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本日は待ちに待った「ビジュアル・バンディッツ」の完全版お披露目の日。

言わば完成披露試写会だ。自分が佐野奈波さんをきっかけにファンとして 「ビジュアル・バンディッツ」に関わらせてもらって早10ヶ月余り、この日が来るのが待ち遠しかった。奈波さんの出演されている作品を久しぶりに拝見できるという喜びもあったが 前回宮本監督以下スタッフの方々とお会いして以来、懇意にさせて頂いていることでまた再会できるという 喜びもあり 今日という日を心待ちにしていた。
そして 本日は偶然なことに これまたネット上で最近懇意にして頂いている タレントの望月さやさんのCDデビューイベントが秋葉原の石丸電気ソフトワンにて午後から行われることになっており これにも自分が参加する予定だったのではからずも今日はイベントの当たり日だったようである。
望月さやさんのCDデビューイベントの様子はこちらを参照していただくとして本題は「ビジュアル・バンディッツ」である。

望月さやさんのイベントの後、ファンの仲間達と午後5時から宴席を持った自分は 2時間ほど後、会場であるBOX東中野を目指し車中にいた。
8時から 前売り券発売というお話であったのでそれまでにはと思い劇場に急いだが 駅を出て 劇場を探すがどうにも見つからない。どうも駅の反対側出口に出てしまったらしい。
駅の中を通って反対側に出てみて探してみるが やはり見つからない。いつものことだがここでも方向音痴な性分が出てしまったらしい。しかし なんとか劇場に辿りつくと既に2、3人が劇場の入り口に屯っているではないか。とにかく劇場の入り口まで行ってみる(劇場は地下なのです)。地下ゆえに 風も入らずムッとしていて暑い。とてもこんなところでずっと待っていられないということで また地上に出てきてしまった。
こういう時間を持て余している時、一人は辛い。(今回も色々な人に声をかけたが 都合が合わずNG)そうこうしていると 穂山Producerさんが 夜食用だろうかコンビニの袋を持っていらっしゃった。 5月の試写会以来の再会である。 そして 時刻はPM8:00。やっと前売り券の発売である。整理券代わりの番号プレートをもらい(4番ゲット)再び、劇場の外へ。劇場の開場が11時ということでまだ3時間もあることになる。はて どうやって時間を潰すか 悩むところである。 ここで 考えたのが慣れ親しんだネットサーフィンでもして 時間を潰すということであった。聞くところによると マンガ喫茶でのネットサーフィンが東京では流行っているとのこと。
マンガ喫茶でというのは 初体験だがこれが一番暇を潰しやすいと考えてさっそく 行動開始。でも ここで悩むのが どこに行けば良いかだ。ここは東中野、時間を考えてもそんなに遠くへは行けない。この総武線沿線だと思うのだが ぱっと思いつくのが新宿..... 多分、ネットが出来るマンガ喫茶もたくさん有りそう。でも 夜の新宿はちょっとコワイ。すると どこがいいかと考えたのが となりの中野。中野は5月の時、はじめて行って 中野ブロードウェイとか結構楽しめたし、街の雰囲気としてマンガ喫茶も有りそうだという結論に達し、早速電車に乗った。隣町なので あっという間に到着、多少慣れた街だと気分的にも楽である。しかし、アーケード街をぶらぶらしてマンガ喫茶を探すも全く無し。「そんな 馬鹿な」。アーケード街を外れて探しても 収穫はゼロ。やっぱり新宿でも行かないとダメなのか。そんなことを考えながら 再びアーケード街をぶらぶらしていたら目に付いたのが24時間営業のサウナの看板。今日一日、暑く汗だくだったことを考えるとサッパリしたいという気持ちが強くなってきて 思いきってサウナに飛びこんだ。

入浴料が2000円(別にヘンな意味ではありません(爆))ちと高いが仕方がない。 ひとっ風呂浴びて おなじみのガウンに着替えてフロアーで寝転がっているとTVでは東京ドームでの巨人X中日戦がちょうどやっていた。しかし、巨人が勝負に勝った時点でチャンネルはすかさず「ゴールデン洋画劇場」へ。本日は ピアース・プロスナン初007出演作品「ゴールデンアイ」だった。この映画自体はビデオとかで2回ぐらいは見ているなあ。
そんな感想をもちながら 横になりリラックスしていると時間もすでに10時を回っていた。

