小道具
2014/09/10新設
2022/11/23更新
小道具と言っても大したものはないのですが、過去に使ってきた数々の数取り器、及び小役カウンターを紹介します。
■ 数取り器

典型的な数取り器です。野鳥の会の人たちとか、交通量調査なんかで使っているやつですね。データランプがなかった時代に、パチンコの回転数を数えるのに使っていました。頭で数えているとふとした拍子に抜けてしまうので重宝したものです。
■ パチパチくんα
これもパチンコ時代に使っていたものです。数取り器よりも軽い上に、何種類ものデータがカウントできるので便利でした。一般販売はしておらず、このようなグッズに寛容なパチンコ店で出玉と交換するのが唯一の入手手段でした。欠点は推した瞬間に反応してしまう右上のリセットボタンで、、飛び出ているので不意に押してしまうことがあり、保護するためのプラスチックガード板を貼り付けていました。10数年ぶりに動作させてみたのですが、カウント途中でリセットされてしまうことがあり、たぶん電池部分の接触不良だとは思うのですが、信用に欠けるのでお役御免となりました。
■ 勝ち勝ちくん(初代)
パチスロが5号機時代になった頃でしょうか。設定による小役の差が設けられた機種が多く出てきて、この手のアイテムが大流行しました。確率自動計算など機能面も豊富で私も買おうと思っていたのですが、この頃からスロ離れが始まったのと、いざとなればパチパチくんがあるからと思って買わずじまいでした。この個体は後に入手したもので、使用していません。
■ 勝ち勝ちくんSTD

勝ち勝ちくんも改良を重ね、だいぶ進化しました。これは当時最新版であった3.0Wの下位モデルですが、基本機能は十分に備えています。勝ち勝ちくんの良いところは、機能の改良だけでなく、液晶の見やすさや滑り止めゴムの固定方法変更など、使いやすさの改良も行われているところです。

現在使っているのは下の青の方で、黒は予備です。それほど頻繁に使っているわけではないのですが、黒に比べるとボタンが硬いのです。元々なのか、劣化なのかは分かりませんが・・

使用頻度の高い黄色ボタンが、斜めに引っかかってしまいます。当初はこんなことなかったはず・・清掃すれば直ると思い分解してみました。
全部品です。プラスチックとゴム部分は水&石鹸洗いをしました。ネット上で前モデルなどの分解写真を見ますが、細かい部分でも改良点が見受けられます。100円ショップ程度の品質だと思っていたのですが、予想以上に良い造りをしていました。電源スイッチの構造は独特ですね。
結局、ゴムボタン自体が斜めになっているようで引っかかりは直りませんでした。そこで潤滑剤の登場です。いくつか試してみたのですが、タミヤのFグリス(フッ素微粒子の入ったグリス)は効果があるようです。塗布するのは微量なので、爪楊枝と薄い紙を用意します。
このように爪楊枝の先で微量のグリスを取り、細く切った紙に適量塗ります。グリスがあるかどうか分からない程度で十分、つけすぎるとはみ出てきてしまいます。
グリスを塗った紙は、このように差し込みます。引っかかりそうな部分を中心に、外周をぐるっと回しておしまい。
お見事、引っかかりは無くなりました。但しフッ素グリスの効果は1日使うと無くなってしまうので、定期的なメンテが必要です。ボタンの硬さはゴム自体によるもので、分解清掃では軟らかくなりませんでした。ゴム製品は経時で硬くなる傾向があるので、劣化が進んでしまっているのかもしれません。
2016.03.06
使用中に振動を与えたせいか、突如リセットされる事態に何度か遭遇。またボタンのチャタリングも起こすようになりました。いずれ調整が必要なようです。また、1年ぶりに電池を外してみると若干液漏れ傾向なのが分かりました。LR44はアルカリ電池なので、機器へ入れっぱなしは厳禁です。未開封の長期保管品は危険ですね。100均の電池も危ないかも?
※交換電池はLR44*2個(初代以外)です。堅くて取り出しにくい構造で、ドライバーなどで無理やり取り出すと本体にキズを与えてしまうかもしれません。色々試してみたのですが、ガムテープを電池に密着させ、一気に引っ張るのが一番良いようです。

粘着力の強い新品のガムテープを使う。この方向に貼って引っ張ると取りやすい
■勝ち勝ちくんクリア(2022/10購入)

