「タラシを半分にして投げたら右45度方向に」。
 この状況からするとロッドはかなり曲がっているのでしょう。遠くへとばす段階としてて間違った方法になっているとは思えません。投げ方矯正の当初としては当然のことです。左に引っ張ってしまうほうが重傷です。引っ張り気味ならば最初から体が開いており,ロッドを充分に曲げられることはないし,軌道も低くなっています。このような人は体の回転がうまく使えず,力一杯投げることができません。
 このときにロッド曲がりがいっぱいいっぱいなのかも問題です。 まだロッドの曲げの許容範囲内であるならば,人差し指のフックを深く持っていることを前提に,肩・腕一体となってさらに押し込む必要があります。結果としては,強烈な飛びを得ることができるでしょう。
 これ以上曲げられないのならば,少しずつタラシを長くするか,V字の角度を狭くすることでしょう。