1997 1.23
Phil Ehart | Billy Greer | Robbie Steinhardt | Steave Walsh | Richard Williams |
Drums | Bass,Vocals, Acoustic Guitar | Keyboards, Vocals | Violins, Vocals | Lead Guitar, Acoustic Guitar |
数回のメンバー・チェンジを行い、今なお、活動し続ける、アメリカで最も独創的なプログレッシヴ・
ロック・バンド、KANSAS。 彼らは、ロック・ミュージックの中にヴァイオリンを導入して、
最も成功したバンドといっても過言ではない。
そのバンドの名前から、何か土臭いものを感じさせるが、それとは裏腹に、彼らの音楽は
革新的なものであった。それぞれのパートが独自のスタイルを模索し、自由な表現を展開している。
その豊かな曲構成が、英国のプログレッシヴ・ロック・バンドと比較されたが、彼らは
アメリカという土壌を持ち合わせていた。そのバンドのイデオロギーの延長線上に
”Dust In The Wind”のようなシングル・ヒットがあったことも確かである。
ヘヴィーなリフもあり、ポップなものもある。叙情的な美しさの質に徹底的に
こだわったものもあり、ときには10分を超える、まるで映画の物語が浮かんでくるような
大作までも、KANSAS は独創性において、アメリカのどのバンドよりも群を抜いていた。
KANSAS の作り出す音楽は常に革新的であり、発展途上である。
そして、音楽世界探求の車輪、WHEELは、まだ現在も転り続けている。
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アラマキ
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