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令状国賠

《目次》

令状国賠

 10・30
  デッチあげ事件

 令状国賠を提訴

 裁判の経過

 裁判資料

 

 
最高裁が不当な上告棄却決定

 最高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)は2007年3月22日、逮捕令状国賠原告が申し立てていた上告申し立てを棄却する決定を出しました。(全文
 最高裁は理由も示さず、門口不当判決を合憲としたのです。最高裁は、国際的にも指弾されている日本の逮捕制度−刑事手続きの人権侵害性を改める意志も能力もないことを示しました。
 確かに、民主主義の基礎である武装した市民の存在を欠く日本社会では、最高裁の暴虐に対して、市民には反撃手段がないように見えます。しかし、合憲判決乱発で権力犯罪を擁護する最高裁が得るのは権威失墜と市民の不信だけです。
 伊藤長崎市長射殺事件は、行為の是非は別として、社会的トラブルの平和的解決という裁判所の機能が根底から失われていることを示しました。市民が裁判所に何も期待しない・できない時代です。
 決定への回答は、官僚裁判官から裁判を取り戻す闘いの本格的開始です。

東京高裁が不当棄却判決 上告審闘争へ

 2005年10月27日、東京高裁第4民事部の門口裁判長は、原告の請求を全面的に棄却する不当判決を強行しました。警視庁公安部の下働きに成り下がった門口裁判長は、確実なアリバイの存在を否定し、あいまいな目撃証言を信用できると強弁する事実のわい曲と詭弁により、警視庁公安部と東京簡裁が結託したデッチあげ指名手配を免罪したのです。

 私たち原告と弁護団は、警察が恣意的に犯人と決めつけたら、どれほど犯人であり得なくても逮捕も指名手配も自由という、門口裁判長の人権も憲法も無視した令状主義破壊の判決を絶対に容認することはできません。反動裁判官の牙城と言われる最高裁であり、勝利はこれまで以上に困難という日本の裁判制度の腐敗した現状を直視した上で、11月9日にあえて最高裁に上告を行いました。

 立川・反戦ビラ弾圧などデッチあげ逮捕、無罪・微罪逮捕が横行し、恵庭冤罪事件、東住吉冤罪事件など「間接証拠の積み重ね」と称して証拠のない有罪判決が乱発されている中で、逮捕・逮捕令状制度そのものの反動化をこれ以上許すことはできません。たとえどれほど狭い門であろうと、犯人ではないことが明らかな者を警察と裁判所が結託して犯人扱いすることを許さないために、令状国賠の勝利のために今まで以上に闘い抜く決意です。

 ぜひ、勝利の狭い門を切り開くためにいっそうのご支援をお願いします。

15年のデッチあげ指名手配=不当逮捕令状発付を問う
御崎逮捕令状国賠勝利へ

 
国賠提訴を発表した記者会見(98年7月2日)
 

 明白なアリバイがあり無実が明らかな者が犯人にデッチあげられ、15年も潜行生活を強いられるということは、絶対にあってはならないことです。しかし、これが現実に御 崎 直 人 さんの行われたことなのです。しかもそうした非道が行われただけでなく、警察も裁判所も今にいたるもその非を認めていません。

 99%を超える逮捕令状の乱発、弁護士ですら長期勾留を強いられる人質司法の現実を見る時、私たちは無実の明らかな者にすら逮捕令状が発付され、それに抵抗もできないという現行の逮捕令状発付と逮捕・勾留制度こそが、御 崎さんに対する人権侵害の最大の原因と思わざるをえません。

 警察と裁判所のデッチあげ指名手配の責任を問い、そうした逮捕令状発付の現実を変革するため、令状の会の運動を支援して下さい