吉川友
ニュー・アルバム「YOU the 3rd. 〜WILDFLOWER〜」
発売記念ミニライブ








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 前日の名古屋、昼夜2回公演もなんのその。
本日は、近所のFMラジオ局(笑)で生放送を午前中にこなした後、岐阜に飛び生放送、その後、再び名古屋に戻り、CBC TV「ゴゴスマ」、東海ラジオの番組の生放送に出演。その合間にコメント録りや取材など精力的にキャンペーンを行ったという吉川友(きっか)。

 名古屋最後の仕事、あるいは先週木曜日からの大阪・名古屋の遠征仕事の最後となったのがこのタワーレコード・近鉄パッセ店での発売記念イベントであった。



 19時半。

 エスカレータ横の狭い場所に設置されたステージを前に、整理番号順に詰め込まれた、我々ファンはきっかの登場を今か、今かと待っていた。(ちなみに この簡易ステージの柿落としは、数年前のきっかイベントであった。)
 スタッフに促され、颯爽とタワレコ売り場、奥から登場したきっか。
 衣装は木曜日に行われた、金山アスナルの公開録音と同じ、可愛い白のミニである。(画像参照)

 登場するなり、自己紹介とニュー・アルバム「YOU the 3rd. 〜WILDFLOWER〜」の説明、そして改めてここに集まってくれたファンに謝辞を述べるきっかであった。
 イベント1曲目は、きっかがこのアルバムで一番、気に入っているという「アカネディスコ」である。
 昨夜のライヴでも1曲目に披露された曲でもある。
 アップテンポで、早口の歌詞が特徴のこの曲。兎に角、曲中に繰り出される運動量の激しいダンスが凄い。このダンスの為に(ライヴでファンも参加出来るよう)「振付講座ビデオ」がネットで公開された程である。
 正に、きっかが言う処の『きっかわブートキャンプ』である。
それに加え、曲間にあるコール&レスポンスも非常に楽しい。ライブやイベントで冒頭の1曲目に持ってくるには うってつけである。
 狭いこのイベントスペースをまるで、ライヴ会場に変えた「アカネディスコ」が終わると流石に小休止とばかり、しばしMCタイムとなった。
 本日行われた、ラジオ番組、テレビ番組でのキャンペーンの様子を語るきっか。

 「ゴゴスマ 見てきた人?」

 きっかの問いかけに、数人の手が上がる。やはりテレビの力って偉大だ。と認識を新たにする。

 「今日、はじめて(来たって)という人?」

この問いかけにも、またまた数人が手を上げた。隣の女性もそうだった。
 きっかは、最高の笑顔と嬉しさを爆発させた。デビューして5年目であっても、新しいファンが現れるのはいつになっても嬉しいに違いない。
 その気持ちのまま、次の曲を「(一日の)疲れが吹っ飛ぶように」という紹介で歌い始めた。
「「すき」の数え方」。我々ファンの手拍子が会場に、タワーレコード店内にこだまする。
 また きっかの先導で「LOVE」の形を模した手のフリをするのも楽しい。安定の盛り上がりである。
 そして−ひと時も途切れる事なく、3曲目「WILDSTRAWBERRY」に突入した。
 アルバム「YOU the 3rd. 〜WILDFLOWER〜」のキー曲とも云えるこの曲で、きっかは変幻自在のボーカルスタイルを披露する。また、この曲あたりだっただろうか、後ろの客、あるいはたまたま見に来ている客へとステージから乗り出すように歌うきっかの姿には、並々ならぬ力強さを感じた。(乗り出している処はステージの端、つまりエスカレータの空間である。つまり一つ間違えば、真っ逆さまなのである。)

 曲後のMCで「YOU the 3rd. 〜WILDFLOWER〜」台湾で発売される事を発表し、今後、色んな国の言語で唄いたいとも豊富を述べるきっか。
 また、来年3月には「雪のプリンセス」というミュージカルの主演、8月は「三銃士」のヒロインを務める事を発表し拍手喝采を浴びた。

 「来年は、演じる事の多い年になりそうですが、たくさん色んなものを吸収して歌に繋げられたらなと思ってます。」

 このアルバムリリースイベントでは、来年の歌手活動にはあまり言及していなかったようなきっかが、ここに来て前向きな発言をしてくれた事がファンとしては、単純に嬉しかった。(やっぱり女優活動では、関東が中心になるからね。)

 「最後は、名古屋の皆さんと一緒に盛り上がって終わりたいなと思います。これからも皆さんと一緒に夢への階段を一歩、一歩上っていけるように。そういった願い、思いを込めましてこの曲を送ります」

 ライヴツアーでもお馴染みのこの口上を経て、披露されたのは「階段」の意味があるタイトル「Stairways」であった。
階段を上っていくような、アップテンポさは自然と気持ちをアゲさせた。
 また、この曲で感心したのは、間奏中に、きっかが集まってくれたファンに、自分の言葉で感謝を伝えた事であった。

