こだわりの一品


■第86回 2012.04.01 フロッピーディスク

久しく使われなくなったフロッピーディスク。最近ではドライブやメディアが生産中止になるなど、いよいよ終焉に近づいています。個人的にはこの記憶装置が大好きで、特に全盛期だった5.25インチの頃のものがよく記憶に残っています。

今回はマイクロフロッピーディスクと呼ばれる3.5インチメディア、これをの新旧モデルを分解してみることにしました。


左:(たぶん)90年代のSONY製FD 右:数年前に購入したImation(旧3M)製FD
昔は2DDのディスクが青色という決まり(?)があったと思うのですが、カラーFDが出てから区別が無くなったようです。


裏側
見た目はほぼ一緒です。ディスケットのプラスチック部分成型が、最近のものは若干甘いような感じがします。


分解!(いや、破壊!)
思っていたよりも違いがありました。ディスク表面の埃を取り、傷から守るためのライナー素材がだいぶ省略されています。


ライナーを密着させるための構造も異なります。新しい方はただ出っ張りがあるだけ。


ディスク表面
表面の艶も違います。ここはメーカーによる技術アプローチが異なるため、一概に良い悪いと言い切れませんね。


・・90年代初めの全盛期には、超高耐久性を謳った製品もあったのですが、価格競争により年々品質が落ちてきました。もっとも、CD-RやDVD-Rほどの急激な変化は無かったと思います。FDでソフトが動いていた時代は、頻繁なアクセスがあり、ディスクは常時回転していたので、それに相当する耐久性が求められていたのでしょう。ハードディスクが主流になってからはFDはインストール時のみしか使われなくなり、近年ではOSに問題が起きたときの緊急時の起動ディスクを作る程度の用途しかなくなってしまいました。

私が最後にFDを活用していたのは2000年頃?FD一枚に入るメールソフトでしたね。これがあれば外出先でも自分のメールが読めるという便利・・ものでしたが、今ではWebメールで外部からでも読めますし、携帯やスマートフォンでも読めますからあまり意味ないですね。というか外部でFDDが付いてるPCに遭遇することなんてまずないですしね、、とりあえず私のPCは当面、ドライブが搭載された状態でいく予定です(謎)。

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