LogicoolMX300の修理(その2)
2026.03.17


常用していたMX300の左ボタンにもチャタリングが発生するようになってしまいました。最近どうもドラッグ&ドロップがやりにくいと感じていたのですが、チャタリングチェッカーのサイトでチェックしても発生せず、OSの問題と判断したのですがそれは間違いで、接点が酸化しているPC起動時に頻発し、何度もクリックしているうちに酸化被膜が取れて問題なくなるという、チャタリング初期の状態だったようです。

マウスのスイッチ交換は何度か経験済みだったので気軽に考えていたのですが、なんとはんだ除去作業に失敗し、基板のパターンやランド(スルーホール周り)を剥がしてしまいまったのです。このMX300系統の基板のスイッチ端子部分のランド径が小さく、また両面配線の上にチップ抵抗なども近くにありはんだ除去が難しいようです。安価モデルはもう少し簡単ですし、スイッチ交換が考慮された現代の高級機とも異なり、高機能を詰め込んだ過渡期のモデルと言えるかもしれません。仕方なしにG1の基板と入れ替えて使っていたのですが、最大限に実力を発揮した場合の性能はMX300に軍配が上がるのを知っていたので気になっていたところ、ヤフオクで不良品マウスの寄せ集めの中にMX300が含まれているのを発見しすぐに落札しました。このMX300はUSB端子が曲がって使えなくなっただけで、基板やスイッチは問題なく動作したので、無事移植してMX300として復活できました。このようなビンテージ品はニコイチなどの修理方法も必須になりますね。

ついでにケースもきれいに洗浄し、気持ちよく使えています。ただ将来、これにチャタリングが発生した場合にどうするべきか、早くも悩み始めています。せめてはんだ作業でもうまくなっておこうと、ゴッドはんだというところではんだ付けセットを購入しておきました。



左:今回入手したMX300の基板(Rev.C)
中:元のMX300基板(Rev.D)
右:G1の基板

マウスの構造が同じなので基板もほぼ同じです。簡単に入れ替えて使えます。

MX500はMX510へのモデルチェンジと共に緑色基板に変更、MX300の後継機MX310も緑色基板だったのに、何故かG1やG3は黒色基板のままです。


せっかく分解したので、ケースもバラして徹底的に洗浄しました。G1はプラスチックのベース色が黒どうしなので、ぱっと見構造が分かりにくいです。MX300のおかげで容易に分解できました。


組み立てて完成。隙間の汚れも全てなくなり気持ちよいです。G1も同様に清掃、塗装も変色もないのでピカピカに仕上がります。


さて、基板の配線を剥がしてしまったMX300基板と余ったMX300ケースの再利用を試みるべく、修復に挑戦してみました。

はんだ作業に自信がなかったので、ゴッドはんだというサイトからはんだ付け&マニュアルセットを購入、ジャンクマウス等のスイッチの取り外し作業で練習しておきました。この経験から、やはりMX300のスイッチ取り外しは他のマウスに比較して難しいと感じています。

秋葉原へ何度も通い試行錯誤した結果、表側に配線があるので極細のポリウレタン銅線を使い、スイッチの取り付け厚みに影響が少なくなるようにしてみました。

使ったスイッチはお気に入り、オムロンのD2F-01Fです。検出用スイッチとして販売されたものですが、初期の頃のMSマウスに採用されていました。マウス専用となったD2FC-F-7Nとは違い、比較的静かなクリック音と深めのストロークが特徴です。

理由は知りませんが、この系統は未だに日本製です。

ケーブルも別のジャンクマウス(これもLogitech?)からの移植ですが、コネクタ部分は共通なようで問題なく作動しました。

ケースを取り付けて完成。最初(配線修理をしていない)右クリックがうまく動きませんでしたが、交換後のスイッチが少し浮いていただけのようで、再はんだをして押し込んだら調子よくなりました。

配線修理品なので本来の耐久性はないかもしれませんが、当面使えそうです。

そういうわけでMX300が2台とG1が1台というファミリーになりました。せっかくなのでひとつは仕事用として使ってみようと思います。


間違っている部分を見つけたら、ぜひ教えてください。
qwerty(a)mxw.mesh.ne.jp

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