篠崎愛
メジャーデビューシングル『口の悪い女』発売記念インストアイベント







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 昨年、インディーズレーベルでソロデビュー。
 引き続き、アルバム発売と順調な歌手活動を展開してきた篠崎愛。
 そんな彼女を、メジャーレーベルが放っておく訳もなく、2016年8月24日、この「口の悪い女」SONY MUSICからデビューが決まった。
 発売前から、そのシングルの予約イベントは開始され、ここ名古屋にもやってきたのである。
 私は、集合時間の15分前ぐらいに会場であるHMV栄に入って行くとステージでは篠崎さんがリハーサル中。
 シングル予約を終えたり、予約申し込み書に書き込みながら見入っている人達が多数居た。
 私も、思いがけずラッキーとばかり、ステージを凝視してしまった。
 特に、私服での歌唱は非常に貴重であったのである。



 集合時間となると、三々五々、人が集まってきているか−と思ったら、そうでもない事に私は、不安な気持ちになった。
 優先エリア入場時間となり、ようやくフロアに客が目立ち始めたが、でもなんかおかしい。
 まだ、人が少ない。
 だが、その理由はすぐ判った。なんてことはない、階段口に列が出来ていたのだ。
 この会場で何度か、イベントは見てきたが、今までそんな事もなかったので予想もしない事態に驚いたのだった。

 今回、自分がCD予約してランダムに渡された優先エリア入場券の整理番号は50番代。
 狭い優先エリアも、既に立錐の余地もないぐらいに最前を中心に人垣が出来ていた。
 そんな中、中央付近でステージが見やすいような場所をなんとか確保。
 イベント開始まで、20分ほどの時間を文庫本を読む事に費やした。





 イベント開始時間となった。

 店員によるイベント開始前の諸注意−というマイクパフォーマンスの後、いよいよ篠崎愛さんが呼び込まれると大いなる拍手の中、颯爽と登場した。
 彼女の出で立ちは、既に発表されている「口の悪い女」ジャケットと同じ特徴的な赤の衣装であった。
 80年代リアルタイム世代のおっさんからしてみれば、中森明菜の「DESIRE」の衣装を彷彿とさせるデザインである(もちろん現代的にアレンジを加えているが)。
 カラーは同じ明菜の「TANGO NOIR」とも云えたが、果たして今回の衣装コンセプトは中森明菜のリスペクトだったのだろうか?

