力糸に負けずに押し出してゆく際は、フィニッシュまで人差し指は糸をピックアップした時の曲げた状態を維持するイメージを保つのか。振りとめる直前に指を伸ばして放すような動作はしないのか
 最大の曲がりになったとき,力糸のテンションも最大になります。最大の曲がりを過ぎるとロッドはオモリを前方へ跳ね返していきます。このときないしは,最大の曲がりの前の時点で指の押さえをがまんできないといわゆる抜けた投げになってしまいオモリは右方向に飛んでしまいます。
 ロッドが跳ね返していく段階で,徐々に力糸のテンションが下がり,その後,オモリは糸を伴って飛んでいこうとします。したがって,テンションが下がったことを検知して指の握りを緩めれば(意識することはない)自然と力糸は指から離れていきます。
 投げ方,またはロッド面の作り方の不具合によって充分なロッドの曲がりが得られないまま指のリリースが遅れてしまうことがあるかと思います。当然左方向に飛んでいきます。これは指に充分なテンションがこないのでそのまま握りしめてしまうことによるものです。これを指の握りで調整してまって飛ばそうとすることは誤ったことであるとご理解いただけるでしょう。充分な力が与えられていないオモリは飛ぶはずがありません。