そろそろ劇場に戻る時間だ。急いでサウナを出て もと来た道を戻り 逆方向の電車に乗り 東中野に向かった。劇場に戻ると既に 多くの人々がそこだけたむろしている。誰もいなかったら どうしようと内心不安であったがこれで一安心。主題歌等を担当されたバンド マロンのファンや 関係者の友人という方々も来ているような感じだ。僕は そろそろ並ばなければいけないなと思い、地下の劇場入り口に急いだ。 するともう既に何人かが列を作っていたので 自分もその列に加わる。そして  自分の後ろに並んでおられた女性の方は どこかでお見かけしたような気がして お声をかけてみると やはり「VB BBS」でもおなじみの”むっちゃんの母”でした。
前回のイベントでは 同席したのにも関わらず挨拶もできなかったので 感動の初対面でした。むっちゃんのママとお話していると 今度は劇場から階段を上がってくるスタッフの一団が見え、その中には宮本拓監督のお姿が...。宮本監督は すぐこちらにお気づきになったようでご挨拶となりました。

そうこうしているうちに とうとう開場時間の11時となり劇場に入場、予想以上に スクリーンは大きかった。前回は試写室程度のスクリーンだったと考えると 雲泥の差だ。
ここにいよいよヴィジュアル・バンディッツが、奈波さんが映るのだと思うとなんだかワクワクしてくる。やっとここまで来たかという感慨にも耽ってしまうほどだ。 僕は このHP用に舞台挨拶の写真を撮りたいということで 映画鑑賞には不向きな 最前列に着席したが 自分の前に並んでいた方々も同じく最前列に着席したようだ。 上映まではまだ間があるということで ロビーをぶらぶらしていると そこには どんどん入場される出演者や 関係者の方々。今まで 前回試写会で見た映像や写真で見ただけの方々があちこちで見かけることが出来るというのも このようなイベントのうれしいところだ。
そして ここで「VB トレカ」を先頭に立って売っておられたもう一人のProducerの櫻井さんと 初対面、ご挨拶となりました。また この会場で櫻井さんの古くからのご友人でありネットを通じてギター関係で親しくさせていただいている方とも お会いする約束であったがどうも来られていないということで ちょっと残念。スケジュール的に難しかったらしい。
そして いよいよ上映時間...劇場は暗転。このBOX東中野での上映作品(「あんにょんキムチ」など。ちなみにこの「あんにょんキムチ」の監督、松野さんは本日のVBの映写を担当されている方でもあったのです)の宣伝が流れ いきなり VAPの3DCGロゴが映る。いよいよ「ビジュアル・バンディッツ 時の墓標」の上映の始まりである。


前述した5月のマスコミ先行試写会に続いて今回が2度目の鑑賞であったが 前回に比べ大きなスクリーンで上映されることで迫力は段違いであった。3作品の中で特撮部分に最も力を入れた作品だけあって 前回気づかなかった部分なども色々発見でき楽しめた。

