インターラインは本当に飛ぶのか?
 ナイロン糸使用でガイド付きよりも5%程度距離は落ちます。ただし、ライントラブルは格段に少なくなります。キャスティングは飛距離を競う競技ですから少しでもマイナスとなるものは選ばないことが通常です。
 実釣ではPEラインが主流となってきており、この糸では飛距離の差はないと言われ,このようなことからILを使用する人も増えてきてはいるものの,実際のところ飛距離減は否めず,ガイド付き投げ竿がILに取って代わるような事態にはなっていません。
 投げのILは市場に出てから4年余が経ち,一時のブームは峠を越したような状況です。特にIL化にご執心であったダイワが,再び遠投タイプのガイド付きロッドを出す気配です。ダイワ自身も投げ竿のIL化に壁を感じたのでしょう。
 最近ではインターラインはメンテが面倒(メンテを怠ると格段に飛距離は落ちる)等のことから、ガイドがらみのしないニューガイド仕様も試作から製品段階へと移ってきており、結局投げ竿はガイド付きに落ち着くものと考えられます。