NIGHT RANGER
Seven Japan Tour
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1996年の衝撃の再結成からNEWアルバム発売、昨年の来日公演と順風満帆な歩みを見せているナイトレンジャーは今年もアルバム「Seven」を引っ提げて約１年ぶりの来日公演を実現してくれた。 しかし、そんな中、自分の心はもうひとつ重かった。それというのも昨年同行した元同僚の友人は仕事の為ライヴを断念。また同じく同行した元後輩の女性ともメールによる連絡がつかず、結局一人ぼっちでライヴに行くことになってしまったからである。 その為 会場到着も当初の予定よりも1時間ほど遅らしてみた。 ポールギルバートの時もそうだったが、開演何時間も前からたった一人で待っているのは非常につらく、退屈だ。 そんなこともあり開場45分前ぐらいに会場であるダイヤモンドホールにやっと到着し、とりあえずホール入り口までエレベーターで私は昇ってみた。そこから客が並んでいる階段を階下に向かって降りていくと....。やはり、いるはいるは熱心なファンが。 しかし、順々に下に向かって降りていくとその列は2階あたりでとぎれていた。 会場が5階であったことを考えると予想以上に客の並びが少なく、それは開場後の客の入りを見ても明らかだった。 昨年の待ちに待った再結成ライヴよりは客層が変わりOLDファンらしきサラリーマンタイプが減り、若いファンが増えた割には客の入りも前回の80％ぐらいと感じで ステージに近いフロアも去年よりも空きが目立ってしまっていた。 だが、去年と同じ席（オールスタンディング形式の為、立ち位置？）を確保出来たことで、元後輩の女性とも合流ができ少し気分は上向きとなったが、なぜか開演までのBGMは「Queen」ばかりで、例えば「We will Rock You」などが頻繁に掛かっていた。 そして、ほほ定刻通りに始まったライヴの方は、意表を突いた「NewYork Time」で幕を開けNewアルバムのトップの曲「Sign of time」へと続く全般的にノリの良い曲で構成され統一の取れたライヴとなった。 また3曲目に往年の名曲「Rumour in the Air」をもってくるなど相変わらず盛り上げ方にそつがなく、特に昨年はキーボードとケリーの歌だけだった「Sentimental Street」が何年かぶりにバンドでフルに演奏された事は、昔からのファンにはうれしい事だった。（でもギターソロのフレーズが全く昔と異なっていた。） しかし、あえて難を言えば曲の合間のジャック・ブレイズやケリー・ケイギーのMCが少々、おちゃらけすぎておりコミックバンドすれすれの様子には少しやりすぎのように思えた。 特にブラッドのアコギの伴奏が印象的な「Forever All Over Again」ではチューニングが狂っていた？というハプニングもあり原曲の曲のイメージとはかけ離れたイメージの曲になってしまった事は残念だった。 また 今回初めて、ジェフ・ワトソン、ブラッド・ギルスのギターソロのコーナーがなかった事もあり物足りなさを感じさせ、ライヴの定番であり自分にとっての思い出の曲「Eddie's Comin' Out Tonight」を演奏してくれなかった事は非常に残念に思った。 まあ、ジャックを筆頭としてみな楽しそうに演奏していた様子は現在このバンドがうまくいっている証拠だと思えたし、去年の名古屋公演では演奏しなかったダムヤンキーズの曲「Coming of age」や前記の往年の名曲の復活、それに続く新曲を聞くにつけナイトレンジャーがナツメロバンドではなく、いまだ現在進行形のバンドであることをあらためて感じた。 ただ、アンコール最後の曲であるはずの大定番「(You canstill ) Rock in America」がアンコール前の本編最後の曲であった事はかってない初めての事であり、こちら側の気持ちの準備が出来ていない状態であのギターイントロが流れてきた為面食らってしまい、次のアンコールも含め、ライヴの後半は時間が流れるように過ぎてしまった感じではあった。 |
| SET LIST | |
| * | NEWYORK TIME |
| * | SIGN OF TIME |
| * | RUMOURS IN THE AIR |
| * | SING ME AWAY |
| * | PANIC IN JANE |
| * | SENTIMENTAL STREET |
| * | TOUCH OF MADNESS |
| * | SEA OF LOVE |
| * | FOREVER ALL OVER AGAIN |
| * | WHEN YOU CLOSE YOUR EYES |
| * | NEVERLAND |
| * | Allan "Fitz !""Fitz !""Fitz !" Gerald Keybord solo |
| * | COMING OF AGE (DAMN YANKEES) |
| * | FOUR IN THE MORNING |
| * | LET HIM RUN |
| * | (YOU CAN STILL) ROCK IN AMERICA 97 |
| * | GOODBYE |
| * | SISTER CHRISTIAN |
| * | DON'T TELL ME YOU LOVE ME 97 |
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上記のセットリストは順不同です。 |
