稲場愛香・小関舞・宮本佳林・小片リサ
トークイベント

宮本佳林
2ndアルバム『Spancall』発売記念イベント










 稲場愛香・小関舞・宮本佳林・小片リサ トークイベント


 先日、アスナル金山にて 稲場愛香さんと小関舞さんのリリースイベントがあったが 今度はプライムツリー赤池で 稲場愛香さん、小関舞さん そして宮本佳林さん、小片リサさんの合同リリースイベントが行われることが判った。

 イベントは稲場さんが12:00〜 小関さんが14:00〜 宮本さんが17:00〜 小片さんが19:00〜となっていたが 小関さんと宮本さんの間に 4人揃ってのトークイベントが16:00〜行われることになっていた。
 前回のイベントでは 共演することがなかっただけに トークイベントとはいえ共演、それも4人全員となれば またとない貴重な機会である。
 このトークイベントを中心に据えて プライムツリー赤池へ行ってみようと心に決めたのだった。


 赤池は 最寄りの駅から地下鉄鶴舞線で10数分。
 昔、通勤でこの路線を使っていただけに懐かしかったが 赤池で降りるのは初めて。
 もちろんプライムツリー赤池も全く未踏の地である。
 駅からどれだけ距離、時間があるのかさえ全く判らない。
 赤池駅の出口を間違え、一瞬、迷子状態になったが(プライムツリー赤池に向かう)人の流れに乗ると、すぐに目的の建造物を視界に捉える事が出来た。

 あれがプライムツリー赤池か!

 あとは一直線に会場を目指すだけであった。

 プライムツリー店内に入ると、次はイベント会場である1Fのプライムホールを探す。
 時間を無駄にしたくない(時間が迫っている)為、1秒でも早く着きたいと思っていたが、それには こんな理由があった。
 オフィシャルHPにこんな文面が掲載されていたからである。

 『こちらのトークイベントはオールフリー観覧にて実施いたします。"優先エリアスペース"で観覧希望される方に向けて、15:40(予定)から入場待機列を設けてご入場いただきます。』

 どうやら無銭でも、優先エリアで見ることが出来るらしい。
 どこに、どのように並ぶのか 全く判らなかったが、それだけに時間に余裕を持って辿り着きたかったのだが結局、15:40ギリギリとなってしまった。
 プライムホールにはすぐ辿り着く事は出来たが、階段席という このホールを特徴たらしめている場所には立錐の余地もない程、人でいっぱいであった。
 正に満員とは この事である。
 そしてこのホールの入り口に ひときわ長い列が形成されていたのだった。

 これが観覧希望の入場待機列か?

 確信は全く持てなかったが、列の最後尾に並んだ。
 するとすぐに列が動き出し、優先エリアへと吸い込まれていく。
 とりあえず間違っていなかったことに安心したのだった。
 自分が優先エリアへ入場すると、エリアは既に3/4ぐらいが人で埋まっていた。
 ほぼセンターの位置に陣取る。
 イベント開始まであと10分少々。
 雑然とした雰囲気の中、4人がステージに現れるのを今か、今かと待った。



 トークイベントは 予定よりも少し早く、スタッフにより4人が呼び込まれスタート。
 その並びは、出演順に下手から 稲場愛香さん、小関舞さん、宮本佳林さん、小片リサさん。
 トークを回す役回りは、このメンバーの中で一番の先輩である宮本さんに託されたのだった。
 なお、先程の10分の待ち時間に 自分の前に居た人達が連続で離脱したこともあり位置を少し前に進むことが出来た。
 それによって4人の方々の顔がはっきりと見える。
 このイベントに照準を合わせてきた事に間違いはなかった。と自画自賛するのだった。


