Q | STで注意すべき点はとは何か? STはV字と同程度の飛距離が得られるといわれているが,投げがうまく機能しない。注意すべきポイントは何か。 |
A | まず,
STは数種の投法のなかで瞬間芸的色彩の強い投げ方です。一気にエイ・ヤーでいけばよいと思われがちですが,このようにするとオモリをロッドに載せることはできません。腕の振りは早いが球に伸びのないピッチャーのようになってしまいます。 ですから,極めて短い時間で,タメをつくることが大切なこととなります。これには「3」の踏み出しの際に少々右手を遅らせて動かしていくことです。 制約された場所でロッドの振り角を大きくするには「2」のリールを握った右腕を低くしたいところですが,拳部分は必ず肩より上にくるようにします。振り始めを遅らせたところで強い力を発揮するには,腕力を使ってロッドを作動させるよりも,肩を使っていくほうが極めて効果的となります。 STは基本的にはV字ですが,ただ構えた際ロッドと糸の成す角が極めて狭角になっているということです。言い換えれば限定されたケージのなかでできる限りのV字投法するということに他なりません。 |