DA PUMP
ニューシングル 「U.S.A.」発売記念
スペシャルミニライブ








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会場には2000〜3000?人ぐらいが詰めかけ超満員。









 DA PUMPが 1992年にリリースされたユーロビートの「U.S.A.」にリアレンジを施し、3年半ぶりにニューシングルとしてリリースしたのが 2018年6月6日。

 それに先立つこと、ほぼ1ヶ月前にこの曲のMVがYouTubeに公開されるやいなや、「ダサかっこいい」と注目を集め、動画再生回数は7月6日現在、1800万回を超えた。
 ノリの良い、どこか懐かしさを感じるこの曲調と、曲中で披露される「いいねDANCE」「驚異のインベーダーフォーメーション」が大いにウケ「U.S.A.」はSNSを中心に社会現象的に盛り上がった曲となった。

 ISSA「U.S.A.を突破口に伝えたい」

 「ISSAがいる限りはDA PUMPでいい」U.S.A.に込めた誇りとルーツ

 リリースに先駆け、5月19日の「MEGAドンキ浦和原山」から関東を中心にイベントが開始され「プレミアヨコハマ」(5/20)「ららぽーと豊洲」(6/2)、リリース日の「サンシャイン池袋」「ららぽーとTOKYO-BAY」(6/7)「たまプラーザ」(6/9)「イオン幕張新都心」(6/19)と周ってきた。
 イベントでの映像は「U.S.A.」が撮影OKだった事もあり、YouTubeでMVと共にヒットに貢献した。
 そして−このヒットには 他のアイドル・ファンが影響を与えていた事をご存知だろうか?
 それがモーニング娘。をはじめとするハロプロファン、通称:ハロオタである。
 この「U.S.A.」のCDジャケットが モーニング娘。の「Ambitious! 野心的でいいじゃん」を意識して作ったり(というか そっくり)、『どっちかの夜は昼間』『ユナイテッドする朝焼け』『競合していくジパングで』という意味ない(笑)歌詞が余りにも 往年のつんく♂曲にそっくりで、MV公開時からハロオタから注目されていた。
 つまり ハロプロ楽曲と親和性が高かったという事である。
 その為、ハロオタで何かやりたいね。とネット上で相談した結果、ある有志が下記の画像にある(曲中に掛ける)コールを考えた。
 そのコールが、初めて披露され、定着するきっかけとなったのが今や、伝説となったリリース日 6月6日の「サンシャイン池袋」イベントであった。
 なぜ この日であったのか−と云えば、当日、サンシャイン劇場でモーニング娘。'18が演劇女子部「ファラオの墓 〜蛇王・スネフェル〜」を上演中であったのだ。
 劇場を訪れたハロオタ達は、上演前に、劇場下の階のイベント会場に直行。盛り上げたのだった。

 それが これである。



 DA PUMPのISSA氏も、この日、モーニング娘。'18が舞台をサンシャイン劇場でやっている事を知っており、ハロプロ・ファンもたくさん来ることが分かっていたから「これはやばいことになるぞ」と十分、認識していた。とインタビューで答えている。
 上の映像を見れば判りますが、そのコールの途中で一旦、音源を止め「いや、もっと声出せるだろ!」と煽って、盛り上がりは想像以上に爆発。
 『DA PUMPがハロオタの手を引っ張った瞬間』との記事にあるが、現場に居た訳ではない私にも、正にそう感じた。
 その後「U.S.A.」には このコールがあって当たり前というか定番となり、遂にイベントツアーは地方へと拡大した。
 その一発目が、ここ名古屋、金山にある「アスナル金山」でのイベントであった。



 金曜日という平日にも関わらず、イベント開始30分前には、此処で今まで見た事ないほどの人が集まり、開演直前には通路にも人が溢れるほどとなった。
 私も最初、2階や3階の見やすそうな処に行こうとは思ったが、そんな場所は当然ながら先客がおり、諦めてほぼ正面となる1階で見ることにした。
 ステージ前は、CDを購入して整理券を持った優先客で占められ、椅子席ばかりでなく立ち見客も多く或る意味、それが壁となっていた。