 一通り、4人の自己紹介が為された後、宮本さんからこのトークイベントのテーマが発表された。

 それは各々のマネージャーが事前にメモに書いた質問を 箱の中から選んでみんなで答えていくというものであった。

 まず箱の中からメモを選んだのは稲場愛香さんである。
 そのお題は @「4人で愛知旅行するなら?」であった。
 「オススメとかあるよ〜という人?」と宮本さんが客席(優先エリア)に呼びかけた。

 一瞬、静まり返る優先エリア。

 愛知には観光地などない。とネットではさんざん揶揄されてきただけに、これはムズいなと思ったが、女性限定エリアから声が上がった。

 「犬山〜!」

 しかし、マイクを通さない声であった為にステージ上の皆さんには聞き取れなかったらしく「ひめやま」「ひでやま」と間違える。
 件の女性が何度も「犬山」と言い直してようやく「犬山」と認識した。
 ああ、確かに犬山なら 国宝の犬山城があるから良いかも。と思ったが、その女性が薦めたのは「犬山の城下町」。
 城ではなく、城下町というのが若い女性ならではなのだろう。
 食べ歩きも出来て、映えるからという理由も大いに納得であった。

 次にお題を選んだのは小関舞さん。
 お題は A「自分の人生で映画にしたい出来事は?」

 稲場さんは「4歳からダンスを習い始めて、今年で26歳なんですけど 22年ぐらい音楽に関わっているんですが、ほんと色んな波があった人生なので、周りの友達からも『本書いた方が良いよ』と言われるぐらい結構、色んな事があったので、稲場愛香の人生をギュッと一つの映画にまとめてみたい」と仰っていた。

 そして2番目に答えた小関さんは このお題で最も面白い回答をした。

 「私、まだ起きていないのですがいいですか? 私のお父さんが元プロ野球選手で西武ライオンズで大活躍していた小関竜也という選手で〜」
 と言った瞬間、大きな歓声があがり小関さんにとっては 鉄板ネタ。

 続けて「私もソロデビューしましたし、今後の目標としてもう一つ、始球式をやりたいんです。西武ドームで お父さんが、現在、2軍でコーチをしているんですが 一軍のコーチや監督とかになって 娘が始球式をやったら無茶苦茶 映画じゃないですか!そんな夢が叶えられるように映画みたいなドラマチックなことが起きるように頑張りたいと思います」
 と答えたのだった。

 小片さんは 小関さんと真逆で何も起きない淡々として生活を送ってきたから映画にするような事はないと仰った為、宮本さんらに「りさまる(小片リサさん)どうやって生きているのか知りたい。楽屋で物とかすっごい丁寧に置いているし...」と言われて、他の3人の丁寧ではない実態が暴露されてしまうのだった(笑)

 3番目に宮本佳林さんがお題を選んだ。
 お題は B「右隣の人のスパンコールのようなキラキラした推しポイントを教えて」である。

 この時のステージ上の並びは (客席から見て)下手から@稲葉さんA小関さんB宮本さんC小片さん の順である。

 まずは 小片さん → 宮本さんへの推しポイントの発表。

 「ここで初めて言うんですけど、宮本さんは私の推しなんで!」と小片さんが言うやいなや
 宮本さん御本人も含め、場内から大きな驚きの声が上がった(そんな話 今迄、聞いたことないぞ〜という驚きの声だったのだろう)
 「私、ハロープロジェクトに入る前から 宮本さんをメチャメチャ 押していたんで.....ちょっと恥ずかしくなってきた どうしよう」と可愛い反応をされた。
 「(活動で)色々、話してくださって、こんなに推しと隣同士になっていいのかなというのがあります」
 これに対して宮本さんも驚きを隠せない感じであったが「ありがとうございます」とお礼を述べたうえで「これからも宜しくお願いします」と伝えたのだった。

 次は 宮本さん → 小関さんへの推しポイント

 「舞ちゃんみたいな子が友達に居たら、マジ最高って感じで、舞ちゃんにはドロっとした処が一切 無くて スパーンと言葉が返ってくる感じ。素直に、性格が正解!それこそ、漫画の主人公のように正解の道を歩んでいる感じがする。そういう処も好き」
 それに対し、小関さんはありがとうございますとお礼を伝えて「私も 宮本さんが"推しだった"から」と仰ると宮本さんは
 「みんな、過去形じゃない?」と言って、場内は笑いに包まれたのだった。

 小関さん → 稲場さんの推しポイントは?

