RALLY Quizzy36

2002.11.16-17

ゴール 長野県諏訪市霧ヶ峰高原 池のくるみ
ロベンドヒュッテ&かるぺでぃむ

参加台数 4輪

14台

36名

総 勢

36名

優 勝

吉川チーム


RALLY Quizzy36 entlant
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パノラマ写真
RALLY Quizzy36 Panorama

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+++ プロジェクトX 優勝に掛けた熱い情熱 +++

 この物語りはRALLY Quizzy36の優勝を勝ち取った男の物語である。
(NHKのプロジェクトX風に読んでね)

 その男は洋行帰りだった。名を吉川といった。
 米国から帰国し、やっと日本の生活のリズムに戻ったばかりだった。
 春には愛児「英斗(ひでと)」が生まれていた。

 吉川にはラリーの前に試練が待っていた。
 英斗の咳が2週間前からひどくなっていたのである。まだ乳のみ子の英斗は5週間前から咳をしていたが日に日に悪化していた。

 これはいかん。ラリーは近いぞ!と病院を変えることにした。
 座間の小島小児科から海老名総合病院へ。

 三連休が明けた火曜日にいざ病院へ。

 そこでなんと医者から「百日咳かもしれないね」と衝撃の発言がなされた。

 百日咳だとしたら当然ラリーは無理。
 検査結果は木曜日。もんもんと週を過ごすこととなる。

 そして運命の日。

 なんのことはない。陰性。
 ただの咳であった。

 ところがほっとしたのもつかの間、次の日に吉川がすごい下痢に襲われ点滴まで受ける事となったのである。

 そこから英斗の咳の回復には目を見張るものがあった。
 まるでラリーに合わせているかのように...
 陰性と分かってから一週間後のラリー前日にはすっかり快復した。
 両親は我が子ながらあっぱれと恐れ入った。

 しかし当日の朝、再びドラマは始まった。
 寝坊したのである。

 用意が不十分な体制。
 かみさんはしきりに鈴野さんへ電話して、遅れると言えとうるさい。
 でも吉川は、それはしたくなかった。

 子どもが二人いて奇跡の30分スタートという、伝説の始まりであった。
 何食わぬ顔でスタート地点に現れたというのは、後日分かった話である。

 スタート地点は突き刺すような寒風が吹き荒れていた。ドライバーズミーティングが終わり車に戻ると吉川はほっとした。

 スタートしてしばらくは順調であった。
 しかしそんな平和な時間は長く続かなかった。

 それは紅葉のワインディングロードでダンプに遭ったことが始まりだった。

 何も考えずに吉川はバックした。
 かみさんがそこで叫ぶ。「ちゃんと距離を見てるの?」
 あ!っと思った時にはもう遅い。
 以後、藤野PAまでの間、バック量は20m、25mいや50m?とそればかり考えていた。
 ついついアクセルとブレーキも荒っぽくなっていた。

 ついにかみさんが車酔いでダウン。
 かろうじて藤野PAに着いたのだった。

 そこで少し休んでから、再スタート。
 かみさん「次は境川PAだから、それまで寝るね」
 車酔いで寝たかったのである。

 その時吉川は、心の中で「あー、いいよ。次は藤野PAだな」と思った。

 そうである。今出たばかりのPAの名前がなぜか次にやってくるPAだと思い込んだのである。
 リアシートでかみさんも子供も寝てしまい、コマ地図はサードシート。
 そして、静かな中、じっと藤野PAを待ち続けて運転を続ける吉川。

 気がつくと、諏訪南ICを過ぎていた。

 甲府南ICで降りるところを諏訪まで行ってしまったのである。

 かみさんを起こして諏訪ICでただちにUターン。
 時速140km走行。
 次の日曜日、ちょうど同じ時間にスピード違反でつかまる車を諏訪で2台も見たのは恐怖であった。捕まらなかったのも運のうちである。

 途中、双葉SAに入って距離を調整するかで悩んだ。
 境川PAでオーガナイザーはトイレに行ったと読んでいたので、すこし距離をかせがねばならない。
 でも、SAはでかすぎて距離が大幅に上乗せされると読み、距離調整はなしで甲府南へ突っ込むことに。