数年間使ってきた勝ち勝ちくんSTDの調子が悪くなってきた(カウントボタンはたまにダブル入力になる程度、右サイドの割り算スイッチの操作頻度が高いせいか反応が悪い)ので、お蔵入りも近いと思い、予備機として最新型の勝ち勝ちくんクリアを買っておきました、本当はハナハナversion(税込3885円)が欲しかったのですが、DiscUPversionがAmazonで税込2780円と標準モデル(税込3035円+送料)よりも安かったので迷わずこれにしました。お気に入りの一台という考えもありましたが、前回のモデルも店に置き忘れかけたことが何度もあり、途中で無くしてしまう可能性を考え安いものにした次第。
特にデザイン的なこだわりはないですが、発光ランプは緑よりも赤の方が好きなのでこのモデルにしました。まだ実戦では使っていないですが、ゲーム数設定が多少面倒になったのと、液晶部分が大きいのでラフな扱いだとキズが付きやすいかなという印象はあります。今後使い始めたらレポートする予定です。
■勝ち勝ちくん歴代モデルまとめ (独自調査によるもので情報が正確とは限りません)
・勝ち勝ちくん初代 2008/02 \2940 黒、スイカver.
発売と同時に大ヒットで即完売、入手困難となった伝説(?)のモデル。これに追従して各社小役カウンタを開発・販売するようになる。
・勝ち勝ちくん2.0 2008/10 \2780 シルバーのみ
一回り大きくなり機能も豊富に。店内で目立ちやすいめっき調の仕上げが一部で不評であった。
打ち始め自動計算機能追加
データセーブ機能追加
2wayから3wayに
10カウントスイッチ追加
マイナスカウントスイッチ追加
・勝ち勝ちくん2.1 2009/02 \2200 7色展開
ブラック、スケルトン、グリーンスケルトン
ブルースケルトン、レッドスケルトン 累計50万個
マリンスケルトン、パープルスケルトン 累計60万個
マイナーチェンジ&低価格化、色以外の外観は2.0と一緒。比較的ヒットしたと思われる。様々なカラーが発売されたので他人と被ることがなく、また2.0での不満点も解消された。
液晶が見やすく改良
長押しカウントアップ機能追加
・勝ち勝ちくんmini 2009/08 \1980 黒、エウレカver.
小さいだけで不人気だったモデル
カウントが3way→1wayに省略
長押しカウントアップ高速化
・勝ち勝ちくん3.0W 2010/09 \2580 18色展開
ブラックスケルトン 累計70万個
ホワイトスケルトン、パープルスケルトン、レッドスケルトン 累計80万個
オレンジスケルトン、ブルースケルトン、パープルスケルトン(再)、フォレストグリーンスケルトン 累計90万個
ジラフ、アーミー、パープル&グリーン 累計100万個
レッド&ブラック、クールミント 累計120万個
ネイビースケルトン、グリーンスケルトン、ブラック 累計130万個
スイカグリーン、チェリーレッド、ホワイトスケルトンR 累計140万個
超高機能化された。ART機種などで特定小役からのボーナス突入率などを計算するためリンク機能が追加され、カウンタが2段表示になった。しかしながらこの頃から小役カウントの有効性が低い機種が多くなり、使いこなせている人がどの程度いるのか?
液晶2段表示
リンク機能追加(詳細未確認)
合算ロック機能追加(同時押し不要)
固定式ゴムへ改良
初期モデルは「白夜書房」表記が成型、後期モデルは印刷
・勝ち勝ちくんSTD 2011/01 \2200 5色展開+α
オレンジスケルトン 累計90万個
ピンク、ブルー、イエロー 累計100万個
ブラック 累計120万個
2.1の機能をそのままに、地味な改良が施された。3.0Wと併売されていたこともあり、それほど出回っていない。これもパチスロ人気が落ちてきた頃と重なり、しばらくネットで購入できる状態であったが現在では完売。高機能が不要な層からは支持されている。
外観表面は2.1と同一、裏面は電池蓋の溝が無く、「白夜書房」表記が右端からスイッチ下部へ移動(プリントの入った特殊モデルのために平滑面を増やしたと思われる)。さらにプリントモデルの最新版はこの表記が成型でなく印刷に変更された。
合算ロック機能追加(同時押し不要)
999→1999まで対応
長押しカウントアップ高速化
・勝ち勝ちくんLED 2012/07 \2680 パープルスケルトン、フォレストグリーンスケルトン、レッドスケルトン、ブルースケルトン、ブラックの5色展開
3.0Wの機能をそのままに、LED追加。当時白夜書房の不祥事により必勝ガイド系雑誌がガイドワークスに移管、その際勝ち勝ちくんの過去のモデルを一掃しこのモデルが発売となる。
LED追加
・勝ち勝ちくんLED2014 2013/12 \2680(増税後\2756) ブラック1色のみ
特に変更点は見られない。小役カウンタ自体の人気が低迷し1色のみとなり、以前のように各色ごとの単発売り切りでなく、比較的長期に販売が続けられた(2014年9月まで確認)。
付属冊子のみ変更(?)
・勝ち勝ちくんLED2015 2014/12 税込\2800 2色発売(ブルースケルトン、パープルスケルトン)
変更点なし(と思われる)
・勝ち勝ちくんLED2016 2015/12 税込\2800 3色発売(ブラック、ブラックスケルトン(通販限定)、レッドスケルトン)
変更点なし(と思われる)
・勝ち勝ちくんLED2017 2016/12 税込\2800 2色発売(ブラック、パープルスケルトン)
変更点なし(と思われる)
・勝ち勝ちくんクリア 2019/01 税込\3035 (2019/01:ブラック、2019/06スケルトン・ バイオレット(通販限定)、2019/09ブルー、2020/01パープルスケルトン)
勝ち勝ちくんLEDから、液晶部分を見やすく改良。時々新色が追加されている。LEDの発光色が赤のものと緑のものがあるので、本体色だけでなく発光色も好みのものを選ぶ方が良い。
その他
勝ち勝ちくんは雑誌の付録(または通販)として販売する方式のため、販売されたものは基本的に全て売り切りとなります。同じモデルが再生産されることは少なく、カラーが変更になったりモデルチェンジされてしまいます。欲しいモデル(色)があったらその時点で購入した方が良いですね。
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