 今にも 雨粒がこぼれ落ちそうな天気ながら ギリギリ回避出来そうな PM6:00。
 なかなかメンバーがステージに現れない事で焦れながら待つと、やがて悲鳴に似た嬌声が場内に響き渡った。
 どうやらメンバーがステージ横の控室に歩いて入って行ったのが見えたらしい。ようやくイベント開始である。
 場内にラップ調のSEが流れる。それと同時にメンバーがステージに登場。一斉に歓声があがる。
 それを合図とするかのように 一糸乱れぬダンスを始まった。
 そして、聞き慣れた懐かしい曲が披露された。「ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜」
 自分のすぐ近くからも「懐かしい〜」という驚きの声が上がるのが はっきりと聞き取れた。
 ISSA氏のよく通る高い声が、場内に響き渡り、サポートするようにメンバーがラップと共に舞い踊る姿は壮観であった。

 流れるように 2曲目「if」へと繋がった。

 これまた20年ほど前の大ヒット曲だ。
 「ごきげんだぜっ!〜」とは一転して、ミディアムテンポでしっとりと歌い上げる歌声は とても心地良いものだった。
 今まで気付かなかったが、ISSAって歌巧いわ。と改めて思ったのだった。生歌の力とでも言いますか...。
 こんな風に歌えたら、と妄想したくなる歌声であった。
 この暑さの中、全力でダンス、歌唱と体力の消耗も「ハンパない」メンバー達は休養代わりにMCタイムとなった。
 7人の自己紹介を手始めに..となったが、この紹介も とても凝ったものであった。
 「みなさん 盛り上がってますか」という激しく煽ったかと思ったら、KENZOさんのボイスパーカッションに至ってはもう一発芸を超えていた。
 だが、ここでは地元出身のTOMOさんが主役。家族の方も自分の斜め前で見ていることが判った。

 最後はリーダーのISSAだ。
 「いいことが あったみたいで」とメンバーから茶化される。
 そう、先日、昨年に結婚していた事が発表されたばかりで、遂に「平成の火野正平も身を固めた」と言われたが、その発表から初の公の場が今回のイベントであった。
 ISSA氏も、メンバーから「おめでとうございます」と言われると、照れながらも笑顔で感謝したのだった。
 MCも終わりに近づくと、待望の「U.S.A.」のダンスレクチャータイムに入った。
 「いいねDANCE」「驚異のインベーダーフォーメーション」の丁寧な説明を行った。
 とは言うものの、「いいねDANCE」は誰でも出来るにしても「インベーダーフォーメーション」は客には(場所的にも)無理だろうと思われたのだった(苦笑)。
 いよいよ 待ちに待った「U.S.A」が始まった。
 どんな感じだったかは、下の映像を見てもらいたいが、この映像以上の歓声、コールが凄くて、そのコールも下に提示したまんまで驚いた。(「オイ!オイ!」「ウーオイ!」のオタ芸の合いの手が入っていたのは笑ったが)
 やはり映像で見るよりも、現場にこそ真実があるって事ですか(笑)
 「U.S.A」は撮影OKだったので、一斉にスマフォが掲げられた。
 曲は最高潮に盛り上がり、無事に一旦、終了したものの、それでも まだ音源は続いた。
 ここでKIMIさんから「あとちょっとだけ、みんなカメラを置いて いいねDANCEをしませんか。最後はみんなで一緒に踊ろうぜ!」と呼びかけると、皆 素直にカメラを置き、踊り始めた。
 最後のISSA氏のフリーダンス(打ち合わせなしのダンス。他のメンバーがそれを見て真似しないとけいないというルール)なんて、前夜のTBS系「CDTV'18上半期SPエンタメまとめ総決算」TV初披露した時と同じように事務所の先輩、荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」あの特徴的なフリを入れてくるというプレミアム感。
 文句なく楽しかったし、これがパフォーマンスなんだなと感心と感動が入り混じった興奮がしばらく続いたのだった。