 甲府南に帰ってきたのが12時40分。
 どこで補正をかけるか....と最後の瞬間、上り線からICへの側道へ入った瞬間を読んだ。
 上り線から料金所へは大きくループを描いており、その距離がちょうど境川PAの距離補正になるだろうと。

 そして料金所を過ぎ、あ、サーカスだといいながら山道を登りはじめて蕎麦屋を見たとき、かみさんが言った。「あ、チェックポイント過ぎちゃった」

 夫婦間の会話が皆無になったのは言うまでもない。
 ただちにUターン。

 そしてサーカス入り口の前で、チェックポイント発見。

 しかし、次のチェックポイントに着いたときに、このサーカス前のチェックポイントは場所を間違えたことに気がついた。

 その後も二回ミスコースをする。
 でも吉川は精神的にぶちきれることなく、10m単位で補正をかけていった。
(車は100mのデジタルトリップメーターのため全て目測である。結果は精神状態で全て決まる)

 長坂ICを降りてスーパーでチーズを買ったあと、次の事件は起きた。

 再スタートして次のコマ図は600m先くらいを左。
 ガソリンスタンドがあり、有料道路の看板もある交差点。

 しかし、200mも走っていないところで有料道路の看板にまどわされ、左折。
 600mのコマ図表示も見落とした。

教訓:買物の直後は気をつけろ!

 左折後、すぐの交差点がなんだかおかしい。
 2方向に分かれるのにコマ図がない...

 しかし、これは大きな道に行けということだと勝手に解釈。そのまま突っ込む。

 すると....前方で工事があり、作業員に停められた。
「あっちの迂回路に行ってくれ。でも交互通行だから ちょっと待って」

 困った。迂回路になったら距離計算はどうするのであろう。

 まだミスコースと気がついていない吉川家は騒然となった。

 たらたらと細い迂回路に突っ込んだ。
 今回のラリーの中で最も細い道であった。

 走りに走り、5km以上走って、チェックポイントもなく行き止まりのT字路。あえなくUターンするしかないのか。またあの細い道を。

 でも吉川家はめげなかった。

 「スーパーから測定しなおせばいいじゃん!」

 しかもこの行き止まりのどんつきT字路。
 ここを右に曲がって、少し行ってからまた右に曲がれば元に戻れるのではないか。

 確信を持って、いきなり知らない道を進む。進む。

 するとそこには次の次のコマ図の交差点がでてくるではないか!
 すかさずそこから逆走。

 すると第五チェックポイントのお勧めの雑貨屋さんを発見。

「よし、チェックポイントの場所も把握したぞ!あとはスーパーに戻って心機一転再測定だ!」

 この区間の誤差は8点ですんだのである。

 ここらで買い物ゲームのお題である「スイスと言えば」を見つけねばならない。
 そこで考えた。スイスと言えば...

 スイスと言えばハイジ
 ハイジと言えばアルプス
 アルプスと言えば雪
 雪と言えばそり

 第5チェックポイントを過ぎた後にちょうどホームセンターがあったが、そこにはそりはなかった。

 急遽家族会議が開かれた。
 激論の末、

 スイスと言えばハイジ
 ハイジと言えばぺータ
 ペータと言えばやぎ
 やぎと言えばチーズ

 と結論が出た。運良くスイス産のチーズを発見。

 そして
  チーズと言えばワイン
  ワインといえば高くて買えない
  高くて買えないのでビール

 と言うことで鎌倉地ビールも購入した。

 そしてビールといえばおつまみ。
     おつまみといえばチョコレート

 と言うことでチョコ菓子も購入した。

 その後、またしてもミスコースしたのであった。

教訓:やはり買物の次は危ない。

 次のコマ図は変形十字路である。素直に右に曲がって小荒間にいけばいいのに、消防署の位置関係からこれはコマ図の書き間違いかもしれないと斜め向こうの右へ..気がつくと小淵沢に向かっていた。

 5km走って間違いに気がつきUターン。
 往復10km以上のロスであった。

 ここまでミスコースすれば、その後は順調と思っていた。しかし、最後に山道を登って霧ケ峰に入ろうとしている時である。
 かみさんが言った。

「もうチェックポイントはないよ。最後のゴールだから」

 え???確かもう一つあったような?

