2005.11.27

ゴール 葉山町 湘南国際村

参加台数 2輪

0台

0名

4輪

16台

43名

総 勢

43名

優 勝

山野チーム


 まいった。
 買物ゲームのお題は”葉山と言えば”か。御用邸しか思いつかないなぁ。
 それよりも、今こうしてスタート地点に立てた事に感謝している。

前日

 昨日の夜はナビを羽田空港のカフェに待たせて、俺はランウェイ脇の非常用レーダーにかじりついていた。木曜日にメインシステムがダウンしたために非常用が稼動していたのだが3日目の今日になってBチャンネルの送信出力が低いと緊急連絡が入った。俺は職場に急行し無線機テスターと製造図面一式をアルファスパイダーに放りこんで羽田に向かった。
 羽田では緊急車両用の駐車場に空港スタッフがスタンバイしていた。荷物一式をスタッフカーに積み替えてランウェイ脇まで猛ダッシュした。
 
 到着から3時間。装置と図面と格闘するも全ての自己診断機能は正常。じりじりと時間だけが過ぎて行く。
 今晩は横浜のパンパシフィックホテルで優勝前祝いのディナーの予定であったが予約の時間まで後30分。もう間に合わない。

 結局、送信出力の低下の原因はアンテナとのミスマッチだと判明したのはそれから1時間後だった。

 メンテナンスチーフへの報告もそこそこにカフェに駆け込んだ。見渡すと一番奥のカウンターで彼女がたたずんでいた。読み終わった文庫本とダージリンを前に時間を持て余していた。仕事とはいえ、大失点だ。気のせいか彼女の目は潤んで見えた。

スタート

 昨晩のことを思い返していると、オーガナイザーが出発を促していた。我にかえってエンジンスタート。買物ゲームはゴールしてから用意するしかないなと彼女と意見が一致する。幸い前を走るはロータリーエンジンのRX−7。スリップストリームに入ればゴールまで一気だ。

 さぁ、スタート。それにしても今回はODが近くない?3図先だって距離にして2キロ半しかないよ。これじゃ距離の補正も充分に出来ないな。ま、うちのチームは距離あんまり関係ないからいいか。

 OD到着。おぉ、ここは俺の青春時代を過ごしたNECRELの元第一駐車場じゃないか。

 「11図、この先Y字路を左。距離0.5キロ。その先第1チェックポイント」相変わらずナビの指示は的確だな。それにしてもここらは畑と森と川の流れる良い景色だな。適度なワインディングが心地良いね。さぁ、Y字路を左に曲がってチェックポイント......って、畑の中に突如としてパチンコ屋が出てきたよ。よく郊外店って聞くけど、ここって畑と工業地帯の狭間で幹線道路沿いじゃないし、ましてや民家なんかないよ。でも広い駐車場は一杯だなぁ。きっと出るんだ。ちょっと寄ってくかな。って横でそんな怖い顔すんなよ。わかった、わかった。

 さぁチェックポイントの距離も計ったし次は保土ヶ谷バイパスと横浜横須賀道路を一気走りか。あれ、コンビニからRX−7が出てきたよ。よしよし、ちょうどうちの前に入ったな。保土ヶ谷バイパスでスリップストリームだ。
 さぁ、合流路から本線に。50キロ、70キロ、90キロ3速全開。4速にシフトアップで.....で....シフトアップする間にセブンは遥か彼方に行っちゃったよ。

 セブンには追いつけなかったけど高速道路はあっと言う間に走りきっちゃったね。逗子田浦で下りて逗葉新道か。ここは3年前にデートで来た以来だ。新道下りたら海岸まで1本道だったな。
 新道を下りて料金所を抜けると「次は信号のある左T字路を左。信号名は南郷トンネル入口。距離不明」と彼女。信号って料金所の目の前にあるじゃない。ここって海岸まで1本道じゃなかったっけ?
 左折してぶったまげた。新しいトンネルが出来てる。それも出口の明かりがポツーンと見えるぐらい遠い。すごいなぁと思ってる間もなく「次は信号のある十字路を左。信号名は湘南国際村入口」ん?今回はゴールが湘南国際村じゃなかったっけ??まだゴールまで33コマもあるけど、どーなってるの?

