 4 4 0 0 28 帝 京 B 1 1 0 0 7
49 3 3 0 0 21 40 5 4 0 0 33
反則:15 反則:11
◆ ジュニア選手権 二連覇達成!
前の晩、ラグビー部のHPをのぞいたら、「ジュニア選手権決勝」先発メンバーが掲載されており、その中にラグビースクールのころより知っている「12
菊池和気」の名があったので、急遽観戦に出向いた。
■5分に先制トライをあげたあと、自陣に押し込まれる。帝京FWにゴリゴリやられて、トライラインを破られる。これでとったり、とられたりの打ち合いになるかと思われた。しかしその後は、FW戦を避け、サイド攻撃・オープン攻撃をバランスよく展開し、圧倒的に攻め続ける。しかるに、反則やパスミスで、半分程度しかチャンスをものにすることができなかった。
Aチームと比べると、ラインのパスの精度が低い。キャッチできるポイントに投げる、レシーバーがスピードをつけたポイントに投げるという点で差を感じる。
キックをつかって敵陣に入ろうとするシーンが目立ったが、帝京BKのいる地点へのキックが多かった。ハイパントではないので、相手に余裕を持って処理されてしまう。しかし、カウンター攻撃へのDFは上手く行われており、追加点を与えることはなかった。そうすると、あえて敵にとらせて、それをつぶす作戦だったのか?
■後半、帝京がプロップを入れ替えてFWに勢いが出、押し込まれることが多くなる。
20分過ぎに、SOへの防御がゆるんで自由に動き回り、交代選手が2トライをあげる。これで安全圏に入ったのだが、帝京FWの攻勢にたじたじとなる。
「ロスタイムは3分」と表示されてからは、帝京が一方的に攻め続けた。早稲田のペナルティで止まった一瞬を除いて、ボールは動き続け、ついにトライラインを破られた。時計は47分になろうとしていた。帝京のみごとな連続攻撃だったが、キックで確実にタッチを切っておけば、試合は終わっていた。SO安藤はすべてのゴールキックを決め、パントキックも安定し炊いたが、ラストシーンでの「ノータ」はいただけなかった。
早稲田はターンオーバーできそうでできない。フィットネスの優位性は3シーズン目に入り、薄れてきている、Bチームでも。
■さて、注目の菊池和気。
前をよく見て、突破をはかるプレーに迫力があった。トップスピードでパスをもらいに行って、後半早々に左中間にトライした。部員席からのコールが一番大きく聞こえた。ステップを切って防御ラインをこじ開けようとした。
DFでは、何とか止めてはいるのだが、踏み込んだタックル、向こう側に倒すタックルが不発だった。
後半20分に負傷交代で退いたが、軽傷であることを祈る。
春はレギュラーだったのに、一年生の活きの良さに負けてしまった形だが、良さを活かしてAチームで活躍してほしい。
2003年12月14日 第40回全国大学選手権第1回戦 対 関西学院大学戦
早稲田 7 5 0 0 45 関西学院 1 0 1 0 8
85 6 5 0 0 40 15 1 1 0 0 7
◆ 若いチームゆえか? 課題多し!
早稲田が第2試合に登場する場合、スタンドは徐々に埋まって行くものだ。だが、わたしの席(5番ゲート前段)の周囲は、慶應義塾−関東学院戦後に席を立った客は戻ってこなかった。
代わってやってきたのは関学OBたちだった。空席がたくさんあるために席番を無視して集まってきたようだ。かくしてわたしは、全国から駆けつけた関学OBの中での観戦となった。
彼らのつぶやきの中から、いくつか拾ってみると…。
・ 早稲田OBの横井さんが指導しとるんや。高校生を指導して花園に出場させ、う
ちらの後輩を指導して全国大会に出場させた。やっぱ、指導者やな。
・ 目標は3トライやそうや。
・ 早稲田とは、個々の力が決定的に違う。
・ 早稲田はポイントへの2人目の到達が早い。ボールキャリアーとほぼ同時だ。
2人目がかぶって入ってくるんで、うちは一人ではそれをオーバーできない。2〜
3人必要や。突っ込みの勢いも違うしなぁ。
さて、わたしの感想。
早稲田は実質Bチームとはいえ、もっとできたはずだ。後半開始早々にトライを奪われたあと、半ばまで無得点であった。ボールが取れない。OBたちの指摘を検証しようと思ったのに、かなわなかった。
ラスト20分のフィットネスの差も期待したほどではなかったし、その差を活かすこともできなかった。
1年生個々のパフォーマンスは目立ったが、チームプレーとして活かされていたかというと、疑問である。