 吉川が運転しながら何度も問い掛けるも答えは同じ。

 その時、かみさんが言った。

「このコマ図に書いてある『そのものチェックポイント』って何?」

「だからそのコマ図自身の場所にチェックポイントがあるって意味だよ!」

 険悪なムードが流れた。

 かみさんがたたみかけた。

「じゃあ、もうチェックポイント、今過ぎたよ」

 なにーーーーっと急停車。まだ山を登っていない。

 ちょっと降りて見てくる。と車を降りて走る。
 他のチームに見られなくて幸いであった。

 200mほど戻って怪しい場所をみるもコマ図とは違う。(当たり前である)

 そこで、そのまま走ることにした。

 山道を登りながら、
「このチェックポイントの写真は平原だなあ。こんな山道の先に本当に平原があるのだろうか....」

 不安でいっぱいなその時、チェックポイントのコマ図が目の前に現れたのである。
その時吉川は優勝できたかもと確信した。

 その後、次はゴールという時も、かみさんはただ直進と言ったのである。

 吉川は「そんなはずはない。もう一回は曲がるだろう」とまた的外れなことを言っていた。

 で、ゴールを10m程度オーバーランで急停車。

 長い旅であった。どこでどれだけ補正をかければいいか分からないぐらい補正だらけである。

 それでも表彰式ではチェックポイント賞に5回呼ばれた。

 前半は吉川が、後半はかみさんがじゃんけんに出るも全敗。ウィンドウォッシャーを手中には出来なかった。

 ひな段には賞品やメダルが光り輝いていた。優勝から3位までのメダル以外にメダルがあった。
 吉川はきっとブービー賞であろうと思った。

 表彰式はいつも以上に白熱していた。賞品が湯水のごとく沸いてきた。オーガナイザー大暴走という感じであった。

 表彰式も最高潮。オーガナイザーが総合順位の発表の前に、と前置きして「今回は最年少でよくがんばった英斗くんにヤングマン賞をお贈りします。吉川チームは道中の失態はこれに免じて全て水に流してください」と発表した。

 吉川は受賞の瞬間「百日咳事件」を思い出して5週間続いた咳を見事に直して参加にこぎつけた英斗を思い、男泣きした。

 色々失敗はあったが入賞できなくとも吉川の胸はいっぱいであった。

 吉川の記憶はここで一旦途切れる。ヤングマン賞の嬉しさと「全てを水に流して」とのコメントに入賞はないと感じていたからである。

 場内が一瞬静かになった。優勝チームの発表である。
「優勝は吉川チーム」ひときわ大きな声が場内にこだました。

 吉川はこの時の気持ちを後にこう回想している。「諏訪湖の神様が降臨したと確信しました」

 苦節うん十年でないのにいいのかな。本当かな。本当なんだ。
 じわじわと実感がこみあげてきた。涙の向こうにかみさんが微笑んでいた。
 

 このNEWSは吉川チームからのレポートに多少加筆編集いたしました。


リザルト


エントリーリスト

No.

Dr

ナビ

チーム名

車  種

サブナビ

1

近藤

-
ライオンキング! ぷじょーちゃん  

2

吉川 なおみ 4人になったダッシュK ストリーム なっちゃん、ひでと

3

須田 ひとみ すだっちファミリー 91式ラガー 隆之介

4

大庭父 大庭母 チームあやね プラッツSパケ チーム監督あやね

6

荒木 ママ くまのプー 新型ノア くまのプー

7

荒川 まきこ 第35回・優勝 サーフ そうた&てるき

8

松村 亜紀 ビバップ ソードフィッシュ  

9

ごうど きよ ビア★シスターズ フェアレディZ ゆーたん

10

おくつ えんど さまよえる蒼い弾丸 ステージア あっきー&ゆみ

11

かずみ めぐみ 地図の読めない女たち NISSAN 180SX  

12

新村 高橋 でか熊・ちび熊チーム Mazda Roadster  

13

久志野 山野 大食い怪獣! ギャラン  

14

藤原

-
頭文字J AE86トレノBL  

15

丸田 をとめ 似た者同士 三菱ガラクタスポーツ  

追上

鈴野 朝子 Hyper Suport 零式広域偵察車


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