 「リリースインベントに足を運んで下さいまして ありがとうございました。また名古屋で単独ライヴをやる時は遊びに来て下さい」

 デビュー時からずっと、きっかを見てきた自分にとって、このような事が違和感なく出来るようになった事に驚きと新鮮さを感じたのだった。
 「特典会で待ってます」と言い残し、一端、ステージを捌けたきっかを我々は拍手で見送った。






 [特典会]


 今回のリリースイベントのお楽しみがこの「特典会」である。

 関東地方のイベントでは、もはやお馴染みとなったものであるが、なにせこのニューアルバムでのリリースイベントでは名古屋初。関東遠征をしない自分のようなファンには待ってましたの企画なのである。
 「特典会」とはアルバム「YOU the 3rd. 〜WILDFLOWER〜」を購入して「特典券」を貰い、その枚数に応じて、握手会、ツーショット・チェキ、サイン会に参加出来るというものであった。

 そのレギュレーションとは


 @ 握手会 → 「特典券×1枚」必要。
 A ツーショット・チェキ撮影 → 「特典券×3枚」必要。
 B CDジャケットへのサイン → 「特典券×2枚」必要。
 C ジャンケン → 「特典券×2枚」必要。


 である。

 また今回、アルバムは「通常盤」(CD)「初回限定盤」(CD+DVD) の2種類があるのだが、「通常盤」には「特典券」が3枚、「初回限定盤」は4枚が付いてくる。
 購入者はこの複数の「特典券」をやりくりして、お好みの特典会に参加するのだ。
 そんな自分は「初回限定盤」を購入した。



 特典会は握手会から、まず始まった。

 ただ、その列を形成するのに、スタッフの先導が上手くなく(夏には灼熱地獄になる−例の階段に並べと言ったり..)多少混乱したが、すぐに通常の握手会となった。
 私もまず、この握手会の為に、特典券1枚を使った。
 だが何故か、握手会に参加する者が、予想した程おらず、すぐに自分の番が回ってきてしまった。
 話す内容も固まらないまま、きっかの前に出る、緊張の瞬間だ。
 しかし、内容もなく、ただ自己紹介だけで終わるという、自分のきっかファン史上初の体たらく(笑)
 昨夜もきっかと握手したというのに(爆)
 ただ、今回は「吉川友のShowroomで配信してみっか!」でのペンネームをあらためて、きっかに知らしめるという事に成功したのは個人的には満足ではあった。次への布石は打てた。という感じである。
 その次の布石とはツーショット・チェキ撮影の事である。
 この特典会のメインというのが、このツーショット・チェキ撮影であり、それはライヴの時、横にいたファンが「ツーショット・チェキの為に、来た」と発言していた程であった。
 この言葉が示すように、ツーショット・チェキ撮影を希望する者は多く(ほとんどではなかったか?)、再び階段に整列を促される事になった。

 徐々に、列が進む。
 薄暗い階段から、再び、明るい店内へ。ステージ上で、きっかと一緒に撮影しているファンの姿を視界に捉える事が出来た。

 「ああ こんな感じで撮影するのか」

 握手の時以上に、緊張が高まってくる。
 今回は、この撮影の為に、数週間前から周到な用意をしてきたのだ。
 それが、先程の布石とも密接に関係する−来年1月30日公開予定の「さらば あぶない刑事」の前売り券特典のクリアファイルと映画チラシであった。この特典は、前売り券が異常な人気の為、映画館によっては一時、入手不可能のなったのを、なんとか手に入れておいたのだった。
 それもひとえに、このツーショット・チェキの為である。

 いよいよ 自分の番となった。
 きっかも、ペンネームの話題をフリ、その話をしながら撮影の準備を行った。
 そこで すかさずクリアファイルを差し出し、きっかと共に手に持ってハイチーズ。自分はどうしても顔がこわばってしまう。
(後になって、その仕上がりを見て、やはりこういう撮影には慣れが必要であると思い知らされるのだった。)

 撮影が終わると、そのクリアファイルに挟めてあった映画のチラシをきっかに手渡した。
 帰りの新幹線ででも見てくれればなあ。という思いを込めて....である。



 − という訳で、本日の私のミッションは終了した。

 あとは、後方でサイン会や、じゃんけん大会をぼーっと眺めるだけである。
 みな、楽しげにきっかとのひと時を過ごしている。実に平和な瞬間であった。
 世界中で、テロと空爆と撃墜が跋扈する今、あらためて、当たり前のようにきっかと逢える事に感謝する気持ちでいっぱいになった。
 時間の都合で、握手会に参加出来なかったファンに臨時にもう一度、握手会を行うと、この特典会も終了となった。

 最後まで残った、精鋭のファンに対し、感謝を述べたきっか。颯爽と去っていくその姿には、今日も爪痕いや、傷跡を しっかりと残した自信に満ち溢れていたのだった。




 さて、きっかと今度、逢えるのはいつになるだろう?

 希望としては、大晦日〜元旦のアップアップガールズ(仮)の年越しイベント「UMF〜アプガミュージックフェスティバル」に電撃参加してくれれば最高なのだが..。









SET LIST
MC
1アカネディスコ                              
MC
2「すき」の数え方
3WILDSTRAWBERRY
MC
4Stairways















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YOU the 3rd. 〜WILDFLOWER〜





















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