スコアで比較すると、早稲田−慶應義塾も関東学院−慶應義塾も同様である。
だが、力強さで関東学院>早稲田と思える。
2003年12月7日(日) 早明戦
早稲田 4 2 0 0 24 明 治 1 0 0 0 5
29 1 0 0 0 5 17 2 1 0 0 12
◆ 対校戦 三年連続の全勝優勝
大田尾はドロップキックを蹴らなかった。足を引きずっている。本調子ではないようだ。大学選手権の長丁場、代役はいるか? 昨シーズンは代役を務めた安藤はCチームにいる。
1年生CTB曽我部が負傷した。曽我部の位置に代役を入れれば、これまでの戦法を維持し継続できるのか? いなければ、新しいTBラインをつくることになる。大学選手権を戦いながらの試行になる。これは多大な痛手だ。
ラインアウトが不安定。SHのパスモーションが大きい。テイクバックが大きいのだ。ただでさえ浅いラインを敷いているのだから、わずかのロスでもラインへの影響は大きいだろう。
フィットネスの優位性も、発揮できていなかった。
最後は押されっぱなし。それでも素早い展開からの首藤の最後のトライは、試合の締めくくりとしては納得のいくものだった。
明治は練習不足。
DFで踏ん張り、ターンオーバーをくり返したが、攻撃に一貫性がなかった。切り札のFB陣川の使い方が確立されていない。チームとしての完成度が低い。早稲田低迷期の早明戦では、立場が逆になっていたのだと思う。
ファンは、相変わらずおジン・おバンと幼児ばかり。
* 試合前に、イラクで亡くなった奥克彦さんに対する追悼式があった。
場内放送で氏のラグビーとの関わりが紹介されたあと、黙祷を捧げた。ざわつい
ていたスタンドも、最後には静謐につつまれた。
彼の死が、自衛隊のイラク出動への弾みとして利用されないことを、切に願う。
2003年11月23日(日) 早慶戦
早稲田 3 3 0 0 21 慶應義塾 2 0 0 0 10
56 5 5 0 0 35 27 3 1 0 0 17
大田尾→曽我部→WTBのロングパス、ワイドな展開からのみごとなトライもあったが、時間が経つにつれて、つまらないミスが目立った。朝日新聞は「両校の力の差がはっきりしているだけに、基本技のミスが余計に目立った」と評した。
このミスは体力の消耗から生まれたとも考えられ、他校に対して誇ったフィットネスの絶対的優位性も、この試合では発揮できなかった。
慶應の力の低下が著しい。
一時期、早稲田ではなく慶応へ進んでいた進学高出身者の名前が少なくなっている。それにもまして、林雅人コーチの存在が大きかったのだと思う。早稲田も、清宮の後任が気になる。
2003年11月8日(土) 対 帝京大学戦
早稲田 3 3 0 0 21 帝 京 3 2 0 0 19
64 7 4 0 0 43 26 1 1 0 0 7
シーズン前半の山と言われてきた帝京戦だが、対校戦グループ内の実力の変動を反映して、筑波・日体戦のあとに組まれるようになった。
後半の半ばまで順調に得点を重ねたが、その後は仕留め段階でのミスが相次ぎ、加点できず。このチームは「たたみかける力」がまだ備わっていないようだ。
部の公式HPにおいて、内藤兄弟が「今年のチームは若いせいか、試合後との出来不出来が激しい。試合中でも集中が切れる時がある」と述べている。
監督は「これで一皮むけるはず」と語ったが…。
試合後のクールダウンの場が、ファンとの交流の場となりつつある。
後藤翔太は、ファンと話し込んでしまい、スタッフがロングコートを持って行って着せていた。ファンとの交流としては絶好の場であるが、クールダウンがアイシングとなってしまうのではマイナスだ。選手とファンの自覚が必要だ。
2003年9月23日(火) 対 ケンブリッジ大学戦
早稲田 3 1 2 0 23 ケンブリッジ 1 1 0 0 7
38 2 1 1 0 15 22 2 1 1 0 15
ケンブリッジの当たりは、まるでお嬢さんのようだった。
次はオックスフォードに、ぜひ勝ってほしい。
2003年4月27日(日) 対 NZ学生代表戦
早稲田 2 2 0 0 14 NZ学生 2 2 0 0 14
37 2 2 3 0 23 31 2 2 1 0 17
新チームでの勝利。今シーズンも期待がもてるぞ!
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