中国のバス
2005.06.24
2007.01.04追記

中国のバスってどんなんでしょ?
中国と言っても広大な国なので、地方によって全く異なるボディのバスが見られます。今回は広州地方からご紹介。


まずは路線バスから。キュービックスタイルのカッコイイものが多いです。パッと見ではノンステップのように見えますが、大体がワンステップです。前面ガラスが1枚なのは、日本と違ってガラス交換費用が安いからでしょうか。観光バスと同じくらいの迫力があります。

変てこなデザインのものも多いです。リーフィングサス+プラスチック製の椅子で、乗り心地は硬く悪いです。短期間の輸送という割り切った仕様なのでしょう。アメリカのバスと同じです。ヒューンという音が聞こえるものもあるので、ターボエンジンを積んでいるのかもしれません。どのバスの後ろ側にも、たいていエンジンルーバーがあります。ここの形もメーカーによって一工夫あって面白いです。
今度は観光バスです。左右は異なる車両ですが、比較的流面系をしたデザインのものが多いです。中でも三菱エアロのコピーは多いですね。観光バスの後ろにもエンジンルーバー(通気孔)が見えます。

ヨーロッパ、ケスボーラ社のSETRAです。少し古めかしいデザインですが、きっちりとまとまっていますね。この他ヨーロッパ製ではボルボの車両(特にミッドシップエンジンのもの)が多いです。

韓国DAEWOO製です。なんとなく三菱っぽいのは気のせい?中国では観光タイプでもリーフサスの車両が多いのですが、これら外国製のものはエアサスが完備していて乗り心地が良いです。

お待たせしました、我らが広州五十鈴製、ガーラです。フロントマスクが日本製と違うくらいで、側面、後面ともに日本のガーラとさほど変わりません。全体的に見て日本のガーラよりも良いような気が?続々と増殖中。エンジンはV型ではないと思われます。

日野も進出してます。こちらはボディ全体のデザインは同じようですが、側面の設計は中国オリジナルなのでしょうか。ちょっと違います。フロントマスクもウィンカーの部分が小さめですね。日本製の車両は後面にエンジンルーバーはありません。

中型の路線バスです。これも三菱エアロ?日本では中型バスって大型車の部品を使いまわしていてアンバランスなものが多いですが、中国では大量の需要があるせいか、中型車にも独自設計をする余裕があるようです。フロントも一枚ガラスでかっこいいですね。でもこの車両、新しいくせにエアコンが付いてません、、

先日テレビで中国製のノンステップ車の話題を見ましたが、早くも大きく普及しています。ノンステップとは言っても中国の道路事情からでしょうか、第一段目までの高さは比較的高めです。日本と同様、LED式の行き先表示幕もかなりのスピードで普及が進んでいます。
右側は日本ではほぼ絶滅してしまった、電気式のトロリーバス。排気ガスの問題から各国で見直されていますが、こちらでも結構走っています。音がとても静かですが、全部がこれにならないと、なかなか効果が見えてこないでしょうね。(2007.01.04)

第二弾に請うご期待(?)