 と、思ったら2図先でもう一回高速に乗るのね。乗ったと思ったらすぐ第2チェックポイントとは忙しいね。で、チェックポイント通過したらすぐ高速下りるの?もう好きにして。

 そう言えば事前予告で何やら怪しげなコースがあるって話だったけど、まだかな?
 「26図、この先信号のある左ト字路を左。信号名は野比中学前。目標物は左前方にENEOSのガソリンスタンド」やっとコマ地図も半分か。それにしても今回はコマ数が多いからナビは休む間もないな。
 だんだん道が狭くなってきたよ。おまけに路面も荒れてきたし。あれ、この先両側が藪だし何か怪しい雰囲気だよ。ここが予告編の地点だな。これゃ日が暮れたら不気味だろうな。絶対一人じゃ通れないぞ。って彼女は目をつぶってるし..おいおい、この先チェックポイントじゃなかったっけ。

 怪しいポイントを抜けて道幅が広がり路面も良くなったと思ったらチェックポイントに着いた。前のめりになりそうな坂に車を停めると目の前には青い海が広がっていた。

 「30図、7キロ先左カーブ途中の右フォークを右。目標物は右奥と左に速度制限の標識」そのコマ図で右にハンドルを切ると細く急な登り坂になった。カーブがきつく視界が悪い。やがて丘の中腹で農家の庭先の様な所を走るが道が曲がりくねっている上にダンプやトラクターが来るたびに路肩ぎりぎりに走るのでナビは冷や冷やしている様だ。下の海岸線の方が気持ち良さそうなのに。何でこんなルートを走らせるんだろう。
 丘を登るにつれ、彼女の顔がちょっとづつ歪んできた。もう半べそかと 思われたとき丘の頂上に出た。視界がぱっと開けた。
 眼下には城ヶ島を遠景に三浦半島先端部が一望の眺めが広がっていた。遠くで海のさざなみが光り、視線の先にはヨットが風をうけて帆走していた。海と陸の境に巨大な風車がゆっくりと回っていた。きっと風力発電用の風車だろう。白く長い羽根が逆光に光っていた。

 丘を駆け下ると巨大風車は公園の真中にそびえ立っていた。間近で見ようと 公園の展望台に向かってみる。展望台の先はもうすぐ海だ。
 海をよく見ようと展望台の手すりのところまで行くと先ほどまで見えなかったヨットハーバーが見えた。初夏の光りを受けて流れる様なラインのヨットが肩を並べて寄り添っている。うっとりしている彼女に寄り添った。

 「37図信号のある左ト字路を左折。目標物は左が海、信号右に浜屋加藤商店。距離1.4キロ」海を左手に見ながら左折。ゆるやかな丘の両側は海辺のリゾート地の趣だ。「この先6CP、目標物は左前方に レストランの様な建物」でも、と続いた「チェックポイントにしてはおかしいわね。目標物からずいぶん離れているし狭い道の路肩だし」と不思議そうである。
 丘を登りきると切り通しの下り坂の先にレストランが見えた。ゆるやかな坂を下って切り通しを抜けるとすぐチェックポイントだった。左には手の届きそうなところにはマリーナがあった。かわいらしいヨットがこちらにお尻を向けて小波に揺られていた。
 シフトレバーの代わりに彼女の手を握った。照れくさいと言われた。

 「44図信号のある右ト字路を右。信号名は湘南国際村センター入口。距離 2.2キロ」曲がったとたん目の前に高級住宅街が広がっていた。どの家もお洒落で、停まっている車もアルファやジャガーなど夢のような車だ。俺は車にうっとり、彼女は家にうっとり。

 ゴールは住宅街を一周したところにある丘の上のイタリアンレストラン”ベラビスタ”だった。ゴールするなり街に買物ゲームを調達しに行く。

 表彰式は買物ゲームで全敗。チェックポイント賞も呼ばれず6位までの入賞もならず。聞くとうちらは次点の7位。おしい。彼女も残念そうだ。

 初冬の日の暮れるのは思いのほか早かった。表彰式が終わる頃には夕日が水平線に近づいていた。各チームがオーガナイザーに見送られ三々五々帰路についていく。
 最後のチームが出発し「夜景でも見ていくんですか」とオーガナイザーが聞くので、お腹が空いたのでピザでも食べていきますよと答えて送りだした。
 駐車場は二人だけになった。

 彼女にピザでも食べていく?と聞くと一日中ナビゲートした疲れかコクリとうなずいた。ベラビスタに入るとすぐに店長が出てきて一番奥の夜景が一望できるテーブルに案内された。
 席に着いてしばらくしてもメニューが来ない。店内はうちら二人だけである。3分待って彼女が痺れをきらせた頃にウェイターが来た。手にはメニューではなく前菜を持っていたので、彼女は目をぱちくりさせている。俺はニッと笑った。

