● 8月26日(水)
二泊したディンケンスビュールを立ち、クレクリンゲンへ向かう。さすがにスムーズに、25号線に出る。ローテンブルグまでは昨日と同じ道をたどる。
■ 鉄道の踏
大きな×マークがそれ。車は一時停止をしなくてよい。
25号線から別の道に入り、山間部に分け入る。ドライバーA氏と後部座席のB氏とで道路を吟味しているが、わたしは助手席で現在地とおぼしき地点をフォローするのに精一杯。運転になれている人、ドイツに親しんでいる人、頼もしい限りだ。
クレクリンゲンにたどり着いたが、小さな街で、雨も降っており、観光客の姿はチラホラ。
最初に訪ねるのはインフォメーション・センターだが、それがなかなか見つからない。B氏が観光客に尋ねようと近寄ると、手振りで断られた。彼女がドイツ語を話すとは思わなかったらしい。
昼食に入ったレストラン。ハエがすごかった。たくさん飛んでいたということ。40〜50年前のわが家を思い出した。
雨が本降りになり、サイクリストたちは店の奥で着替えをする。
地元の客が話しかけてきたので、B氏が対応。
どこまで行くのか。
ハイデルベルグまで。道がよくわからないが、どれくらいかかるか。
カーナビが付いていないのか。
付いているけど、操作法がわからない。
マニュアルがあるだろうが。
読むのが面倒なの。
カーナビなんて、東京で作るんだろう。それでもわからないのか。
おおかた、こんな内容だったそうな。日本の技術力は、知れ渡っている。
雨も小やみになったので、市内を散策。
ローマ時代の建物。斜めのラインは塗装ではなく、木が組んである。
街はずれにある教会。祭壇の細工はとても凝っている。
オルガンもチャンとある。
祭壇の絵葉書を求める。 fuenf und zwanzig と言ったら通じたぞ。
教会に隣接する墓地。
近くに指ぬき博物館があるらしい。実物を見ていないが、日本のそれと同じなのだろうか。
反対側の町はずれにある案内所で、ハイデルベルグへのルートを確認。
いよいよ、出発だ。(09.10.26記)