 「(稲場さんは)女の子のタイプなの」と絶賛。
 「ダンスもキレキレだし、メイクも最新を取り入れて大好きだし、あとはメチャクチャふざけるんですよ。実はこの子。ステージとかリハーサルとかでも笑わせようとするんですよ。このキラキラの可愛い見た目からして、普段 凄い変な動きとかして そのギャップが推しですね」
 稲場さんはこの発言に対し即座に「うれしい」と答えたのだった。
 私は さすがカントリー・ガールズの絆と思わず、声が出そうになってしまった。

 最後は 稲場さん → 小片さんの推しポイント

 稲場さんはステージを移動し小片さんの横に並んだ。
 「いっぱいあります!意外とあぞといんです。結構、リアルあざとさを醸し出しているというか、無意識な女の子らしさとか、ちょっと照れ屋さんな処が出たときの言い方とかが推しポイントですね」
 「そして この衣装!スタイルが凄く良くて どんな衣装でも似合うのも私の推しポイントになりまして、お着替えとかするじゃないですか、そんなに見ていないよ(笑)お着替えとかして ちょっと露出が多めになった時、スタイルが良くて....。マネージャーの方も稲場さんがいつも小片さんのスタイルを褒めていますよね、と言われるくらい見掛ける度に『綺麗だね』と言っているんです」
 (この時のステージ衣装は、小片さんだけ足を出したミニ・スカート姿。とっても眩しかったです。)
 「そんでもって、歌声も最高なんです。りさまるにしかない世界があって どんな曲を歌っても りさまるの曲という雰囲気になるのがとっても好きです」
 小片さんは「これからは もう一緒に着替えるのはやめようと思います」と仰って爆笑となったが、稲場さんはすぐに「そんなに見てないよ」と弁明するのだった。

 最後の質問はC「人生で一番、晴れ予報になってほしい日は?」

 先頭バッターとして まず宮本さんが答えた。
 「自分のお葬式は超面白くしたいんですよ。みんなに『この人、スッゴイ面白い人だったな』と思われたくて、なんなら遺影から面白くしたくって。だからその日は晴れにしたいですね」

 なかなか ぶっ飛んでいて印象的な回答であった。

 小関さんは自分は晴れ女で、MVの撮影もいつも晴れになるけれど誕生日(2月10日)はここ2年連続で雪が降ったけれど、2月10日以外は「晴れ女」ですとアピール。
 稲場さんと云えば 小関さんの「晴れ女」に対抗し「嵐女」を自称し、特に写真集の撮影では晴れであって欲しいのに、雨とかで沖縄で撮影した時には嵐がきて、新曲のMVの撮影でも雪が降ったので、今度、出るか出ないか判らないけど写真集の撮影は晴れて欲しいと極めて現実的なお願いをするのだった。

 ラストは小片さん。

 「私達は普段、M-line Specialというライヴを色んな処でやっているんですが、いずれ このM-line Specialのライヴがもっと皆さんに届くようになったら大きな会場で、その時は野外でやりたいかなと思っているんで晴れになって欲しいですね」
 と夢ある回答をされて一斉に歓声が上がった。
 他のメンバーも「いいですね〜」と反応したのだった。

 トークイベント締めくくりは 4人それぞれの告知タイムである。

 稲場さんは先日、発売されたばかりのデビューシングル「圧倒的LOVE/Pink Temperature」の告知と絶賛開催中のデビューシングル・イベントのお知らせ、小関さんも4/24に発売されるデビューシングル「涙のTomorrow/Yes! 晴れ予報」の告知、そして来週 名古屋PARCOで行うリリースイベントのお知らせを、宮本さんは5/22に発売される2ndアルバムとイベントのお知らせ、小片さんは6/19に発売される1stアルバムのお知らせと6月にアスナル金山で行われるイベントの告知を伝えてトークイベントは全て終了した。

