ジョン君のこと


ジョン君は鈴鹿のレースを殆ど見に来ます。彼は所謂、精神発達遅延の
少年?青年?です。でもいつも熱心に写真を撮ったり、ドライバーと話しを
したりしています。臆することなく、いつも元気です。仕事をしているよう
ですが、そのお金でチケットを購入して、自分独りで鈴鹿にやってきます。

ときどきお父さんが付いてきて、「いつもすみませんです。」と恐縮されて
いらっしゃるのですが、とてもとても、お父さんが恐縮する必要はまったく
ないのです。というのも、ジョン君は鈴鹿のパドック・ピットの人気者なの
ですから。難しい事は分らないと思うのですが、ちゃんと作法を弁えていて
クルーの作業を邪魔するような事はありません。それどころか、サーキット
関係者も彼を仲間の1人として受け入れていて、鈴鹿サーキットには
居なくてはいけないくらいの人物なのです。

彼は気心の知れた、いい人としか話をしないのです。ですから、彼が話をする
相手は、全員彼のことを良く知っていて、彼のことを好きな人だけなのです。
それこそ、ジョン君に話しかけてもらえなければ、ドライバーとしては、まだ
まだ1人前では無いとさえ言えるかもしれないのです。皆さんも鈴鹿においでに
なったら、ピットをアチコチ行き来する、ちょっと小太りのジョン君も、是非とも
応援してあげてください。

田中哲也  (代・文責 romiじょ