01/07/2007
アッパー側エンジンマウントのボルト加工

スピダーの左アッパー側のエンジンマウント取り付け部は、F7系エンジンの元々の設計上ではディスビが
付くネジ穴を流用して取り付けてあります。
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ははは
終わり
本来の目的がディスビ用ですから荷重が加わる様なものでないため、受け側のアルミブロックもさほど肉厚もあ
りません。 そこに後方に傾かせたエンジンを吊っているわけです。
よくあるトラブルとは、その取り付けボルトの「締め過ぎ・緩み」によって肉薄のアルミブロックの一部が欠けてし
まいアッパーマウントが機能しなくなることです。
知らずに乗っていると最悪の場合エンジンが左に傾きドライブシャフトがデフから抜け、粉砕なんて事にも繋が
り兼ねないので充分に点検しておく必要があります。
今回は、ボルトが緩んで抜けることを考えるとスタッドボルト化して最悪の事態だけは避けられるようにしようと
考えたわけです。
スタッドボルトを作ります。 半ネジタイプの長めのボルトをホームセンターで買ってきて加工しました。
ボルトの頭を落として、ダイスでネジ切りします。 マウントステーの穴に当る部分はネジを切らずにおきました。
ブロック側に通すネジ部には「ロックタイト」で緩み止めを添加して本体にしっかりと固定しました。
画像の様にスタッドボルトでアッパーマウントのステーを取り付けて完成です。
因みにナットの緩みを考えてナット2個で共締めするか、ナイロンナットを使えば更に安心です。
画像はナットを2個使った共締めです。