 最後に挨拶に立った宮本佳林さんは「短い時間は あっという間〜」と言ってすぐに「楽しい時間は あっという間」と言い直したが、時既に遅しということか、場内は笑いに包まれた。

 温かい雰囲気の中、4人はステージを降りていったのだった。




 トークイベントが終わっても、階段席に空きのスペースは なかなか生まれなかった。

  何度か 通路を回ったものの誰も席を立とうとしなかった。
 「もう、上の方(2階部分)で立ち見でもするしかないか」と思っていたら、タイミングよく一つ、席が空くのが見えた。
 すかさず その場所に移動、着席した。
 そのポジションは ちょうどセンターマイクの延長線上でもあった。
 ただ、距離はトークイベントの時に比べればやっぱり遠い。
 ステージの見やすさは十分であったのだが......やはり双眼鏡を持ってくるべきだったか。と後悔先に立たずであった。









 宮本佳林 2ndアルバム『Spancall』発売記念イベント


 17:00からは Juice=Juiceを2020年12月に武道館で卒業、ソロ活動を続ける宮本佳林さんのリリースイベント。

 直前にはリハーサルも行われ「バンビーナ・バンビーノ」のショートバージョンで歌われた。
 この時、既にファンのノリ・声援は本気モード
 客席側は 本番となんら変わることはなかった。
 しかし、このリハーサルもわずか1分少々で終了。
「楽しみに待っていてください」と笑顔で挨拶して 佳林さんはステージを捌けていった。


 約5分後、イベントは オーバーチュア(?)から始まった。

 1曲目は先程、リハーサルをした「バンビーナ・バンビーノ」
 「カリン」コールが場内に響き渡った。
 自己紹介代わりのMCを短く切り上げると それからはMCなし圧巻の4曲連続披露。
 「アンフェアな事情」「愛し合わなきゃもったいない」「パラレルハート」「BAD」
 「アンフェアな事情」から『ウリャ!オイ!』のコールが始まった。
 プライムツリー赤池のようなショッピングモールでは不釣り合いなほどの盛り上がりに、なんだか懐かしさを感じてしまった。
 4曲連続で歌っても、疲れを微塵も見せないところに ハロプロ仕込のパワフルさと かって"アイドルサイボーグ"と言われた"佳林ちゃんさん"の矜持を見たような気がした。
 その後のMCで 佳林さんは一見の客(たまたまモールに買い物に来ていた客)に対して

 「足を止めて観てくださっている方々もいらっしゃるようで、宮本佳林と言います! 全部のSNSをやっているんで、お宮の宮、BOOKの本、佳作の佳にハヤシです、よろしくお願いします!」

 −と早口で自己紹介。

 今回、客席で最も笑いが漏れた瞬間であった。
 最後は「メチャメチャ盛り上がる曲です」という予告通りの「ソリストダンス」を披露。
 特徴的な手拍子と共に『L・O・V・E LOVELY カリン』そして再び『ウリャ!オイ!』のコールが場内を大きく満たしていった。


 今回、ほとんど曲を知らないまま参加したが 4人全員参加のトークイベント後も客が全く減らない、特典会参加及び優先エリアに人が溢れていたのも 宮本佳林さんの人気を裏付けるものであったと思う。








SET LIST
*バンビーナ・バンビーノ(rehearsal short)
0overture
1バンビーナ・バンビーノ                           
MC 1
2アンフェアな事情
3愛し合わなきゃもったいない
4パラレルハート
5BAD
MC 2
6ソリストダンス







「プライムツリー赤池!初!」(宮本佳林)