 音楽シーンが、こんなに細分化されるようになって一体、どれぐらい経ったのだろうか?
 TVの音楽番組も僅かとなり、今や、その番組に出る事さえも(AKBGや坂道グループを除いて)一大事である。
 それゆえ、お茶の間で盛り上がる、全世代から支持される(知っている)曲が本当に少なくなったのは否めない。
 最近で『誰もが知っている曲』として思い出せるのはAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」ぐらいか。2013年、もう5年前の曲である。
 それからは ネタ的にはピコ太郎の「PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)」あたりも盛り上がったが、正統的な楽曲としてはこの「U.S.A.」がこれから年末に向けて、最も期待される1曲であると思う。
 この夏も長時間の音楽特番に、続々と出演が決まっているDA PUMP。
 このまま行けば、16年ぶりの紅白歌合戦の出場も夢ではないだろう。
 その前には、モーニング娘。'18、あるいはハロプロ全体とDA PUMPが共演というのも望まれる。
 ハロープロジェクト20周年の今年、案外、実現性は高いのではないだろうか。






【 補足 】




 上記の予想通り、2018年の猛暑となったこの夏。

 DA PUMPはモーニング娘。'18及び、ハロープロジェクトのメンバーと共演を果たした。

 まず 7月25日に放送されたフジテレビ系「2018 FNS うたの夏まつり」で、DA PUMPとモーニング娘。'18とのコラボレーションが実現

         https://www.youtube.com/watch?v=3aBlXjGgd3I
         https://www.youtube.com/watch?v=-WDrk6zB8tU
         https://www.youtube.com/watch?v=s7mGzj5YPp8


 共演前に、最後のフリーダンスのところで「恋愛レボリューション21」のフリを入れてきた為、予想はついていたが、最高の舞台で共演が成った形だ。
 この様子にネットでは最大級の称賛が浴びさせられ、大成功であった。

 2回目は8月5日、中野サンプラザで開催された『Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project 2018 SUMMER 〜ONE FOR ALL〜』サプライズ出演した時であった。

 元々、今回のハロコンはハロープロジェクト創立20周年を祝うお祭り。
 その中の、一つの趣向として、デビュー前のハロプロ研修生の一岡伶奈がリーダーの新グループと、同じくハロプロ研修生の高瀬くるみ、清野桃々姫が在籍する新グループの全9人が、「U.S.A」をカバーしていた。
 この曲がセットリスト入りしていた時点で、DA PUMPの共演は約束されていたと穿った見方も出来るが、それでもこのサプライズ出演は当日、居合わせた観客(ハロオタ)にも、大きな拍手で迎えられたと訊く。



   ハロコンにDA PUMP登場!「U.S.A.」でコラボ

         https://www.youtube.com/watch?v=yGcj_P7GH80



 惜しむらくは ステージの広さの関係か、ハロプロ全体でコラボ出来なかったのは残念だったかもしれない。

 そう思ったのは自分だけではなかったようで、ハロプロ好きで有名なテレビ朝日の芸能デスク、グラサン中島こと中島亨兵氏も同じような感想であったのは、誰もが思う事は同じだなと思ったり...(苦笑)

 後、考えられる共演は、10月10日のDA PUMPの単独公演(東京国際フォーラム ホールA)か、年末の紅白なのかもしれない。





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【DA PUMPのリリイベでハロヲタがコールまとめ】より






SET LIST
1ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜
2if
MC 1 〜 自己紹介 & ダンスレクチャー
3U.S.A. 〜 Reprise 【撮影OK】                    





lina67osakanaさんによる「U.S.A.」撮影



https://www.youtube.com/watch?v=Wytlccu0r4Q
神崎翔太さんによる「U.S.A.」撮影〜最後まで



https://www.youtube.com/watch?v=WtiBttHMpUI
908 samiiiさんによる「U.S.A.」撮影〜最後まで