こだわりの一品


■第110回 2013.12.21 ガラクタ紹介2

小物のガラクタって、わざわざ処分するまでも無いと思い、そのままになっていたりします。今回紹介するのは、当時個人的にブームとなっていた品物です。


金色のシャープペン芯

小学生の頃に一時期流行りました。普通のシャープ芯なのですが、周囲が金色の塗料でコーティングされていてゴージャスに見えるというものです。ただ実際に使う際は芯先しか見えないのでほとんど意味がありません。手持ちの芯を自慢するためだけに存在した品です。これはコーリン製で何故かケロケロケロッピブランドです。この後、Pentelのハイポリマー100など高機能商品が出てきて、このような遊び心のある商品は消えていきました。実際、今使ってみると書き心地はかなり悪いです。



羽衣チョーク (カンペンケースにも注目)

学校で使われるチョークは主に2種類ありました。私たちが「重いチョーク」と呼んでいたのは昔ながらの天然材料からなる炭酸カルシウムチョークで、硬くカツカツ音が出るタイプでした。天神チョークというブランドのものが好きでした。強く叩きつけたときに破片が流れるように落ちていったのを覚えています。特にカラータイプは色が鮮明で好みでしたね。「軽いチョーク」と呼ばれていたのは硫酸カルシウムチョークで、書き味が軟らかいものです。学校の先生では黒板書きで腱鞘炎になる方もいたようで、段々とこちらのタイプに切り替わって行ったように思います。ただし軽いのが災いして粉が飛び散りやすく、それを嫌って手袋をしていた教師もいました。濡らした時に水が染み込みやすく、使い物にならなくなることも。

この羽衣チョークは、当時「軽いチョーク」の最新版で、チョーク側面がコーティングされていて、手で持っても汚れないというのが売りでした。現在も販売されていますが、今でも主流なのかどうかは知りません・・

チョークと言えば色々なテクニックがありました。描く方向とは逆方向に立てて力加減をうまく調節すると、跳ねながら線が引けるのできれいな点線が描けたり、チョークの側面を黒板に当てて中央を中心にして捻り、蝶のような模様が描けたりします。入学したときに、上級生がお祝いのために黒板全面にカラフルな絵が描かれていたことも思い出します。古い校舎に、一般的な緑色の黒板ではなく、古くなって所々ヒビが入っている「黒い」黒板も存在しましたね。


おまけ

キャンパスリップ ほそみ ブルーミント

普通のメンソレータムタイプのリップスティックですが、子供用に細くして、各種味付けがされました。今でこそ女性用に色々なタイプが出ているとは思うのですが、当時こういうものが出始めて、流行になっていたように思います。


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