心霊治療の真偽についての考察

 さて、問題は心霊治療がインチキか否かということです。
 時間経過と共に筆者(清水)がどう考えたか、以下書いてみます。

1997年(平成9年)12月6日
 予定では、5日、6日はマニラ滞在で、ニーベスさんともう一人を取材する予定でしたが、ニーベスさんは用事があるとのことで、そのもう一人の方だけ、本日たずねることになりました。
 そこでは、私を除く3人が治療してもらいました。
 治療場所は、4〜5畳程度の部屋で、一方向からだけ硝子越しに見ることができます。
 子供4人と、助手の女性および、ヒーラーの計6人で行います。
皆でお祈りの歌を歌う中、ヒーラーが手をお腹に触れると血の様な赤い液体が出てきます。
 ただ、クセなのかも知れませんが、左手がたまにズボンのポケットに入ったり、ベッドの影に隠れたりするため、何かトリックがあるような感が否めません。
 ただ、治療を受けた3人は、ホテルに戻るなり、ぐっすり眠ってしまったとのこと。治療後の抗しきれないない眠気というのも心霊治療の特徴とのことでしたが、どうも信じられませんでした。

12月7日
 本日より3日間バギオです。
 ジュン・ラボ氏のホテル「ナゴヤ・イン」で3泊です。治療もここで行います。
 初日突然治療してくれることになります。
 不思議研究所の二人が来ないうちに、花堂さんが治療を受けました。はじめるや否や、シャワーと呼ばれる現象なのですが、血の様な液体が2m位飛びました。
 次に自分ではじめて心霊治療なるものを受けました。「気持ち悪かったです」心臓が悪いと言われました。(意外でした)
後で写真を見るとお腹中血だらけでした。
 4人終った感想です。ジュン・ラボ氏は腕まくりもしていて、しかも休みなく行うため、タネを仕込むことはできそうもありません!

12月8日
 翌朝、ロシア人の一行も来ていて、20人ほどが連続で治療を受けました。
 圧巻でした。
 ああ連続ではとても手品ではできないでしょう。しかも、ひとによって治療の内容が異なるのです。
 例えば、自分の場合、いつも左胸の上で黒い2径2〜3cmの汚物が絞り出されました。
 ただ、不思議研究所の調査のため、取り出した汚物を量りたい旨申し出たところ、ジュン・ラボ氏は激怒しはじめ、中断してしまいました。その際、机の裏も下もひっくり返して見せてもらったが、何も怪しいものはなかったです。
 その後、他のヒーラーの取材にでかけるも尽く留守。ただし、道に迷ったのが幸いして、調査する予定外であったウイリアムさんに出会う。ただ、本日は掃除中なので、明日治療院の方へ来てくれ−とのこと。

12月9日
 朝、不思議研究所の二人は、治療室に立入り禁止になってしまったため、花堂さんと二人で治療を受けました。
 やはりロシア人のグループと一緒でした。
 心霊治療家のリストにも書きましたが、この日、ジュン・ラボが喉元に指を立てると白黄色のどろどろした液体が流れ出る現象を目撃しました。ここに至って、信じるしかないな−と思いました。
 その後、昨日約束したウイリアムさんの治療院のところへ行くと、ちょうど脳腫瘍の患者の治療中で、頭からぶつぶつしたものを取り出し、また、首の後から汚血(?)を出してました。後で、自分で首の後を押してみましたが、意外と固くてあんなに指が入っていたということは、やはり、中に入っていたのだろうか?
 更にその後、セグンド氏のところへいって不思議研究所の二人が治療を受けました。手つき等全く怪しいところはありませんでしたが、ジュン・ラボ氏の治療をみた後だったので、いま一つ印象が薄かったかな(^^;;

12月10日
 早朝より、マニラへ出発。
 マニラへ到着してみると、予約していたオルビートさんが、今日は治療できないとのこと。どうも波があるらしい。
しかも、初日治療してくれたヒーラーとは、本日体内に発信機をいれる実験をしてくれる約束だったのにやはり不在とのこと。逃げたのかな。
仕方がないので、約束を今日に延期したニーベスさんのところへ行ってみる。
 森田さんの粘り勝ち。体内に発信機を入れる実験に挑戦してくれるという。しかし、どうも受信機の調子が悪く、受信距離が短い。
 手元がタオルと助手の手の影で全く見えない。かなり時間がかかったが入ったとのこと。取り出しは翌朝ホテルへきてもらってやってもらうこととした。
 森田さんが確認したところ、ベッドの足元に置いてあった発信機が手術後は反応しなくなっていたとのこと!!。その後、病院へ行ってレントゲンを撮ったが、違和感があるとのことなのに何も写らなかった。

12月11日
 最終日。
 発信機を取り出してもらうも、全く受信機反応せず。「やっぱり、お腹にいれたわけではなくて、壊されたのかな?」とみんな思ったはず。
 ところが、森田さんが確認したところ、回路は正常で、電池だけが消耗していることが確認された。何故?
 インチキと考えれば、取り出したときに一旦破壊し、その後、補修。さらに、電池だけ放電させ、取り出したようにみせかけ渡した−ということになります。しかし、補修した様な形跡もないし、彼らにそれほどの知識があるだろうか?
 更に不思議なのは、電池は丸3日はもつはずで、半日で消耗したのも不思議である。

12月20日
 フィリピンの心霊治療に何度もでかけ、ビデオも沢山撮影しているN氏と会う。
 そこで、ジュン・ラボ氏の元奥さんである由子さんの治療の様子と、ジュン・ラボ氏の超ウルトラCである、目玉取り出し洗浄を撮影したビデオを見せられる。降参である。
 更に、N氏の話では、N氏の手を使って治療を試みたこともあるとのこと。それは、ジュン・ラボ氏がN氏の手を持って誘導すると、患者に触れたN氏の指先から、赤い液体が染み出してきたとのこと。

 以上、みなさん、どう判断しますか?
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