こだわりの一品


■第80回 2011.10.14 安全かみそり5

何度も紹介してきましたマッハ3ターボ、現在でも継続愛用中です。今回はターボでなく、ノーマルモデル「マッハ3」の紹介です。

周知のとおり、最近では3枚刃はもはや最低刃枚数であり、4枚刃、5枚刃、なんていう製品が主流のようです。消費者としては、そんなに多枚刃にしなくても・・と思うのですが、メーカー側は高い刃をどんどん消費して欲しいわけですから、こういう流れになるのは必然ということでしょうか。続々と出る新製品の煽りを食らい、旧製品は収束する流れにあります。かつて全盛を誇ったマッハ3シリーズも例外ではありません。

・マッハ3
・マッハ3ターボ
・M3パワー

一時期は3つものグレードが平行販売されていましたが、国内で現行商品はマッハ3ターボのみとなりました。しかしながら国外では廉価版マッハ3も継続販売されているようで、地味にモデルチェンジしているのです。今回はこれを調査しました。


左:旧マッハ3 右:新型マッハ3
従来メタリック蒸着だったホルダー部分が、黒のプラスチック剥き出しになりました。そして黒いゴム部分はマッハ3ターボのようなシルバーに?


左:旧マッハ3外装裏面 右:新型マッハ3外装裏面
製造国も、ポーランドから中国に変更。


旧タイプのマッハ3展示品
それなりに高級感がありますね。これのマイナーチェンジ版がどうなっているかというと・・

ここからは、マッハ3ターボと、新型マッハ3の比較です。

左:マッハ3ターボ 右:新型マッハ3
形状は全く同じ。色合いが変更になりぱっと見の印象が近くなりました。


左:マッハ3ターボ 右:新型マッハ3
刃の部分は同じに見えますが、スムーサとフィンの形状、材質が違うようですね。


左:マッハ3ターボ 右:新型マッハ3
金属とプラスチック。質感が全然違います。よく見ると新型マッハ3には空洞部分があります。


左:マッハ3ターボ 右:新型マッハ3
銘版も安っぽくなってますね〜(上の方の旧マッハ3写真と比較してください) ゴム部分がシルバーとなったので、最初はマッハ3ターボと部品の共用化を図ったのかと思いましたが、微妙に色合いが違いました。マッハ3ターボはメタリックのラメが入った感じですが、新型マッハ3は全体的に艶がありシルバーに輝いています。また成型時の樹脂注入口が二箇所目立つところにあり、製法もマッハ3ターボとは異なるようです。


左:マッハ3ターボ 右:新型マッハ3
ホルダーケースに足が付きました。もっとも、現行のマッハ3ターボのケースもこのタイプに変更になってます。

さあ、ここからは試用比較です。

ホルダーと刃を、それぞれ純正のものと、入れ替えたもので試してみました。結果は・・・
(A) 標準的。安定感があり、スムーズに剃れる。
(B) 良く剃れるが、刃が引っかかる印象。
(C) 軽い。まるで使い捨てカミソリのようである。刃が引っかかる。部分的に剃り残しが発生。
(D) 軽い。ターボの刃なので滑らかであるが、力が均一にかからず部分的に剃り残しが発生。

マッハ3の刃は、マッハ3ターボの刃と剃り性能は変わらないようですが、剃ったときのスムーズ感が異なります。スムーサの材料とフィン形状の違いが影響しているのでしょうか。ホルダーは、重いほうが力のかかり具合が安定的で、剃り残しが出ないようです。全体的には、マッハ3ターボが使いやすく、マッハ3はテクニックが必要と思います。

この試験は主観的なもので短期間のみの感想なので、継続して使用感を確認していくつもりです。


おまけ

マッハ3ターボの替え刃。左と右の違いは・・?


裏側。わかるでしょうか?




正解は、替え刃の製造国です。以前は米国製であったのに、現在はドイツ製になりました。
品質に変化はないと信じていますが・・なんとなく以前よりもスムーサが溶けにくくなったような気がしています。


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