 固唾を呑んで、1曲目のスタートを待つ我々である。
 するとスピーカーから聞こえてきたのは、聞き慣れた曲であった。
 「あれ、これ、聞いた事ある?」
 今回、自分は出来るだけ、新曲の情報は耳に入れずに(そもそも、この頃はまだネットにも音源・映像はあがっていなかったので、情報はほぼ皆無だった)いたのだが、何故と一瞬、?が頭に浮かんだものだが、すぐに思い出した。
 インディーズ・ソロ・デビュー曲であった「A-G-A-I-N」である。
 去年の曲であるのに、もはや懐かしさを感じてしまう程であった。
 会場に手拍子が響き渡る。判りやすいサビ、アップテンポなこの曲はイベントスタートに相応しい。
 サビの部分では、篠崎さん先導による、シングアウト。観客の中に一体感が生まれた。
 自己紹介を兼ねたMCでは、昼食を「矢場とん」で取り、元気モリモリという篠崎さん。
 本日は、1回だけのイベント、久しぶりの名古屋という事もあり、いつもより1曲多く歌う事を宣言し、喝采を浴びたのだった。
 2曲目。遂に、新曲−3曲ある内の1曲−がベールを脱いだ。
 篠崎さんから「ポップで可愛い曲です」と紹介された「快楽主義」は、手拍子が自然と湧いて出るようなノリの良い曲。
 そして、我々世代には懐かしい80年代ポップスの香りを感じさせる楽曲であった。
 それに加え、篠崎さんの高い声も十分に味わえるというお得な処もあった。
 MCで、初めて逢いに来たという客(女性?)から「可愛い」という声を貰い、上機嫌な篠崎さんは3曲目の新曲に雪崩れ込んだ。
 そのタイトルは「BAD LOVE」
 「自由気ままな わがままな女の子の歌なんですが、私もこんな女の子になりたいなと思っています。」
 と言って、やや吃驚させるものの「自由そうに見えて意外と、気にしいなので」と素顔をのぞかせた。
 そして「みんなに 可愛いと言ってくれると....」と観客に乞うと すかさず「可愛い」という声が飛んだ。
 それでも満足しなかった(?)篠崎さんは「もっと言っていいんだよ」と彼女のS的なイメージを炸裂させた。
 再び「せーのっ」と彼女の先導で「可愛い」という声が場内に大きくこだました。
 「可愛い 篠崎愛がお送りする『BAD LOVE』」として始まったこの曲は、先程とうって変わってミディアムテンポの、これまたサビの部分がキャッチーな佳曲。手拍子が曲中、ずっと続いた。
 休みなく次曲へと移った。
 先程のデジャブのように「これ、聞いた事ある?」と思ったが、タイトルは失念してしまった。
 (おそらく「Noize」だと思うのだが.....)
 この曲のような壮大なバラードは、篠崎さんの高い歌唱力が非常に映える。
 みんな歌声に聞き惚れていると突然、「(歌詞)間違えたね。気付かないフリをして...」と 言わなければスルーする処を正直に報告する篠崎さんに私は吃驚した。
 だが、そんなミスもものともせず、高いレベルで歌い上げていく。
 芸能活動10年目も伊達じゃない。そう思わずにはいられなかった。
 我々も、そんな彼女に惜しみない拍手を贈る。
 「もう、4曲 歌っちゃった」と篠崎さんが云うぐらい、イベントはいつの間にか後半戦。残りはあと1曲のみになった。
 曲披露に当たって、事前にサビの部分のフリを練習する(簡単なものであった)機会も用意された。
 いよいよメジャーデビューシングル・タイトルソングである「口の悪い女」が始まった。
 前述したように、全く初めて聞く曲であったが、イントロからして非常に懐かしい旋律であった。
 他の2曲も、80年代的な楽曲であったのだが、この曲はもっと時代を遡った感じと言っていいかもしれない。
 それはもう「昭和歌謡」という言葉がピッタリ。
 また、この後の握手会で篠崎さん本人にも伝えたのだが、曲調がバンド「Ego-Wrappin」を彷彿とさせた。
 そして曲フリを練習したサビの「シャリラ、シャリラ、シャリラ〜♪」におけるキャッチーでノリの良さ。しばらくは耳に残りそうだ−という予感がした。
 大きな拍手と声援を受け、歌い終わった。
 この盛り上がりは今日一だっただろう。



 ステージを去る、篠崎愛さん。

 この後は、握手会と2ショット撮影会である。
 イベント参加券1枚で握手会参加、2枚で2ショット撮影会というレギュレーションであるが、まずは握手会である。
 その為に列が店員指導のもと、フロアに整列が為された。尾のように 何重にも。
 そんな準備時間が10分余り、再び、篠崎さんが呼び戻された。
 私もそんな握手会の列に加わり、昨年のイベント以来、久々に彼女と喋る機会を得たのだった。
 慌ただしい雰囲気の中、篠崎さんとのトークは、また今回も気安さが目立つ穏やかなものとなったのだった。








SET LIST
1A-G-A-I-N
MC
2快楽主義                                        
MC
3BAD LOVE                                        
4Noize ?
MC
5口の悪い女



8月24日発売予定の篠崎愛メジャー・デビューシングル『口の悪い女』発売記念イベント。

イベントは今回、1回のみであった為、通常より1曲多く披露された模様であった。

『口の悪い女』の収録曲3曲全てと「A-G-A-I-N」、あと1曲(「Noize」と思われるが?)を披露した。









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当日のTwitterから 新曲衣装












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