土曜日は平日の睡眠不足解消のため昼頃まで寝ていて,起きてからパスタでも茹でて昼飯にすることが多いのですが,この日は大学時代の友人と新宿で夜に飲み会の予定でした。そうなると次の日も結構遅くまで寝ていることになりそうなので,先に週末の買い出しを済ませてしまおうと考えました。
そこで,顔をザッと洗っただけで車に乗って本屋〜スーパーの買い物に出かけたのでした(外に出るときに本屋に寄るのは基本ですね)。これは良く通るパターンのコースです。
そして,本屋で予想外の新刊ノベルズを見つけて,今日の電車の中で読もうと何となく嬉しい気分でスーパーへ車を走らせました。

スーパーは片側2車線の道沿いにあり,2,3km手前でスーパー沿いの道に出て問題の交差点へと差し掛かったのです。
(以下,全て交差点に進入してきた私の視点で左右,手前の位置関係が書いてあります)
直線道路なので遠くから信号が見えます。左の車線を走っていた私は信号は赤なのに気づきました。ところでこの交差点は,交差点の向こう3,40m先にコンビニと古本屋が並んであるので,いつも路上駐車されています。この時も車が並んでいました。そのため,交差点では左側の車線には車が止まっておらず,右側の車線にだけ車が止まっていました。また交差点には右折車線がある関係で少し車線が曲がっているので,私が赤信号に気づいた時に,停止している乗用車の後ろに続いてトラックが止まろうとしているのが分かりました。
右側の車線の最後尾に付こうか,それとも左側の車線の先頭に入ろうかと考えていましたが,遅そうなトラックが後ろに付いたので,左側の車線の先頭に止まって,信号が青に変わったら,トラックの前に入る形で右の車線に入って交差点の向こうの駐車車両をよけようと考えた私は,左の車線の先頭で止まろうとアクセルを離して減速を始めました。さて,そろそろブレーキを踏もうかな,と思った時に信号が青に変わりました。おお,これはラッキー!ここから加速すれば今からスタートする右側の先頭車両の前に余裕で入れるぞ,と判断した私はアクセルを軽く踏んで加速を始めました。交差点には青信号を確認してから2,3秒後に進入したと思います。恐らく,停止線を越えて横断歩道を過ぎた辺りで,右側車線からスタートした車を抜いたと思います。
その時!突然右側から走ってくる白い車体が車が見えました!

なんで,青信号になってだいぶ経ってんのに車が右から直進してくるんだ〜!

と思った次の瞬間!!右前側に白い車がぶつかっていました。一瞬,かなりの衝撃があって,どわぁ!!!と思ったてら,ぶつかった車がそのまま縦に回転して屋根を下にして滑っているのが見えました。何じゃそりゃ!!こら,大事やんけ,大丈夫なんか!!
ふと気づくと,自分も交差点の真ん中辺に止まっています。エンジンも止まっています。取りあえず,自分の車をなんとかせにゃならん。そう思ってエンジンをかけたら,カラカラと妙な音がするものの,何とか始動に成功,そのまま数メートル移動して交差点の端の方へ車を止めて車を降りました。相手の車は赤信号で止まっている車の前に止まっています(今から考えると,停車中の車の中へ飛び込んで行かなくて幸いでした)。運転手を見ると下になった天井の上に膝を抱えているのが見えました。「あ,取りあえず,生きてる。」でも,これでは出られんだろうなぁ,と思ったけど,取りあえず大丈夫そうなのを見て,ガードレールに捕まって座り込んでしまいました。その時には,止まっていた車の女性など数人が携帯電話で救急車と警察を呼んでくれていました。回りにワラワラと人が集まって来ました。気が付くと,右側車線の先頭だった車が止まって,外人の運転手が下りてきてくれてきました。おお,これだけ人がいたら私の方が青信号であったことは証言してもらえて大丈夫だな,とちょっと安心しました。
集まってきた人の1人が軽自動車の運転手に「出られるか?」と運転手に声を掛けました。「あ,はい」とか返事があってドアを開けて運転手が出てきました。単に事故のショックで呆然としていただけで,動けないわけでも出られないわけでもなかったようです。でも,前の部分が結構壊れているのにドアが開くとは,最近の衝撃吸収ボディーも大したもんだと感心しました。
この後は,救急車が到着して,警察が到着してそれぞれの隊員の方と簡単なお話&事情聴取を受けてから,救急車に乗りました。興奮していたのであまり気づかなかったけど,右頭を打ったような感触がありました。きっと大丈夫だとは思うものの,交通事故なんで私も救急車に乗ることにしました。
警察の方との会話などから,右の車線に止まっていた外人さんが私が青信号で進入したことについてきちんと証言してくれたらしい事が分かりました。いい人が近くにいて良かった〜!私が救急車に乗るときに,外人さんは声を掛けてくれました。どうも「大変だったね」とか何とか言ってくれたようなのですが,軽い興奮状態にあった私は聞き取れませんでした。取りあえず,握手をしてくれたので,Very Thanksとか何とか言って救急車に乗りました。ううっ!もう少し気の利いたお礼を言えれば良かったのに……。
ところで,軽自動車の運転手の方は,ぶつかった前後のことを全然覚えていませんと言っているのが聞こえました。

P.S.
診察の結果,特に以上は見られないが,
様子を見ておかしかったら,すぐに言うようにと言われました。
警察提出用と書かれた診断書には「全治1週間」となっていました。
夜になって首から肩,背中にかけての筋肉に痛みを感じてきました。
一夜明けた今も,首を回すと痛みがあります。
まぁ,勢いよくぶつかったんだから,むち打ちになっているのでしょう。
でも,頭が痛くなったりはしていません。
きっと,1週間で痛みも取れて元に戻るだろうと,思っています。
 

             

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