39,400km
04/25/2004
冷却系トラブル

朝練に向かう道中、排気ガスの臭いがいつもと違うと思いつつ集合場所に到着、4月
も後半に突入したが早朝7時の気温はまだまだ低く寒い!

吐く息も白く・・・・と思っていたら何やら違う方向から甘〜く白い湯気のようなも
のが目の前に漂っている。 慌てて車から降りる。

予感は的中! エンジンフードを開けリザーブタンクを見ると冷却水はリザーブレベ
ルの
MINの更に下のレベルに落ちていた。
幸い循環には問題ないレベルではあったものの一瞬血の気が引いた。

さて、水漏れの箇所たどるとサーモスタットのカバーからしたたる緑色の液体を発見!
水漏れは内圧を掛けるとそれなりの噴射?をするものの、リザーブタンクに水さえあ
れば何とか自宅まで戻れそうな状況。

当然朝練は中止となり早々タンクとペットボトルに水を満タンにして自宅に急行です。

すぐにでも分解したいがクーラントを抜いたことで錆が生じる可能性もあるので外さず
マニュアルとパーツリストで原因究明です。結果やはり『パッキン』が怪しいと言う事
になったのですが、大事をとってカバーとサーモスタットも発注します。

GBSに発注後、一週間で待ちに待ったパーツが届きました。

早速分解に取り掛かります。ホース類・センサーコネクターを外してゆきます。
カバーのボルト5本を外すと固着も無くカバーが外れます。
カバーそのものには歪みや亀裂などは無いようです。
・・・・ん・・・・・ん・サーモスタットのパッキンが・・・・・・
何故こんな事になっているのか不思議なくらい無残な残骸となったていたパッキンちゃん
ビロビロで長さにして2cmも伸びてしまっています。

更によくよく調べてみると問題無く再利用できると思っていたサーモスタットにおいて
内部にあるOリングが破断していて一部の残骸ゴムを残して綺麗さっぱり剥ぎ取れてい
ます。

今更ですがリザーブタンクを観察すると確かに黒く細かい浮遊物が発見されました。!
気を取り直してパーツを組み込みます。
カバーはそのまま使えそうでしたが気分的に新しいカバーを使います。
そこにセンサー類の移植と新品のサーモスタットとパッキンを組み付けます。
サーモスタットは向きがあるので注意しながら組み込みます。

エンジンブロック側の油汚れを綺麗にふき取りパーツを組み込みます。
又この段階で取り除けるだけの
浮遊物は水で洗い流します。
ホース類・センサーコネクターを取り付け、水を補充して一旦は完了です。
エンジンを掛け水温上昇と共にサーモスタットの動作確認、水漏れの有無を確認します。
ラジエターのエアー抜きも忘れずに行ないます。

ここからはひたすら水を補充しながらホースを外し、浮遊物の除去を繰り返します。
浮遊物が出なくなったところでクーラントを基準の濃度分補充し今日は終結です。

次回はラジエターに混入したと思われる残骸の調査を行ないます。・・続く。















サーモスタット
エアー抜きコック
Part Part-NO. Price(EUR)
レギュレーターカバー 77 00 864 435 24.18
レギュレーターパッキン 77 01 040 739 11.28
サーモスタット89℃゜ 77 00 872 314 24.52
サーモスタットパッキン 77 00 718 380 2.63