怒涛の特撮Movieが終了した後は しばしの休憩タイム。ここで館内には 穂山Producerさんが”おせんにキャラメル部隊”として 我々の席を回って お菓子を配るというアナウンスが流れた。ご苦労様なことです。
また ロビーに出た私はここで宮本監督とVBのことや 昼間の望月さやさんのイベントのことをお話したり(先日、トゥナイト2で放送された「VB」の取材は 望月さやさんがされ、イベントで今夜のVBのイベントのことを望月さんにお話したら覚えていらっしゃいました(^。^))
当HPに画像提供などご協力頂いている弟服部さんとも初対面を果たし大林映画との関わりなどもお話しました。 そんな楽しい時間もあっという間に 次の第2作「サラマンダ・パスサイド」の上映開始時間となった。プレスシートには「見えない敵が人間を食い尽くす!超毒性細菌を狙うテロリスト集団との壮絶なガンファイトが始まる!!」とある。どうも 細菌―バイオハザードものらしい。それに女テロリストが絡むとは 想像し難く それゆえに期待も高まる。
ストーリーには ここで詳細に述べませんが見て納得の作品。伏線がバリバリに張り巡らせてあります。一瞬たりとも目が離せないと言ったら大袈裟でしょうか。Gunマニアも注目の作品です。そして 上映終了後、またまた”おせんにキャラメル部隊”が繰り出す中、またまたロビーで時間を潰す中、ここでようやく忙しい穂山Producerさんとお話する機会が持てた。
話の中心は 次の作品「ホシノフルサト」のヒロインである佐野奈波さんのことである。そして この1年待ちに待った「ホシノフルサト」の上映開始時間となった。 暗転する劇場、お馴染みのVAPのロゴ.... 「ホシノフルサト」はあきらかに冒頭から他の2作品とは趣を異にしていた。大物政治家につながる帝国陸軍の機密文書と古いフィルム、その古いフィルムに隠された秘密が思わぬ事件が引き興されることになろうとは。
とりあえず 話の続きは発売中のVBオムニバス版のビデオ&DVDまたは11月発売の「ホシノフルサト」完全版をお待ち下さい。 しかし なんと言ってもこの作品で注目なのは 奈波さんである。奈波さんがはじめて登場されるファーストカットから釘付けであった。思えば 動いている奈波さんを 映像で見るのは「あの、夏の日」のビデオ映像以来だ。なぜか目頭が熱くなってきてしまう。今まで写真でしか見られなかった着物姿の他に カラフルな巫女的な衣装で登場される奈波さん。劇中では2言しかセリフがないのにも関わらず アフレコ時にはそれほもう懸命に練習されたということも思い出される。ファンタジックなストーリーがとっても奈波さんにはピッタリだった。僕的に言わせて頂ければデビュー作の「あの、夏の日」の現代的な”大井エリカ”役も良かったが「ホシノフルサト」でのお姫さま役はとっても素晴らしく魅力的だった。瀬川修さんが演じられたケンが心を奪われてしまうのも頷ける。物語はその切ない感じの余韻を残したまま終焉を迎えるわけだが 次回作に続くというような終わり方は  これはもう続編を期待せずにはいられません。

そして イベントも終盤戦、いよいよ舞台あいさつ&トークショーである。 舞台あいさつには 宮本監督を始め 脚本&出演の川崎ヒロユキさん、撮影の恒田嘉弘さん、Producerの櫻井彰さん、音楽Producerの高島幹雄さんらスタッフの方々と主演の正岡邦夫さん、小野沢知子さん、瀬川修さん、大伴修さん、主題曲担当のバンド マロンのメンバーのみなさんと「ビジュアル・バンディッツ」のオールスターキャスト総登場という感じでした。

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後列 マロンのみなさん。
前列、小野沢さん、瀬川さん、正岡さん(L to R)




後列 マロンのみなさん。
前列、瀬川さん、正岡さん、宮本監督、川崎さん(L to R)




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正岡さん、宮本監督、大伴さん、川崎さん(L to R)



正岡さん、大伴さん、恒田さん、櫻井さん(L to R)





そのトークショーでは とても興味深い話が披露された。例えば、TV局Producer、片桐冴子役の小野沢知子さんからは 劇中で使用された衣装は全て自前とか(トークショー司会進行役の女性の方が特に驚いていらっしゃいました)、撮影の恒田さんが複数の仕様の違うカメラで撮影された映像での編集等で大変苦労された話とか、瀬川さんの宮本監督との関わり(瀬川さんは宮本監督の映画学校での後輩に当たる方だそうです)や正岡さんの「ビジュアル・バンディッツ」に関わるきっかけ(「ウルトラセブン」撮影現場での宮本監督との出会いの面白いエピソードなど)など この場にいないとなかなか聞けないエピソードが披露され、大変有意義な時間を過ごすことができた。しかし夢のような時間はいつものことながら過ぎ去るのは早いもの...時計の針は5時を回ろうかとしている。トークショーも盛況のうちに終了し、次は 今回このイベントの為に宮本監督初期の作品「異端の森」の上映である。
なんでも宮本監督が学校時代に撮られた作品であるとか。短編ではあったがテイストはVBにつながる正に宮本監督そのものでした。(既に この頃には宮本監督のスタイルが完成していたということが凄い!)

盛りだくさんの今回のイベントも この「異端の森」の上映をもって終了を迎え帰り難かった僕は その後図々しくもスタッフ、キャストのみなさんの記念写真にも加えてもらい感激。
また帰りは 「ホシノフルサト」で奈波さんと共演された”神楽を舞う女”役の高田さん、土肥さんと一緒になり 色々お話を聞くことができ 素敵な時間を過ごすことができました(ありがとうございました)










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キャスト、スタッフの方々から頂いた記念の寄せ書きサイン






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