 ウェイターが下がったら「何でなの?」と聞くので、さっき予約したと答えた。一瞬窓の外にオレンジ色の線が現れ、太陽が水平線の向こうに沈むところだった。彼女が振り返ると店長がボジョレーを持って立っていた。彼女が驚いて小声にするのも忘れて「車どうするのよ」と聞くので、置いてくと答えた。
 畳み込むように「家まで電車で帰るつもりなの!」とさらに目がまん丸になった。
 窓の外を指差して、そこに見えるホテルの最上階を予約したと告げると彼女の目がさらにまん丸になった。

 その日は日曜日のためか他にお客は入ってこなかった。店内に流れる低いカンツォーネに酔いつつグラスを傾ける。海は月に照らされて、葉山の街灯りがキラキラと輝いている。

 彼女が外の景色を眺めながら「まるで宝石の様ね」と呟いた。
 そっと手を握った。
 
 彼女は手の平に何かを感じた。
 俺はウインクして手を解いた。

 彼女がゆっくりと視線をおとすと、瞳がルビーの輝きとなった。


 この物語りは少しの事実と、確かな妄想に裏打ちされた構成となっております。
 危険ですので、RALLY Quizzyに参加して....真似してください。

エントリーリスト(出走順)

NO.

ドライバ

ナビ

チーム名

車  種

サブナビ

1

奥津 聖也 棚からぼたもち 通勤快速プリメーラ  

2

山野 千恵子 インコ命? SUPRA K  

3

久志野 ぬっく Team ぬっく インプレッサ  

4

吉川 なおみ 復活!ダッシュK 勢いで買ったベージュノア なつな&ひでと

5

南條 裕美 掃除していないセレナ セレナ 南條3姉妹

6

野村 克巳 マジレンジャー ディオン 悠仁&祥太

7

荻原♀ あやの あやりか ぼいぢゃ りか

8

小寺 イノ トーシロサラリーマン セリカGT4  

9

鈴木

-

TeamR&B!?  

10

新村 高橋 でかクマ・ちびクマチーム マツダ ロードスター  

11

松田 りんご 青森アプリーズ TIIDA  

12

斎藤 坂田

出 場 断 念

ミニ・クーパー  

13

戸口 恵美子 にゃんにゃんパワーズ インプレッサ 偽STI  

14

前川 ゆり

出 場 断 念

パジェロミニ(改)  

15

秋山 イツコ アキヤマ・セナと、その家族 A・SENNA・インテR A・SENNA

16

藤原

-

頭文字J AE86トレノBL  

17

荒木 恵里佳

出 場 断 念

ノア 祐子

18

荒川 そうた ARA サーフ まき&てるき

19

大庭 ママ TeamAyane メル○デス ・タント 監督☆絢音

追上

鈴野 朝子 HyperSuport 一式主力計測車 健&ゆり

リザルト

Team
Driver

1CP

2CP

3CP

4CP

5CP

6CP

GOAL

総減点
基準 775 4595 1065 905 775 555 2345
1 奥津 5 22 15 5 6 17 45 115
2 山野 1 34 5 2 1 16 16 75
3 久志野 8 23 16 7 8 116 47 225
4 吉川 15 84 32 19 18 27 83 278
5 南條 5 31 9 1 2 16 23 87
6 野村 16 59 14 51 16 29 61 246
7 荻原♀ 5 9 13 3 6 10 47 93
8 小寺 17 79 31 16 17 23 66 249
9 鈴木 6 20 16 6 6 19 49 122
10 新村 7 19 17 5 6 18 47 119
11 松田 12 160 15 25 15 5 35 267
13 戸口 7 28 18 7 7 17 51 135
15 秋山 6 17 17 6 6 18 46 116
16 藤原 7 14 13 5 8 17 35 99
18 荒川 8 21 20 10 7 20 51 137
19 大庭 775 4595 70 77 8 0 3 5528

laplist
Team Driver 1CP 2CP 3CP 4CP 5CP 6CP GOAL
2 山野 1 9 3 3 2 2 1
5 南條 2 11 8 4 4 3 2
7 荻原♀ 3 1 1 1 1 1 3
16 藤原 4 2 2 2 3 3 4
1 奥津 5 6 5 6 6 5 5
15 秋山 6 3 3 4 5 5 6
10 新村 7 4 7 7 7 7 7
9 鈴木 8 4 5 7 7 8 8
13 戸口 9 9 11 11 11 9 9
18 荒川 10 7 10 10 10 10 10
3 久志野 11 8 9 9 9 11 11
6 野村 12 12 12 12 12 13 12
8 小寺 13 13 13 13 13 12 13
11 松田 14 15 15 15 15 15 14
4 吉川 15 14 14 14 14 14 15
19 大庭 16 16 16 16 16 16 16

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