02/11/2008
シリンダーブロックの塗装

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本日はここまでです。
次回をお楽しみに!


今回はシリンダーブロックの塗装がテーマとなっています。
色々な人のHPを見させて頂いて、勉強していますがOHついでにシリンダーブロック
を綺麗に再塗装されているので僕も少し遊び心感覚でやってみようと思いました。
さて、まずは塗料ですが真っ先に思い浮かぶのが「耐熱塗料」となる訳ですが、耐熱塗料

ってカラーバリエーションが乏しく、ホームセンターを梯子しましたが黒・シルバー・
ステンレスシルバー位しか見つかりません。
ネットで調べても同じようなものです。
参考にさせてもらっている他のHPでは、シリンダーブロック程度であれば「耐熱」を使
わなくても耐える記述があったのでこの言葉を信用する事にし、エンジン周りですから
耐油性に強いアクリル系塗料を選ぶ事にしました。
結局、最終的に行き着いたのがカラーバリエーションも豊富な自動車の補修用塗料です。
更に下地と色の発色を良くする為に、白色のサフェーサー塗料と耐油性を高める為に
2
液型のウレタンクリアー塗料も買いました。

ここ2週間ばかり、天候が良くない休日! こんな日はガレージでコツコツと進んでい
ないエンジンのOHを行なうが一番の暇つぶしになります。
ボォ〜っとしていられない性格なもので・・・・(^_^;)

まずは、シリンダーブロックに、こべり着いた油汚れを丹念に落さなくてはなりません。
もともとヘッド類はメタルクリーンを使って油汚れを洗浄しましたがF7Rのシリンダ
ーブロックは鉄製なので錆とかが心配だったから(メタルクリーンは防錆とは書いてあ
りますが)無洗浄状態なのでそれなりの汚れ方をしています。
これに強力油落しを噴霧し、真鍮製金ブラシを電動ドリルで回して地道にブロックを
浄し、濡タオルで拭き、更にパーツクリーナーとシリコンオフスプレーを振りか
けて拭
き取り下準備しました。

書くのは簡単ですが結構な汚れで、磨いても磨いても泥状の液体は止まりません。

さて、洗浄後はよく乾燥させ塗装しない部分をマスキングテープで綺麗に塞ぎました。
このマスキングをしっかり綺麗に出来るかで仕上がりに差が出るので念入りに作業し
ます。

マスキングが完了したら、いよいよサフェーサーを吹きます。
塗装・乾燥を2工程ほど繰り返した後は、シリコンオフスプレーでサフの粉を拭き取ります。

今回、シリンダーブロックに使用する色には色々(洒落でなく)迷いましたが、Gr.Nの
クリオ
Tの
F7Rが当時、シリンダーブロックを薄いブルーメタで塗ってあった事を思い出
て、それに似せる事にしました。
そこで選んだのはNISSANマーチの「アクアブルー」です。
サフを塗る時もですが、ブロックは複雑な凸凹形状なので特に塗料の載り難い部分から
スポット的に塗装していきます。

だいたい乾きかけたところでマスキングを剥がしていきます。
この剥がすタイミングが早すぎると糸を引いて汚くなるし、遅いとマスキングが剥がれにくく、無理に
剥がそうとすると、塗装面を傷めたりするので注意が必要ですよ。

そして乾燥したら、こんどは全体をムラ無く均等に塗っていきます。
塗装・乾燥を片面3〜4工程ぐらい繰り返して行ないます。
よく乾燥させた後、最後の仕上げにウレタンのクリア塗料を吹きます。
ウレタン塗料は2液型となっていて、2液が混ざり合って化学反応を起こして固まります。
スプレー缶の裏側にあるボッチを押し込むと2液が混ざります。
5〜10分放置した後、更に良く混ぜ合わせる為にスプレーを上下に良く振ってから使用
します。
どの塗料でもそうですが冬場は寒さで塗料が硬いのと、缶の内圧が下がって木目細かな噴
射が得られないので僕は、40℃ぐらいのぬるま湯にスプレー缶を浸して人肌にしてから
使用します。
あくまでも人肌ですから暖め過ぎには注意しましょう!

お決まりですが雰囲気を掴む為にシリンダーヘッドを載せてみました。
見違えるほど綺麗に!更に見た目も軽そうで自己満足です。