Chisato Moritaka
PEACHBERRY SHOW







 今日は約1年ぶりの森高のライヴ。

 去年は3年ぶりのライブでレインボーホールというアリーナクラスの会場であった為、ホールクラスのライヴはほぼ4年ぶりのこととなる。
 また初の名古屋2Daysということでこちらも気合いが入る。そして本日はその名古屋2Daysの最終日。昨日以上の盛り上がりと”仕掛け”が有ることを期待していた。
 今回は知人と開場前に待ち合わせをする事になっていた為、間に合うように自宅を出たが地下鉄日比野駅からセンチュリーホールまでの道のりが以前と変わっていた為遅れ、知人と出会えなかった。(終演後、無事に出会えた)
 それに開場が遅れていた為、長蛇の列がすでに出来上がっており今まで以上の混み具合に驚いた。(こんなに森高のライヴって混むものだったか?)
 結局会場に入るまでに20分ぐらいかかり、入場後もGoods購入の為また長蛇の列が......。ライヴ前に疲れ果てそうだった。
 なんとか無事Goods購入(パンフ、ポスター、うちわ)をするとすでに開演時間は過ぎていた。
 急いで席につくと「ライヴが始まります。席についてください」のアナウンスが流れた。(開場が遅れても、開演は時間どおり?これじゃトイレに行く暇もないじゃないか。仕切り悪いんじゃないの。)

 このアナウンスの後、5分ぐらいでライヴは始まった。
 舞台セットはいつになくシンプルなもので全く飾りっけはない。
 実は今回のライヴに対して私は森高関連のホームページで事前に下調べをしており、演奏曲目や舞台セットの様子などは判っていたがここまでシンプルだとは。
 森高関連のホームページで報告されていたように今回のライヴ全体が地味なものになってしまうのか1曲目から不安を感じてしまった。
 1曲目はだれもが予想に反しての「星に願いを」(PEACHBERRY収録)。やっぱりオープニングには地味かなという感じである。 2曲目の「ララ サンシャイン」でやっと本領発揮。森高のライヴに来たんだという感じがしてくる。
 3曲目は本人のピアニカをフューチャーしての「Tony Slavin」でやや小休止。4曲目はGibsonのアコギ(ピックアップ付き)を弾きながらの「心頭滅却すれば火もまた涼し」である。ギターを弾きながらの歌もなかなか板についてきており、本人も語っていたが頑張って練習したんだなと感心した。6曲目はアコーディオン(TOMBO製)のお披露目ということで「枯葉」を披露。おフランスですね。
 7曲目「二人は恋人」、8曲目「渡良瀬橋」でお馴染みアルトリコーダーのソロがあり静寂な中、曲は進む。9曲目は一転して森高のエレキギターで始まる「ロックンロール県庁所在地」
 これもギターを弾きながらの歌であったが実に板についていたように思えた。以前はギターソロなど危なっかしい感じであったが今回は自信をもって堂々と弾いているようで好感がもてた。
 10曲目 「マイ・アニバーサリー」、11曲目「素敵な誕生日」、共に森高の大好きなドラム(ラディック社製)を演奏しながらの歌(10曲目はメンバーとのダブルドラム、11曲目はソロ)であったが、自分が一番好きな楽器である為一番生き生きしているように端から見てもそう感じた。
 前半はこんな感じで「PEACHBERRY」からの選曲が多く、また静かめな曲が多かった為"ノる"までには至らなかったのである。

 CM集ビデオの上映のあとの後半戦は「Let's Go!」から始まった。その後、新曲の「SNOW AGAIN」、細野晴臣との共演作「ミラクルライト」が披露される。自分個人としては「SNOW AGAIN」は良い曲だと思えた。(早くCMで流れることを望む)また「ミラクルライト」は今までとはイメージの違う曲調なのでやはり戸惑いは近似得ない。これは会場のもうひとつな反応に表れていたと思う。(現に、前日よりもショートカットされていたらしい。)
 15曲目はオリジナルソング に続いての「 雨」。いつものようにエレピを弾きながらの歌である。16曲目はシングルメドレー。私達のような古くからのファンにはたまらないコーナーである。
 特にメドレー1曲目の「NEW SEASON」はデビュー曲であり今、聞いても全く遜色のない名曲であると改めて感じた。またメドレー2曲目の「17才」ではお約束の「好きなんだもの」のコールアンドレスポンスが。(やっぱりこれですよ、これ。こうでなくっちゃ。)
 このシングルメドレーは 「ハエ男」までで8曲演奏されていたが、少し残念だったのは観客のほうで、あまりキメが出来ていなかったこと。多分新しいファンが多い為だと思うが、もう少しビデオなどで予習をしきて欲しかったと思う。 17曲目は「あなたは人気者」ということで事前に森高から振りの御指導があった。しかしこの年になるとやっぱり恥ずかしい。なんとか他の人と歩調(?)を合わせようとするがやっぱり恥ずかしさが出てしまう。ある意味つらい1曲だった。(「PEACHBERRY」の中では特に好きな曲なのに...)18曲目は、お馴染みな振りの「気分爽快」で第一部が終了した。
 アンコールは1曲目「SWEET CANDY」、2曲目「この街」(手羽先Version)という定番な選曲。
 この時の話では昨夜は手羽先で有名な「風来坊」にメンバーと行ったそうですが何店だったのでしょうかね?
 ダブルアンコールは定番中の定番「私がオバさんになっても」でライブは終了した。やはり自分の好きな「GET SMILE」は演奏されなかった。かすかな期待を持ってライヴに望んだのだが無理だったようだ。


 今回のライヴ、色々な声があるようだが(地味だとか、以前の森高ライブに比べるとなんだか物足りないとか)私は結構楽しめた。
 知人は「地味ではなく”シンプル”になり、その分音楽に集中できるようになった」と言っていたが私も全くそうだと思った。
 それにミュードルと言われた5年前と同じことをやれというのは無理だと思うし、今の森高千里というアーティストには酷だと思う。
 やはり森高千里はミュージシャンだと思うし、アイドルではないのだから今後の方向性を占う上でも今回のライヴは重要なものだったと思う。ただGoodsの販売促進に森高本人があまりにも熱心であった事は(パンフなどの製作にお金が掛かっているにしても)興醒めは否めなかった。









SET LIST
1星に願いを                              
2ララ サンシャイン
3Tony Slavin
4心頭滅却すれば火もまた涼し
5銀色の夢
6枯葉
7二人は恋人
8渡良瀬橋
9ロックンロール県庁所在地
10マイ・アニバーサリー
11素敵な誕生日
12CMビデオ上映
13Let's Go!
14SNOW AGAIN (新曲)
15ミラクルライト (新曲)
16オリジナルソング → 雨
17シングルメドレー
NEW SEASON
17才
GIN GIN GIN
ストレス

GIN GIN GIN
私の夏
ハエ男
18あなたは人気者
19気分爽快
・・・アンコール1・・・
20SWEET CANDY
21この街
・・・アンコール2・・・
22私がオバさんになっても







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