記事タイトル:ご無沙汰です 


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お名前: ストラングル・成田    URL
>春来りなば冬遠からじ。 

 ほんと、今夜は、また吹雪になってしまいました。

>よしだまさしさんより十日ほどお兄さんなのだよ。

 そうでございましたか。よしだまさしさんの誕生日を
検索するのに、一苦労しました。(まだ、生年しかわかりません)
どこかで読んだのですが。

しかし、面白半分という割には、またしても、充実しまくった
盛り沢山の情報提供ありがとうこざいます。
山風リスト、改題再録リスト、いずれも、修正せねば。

>明治牡丹燈籠」は「改題再録」とは違うのでは? そういえばこれ
>も密室ものでしたね<『警視庁草紙』第一話) 

 御指摘のとおりでありました。「警視庁草紙」の方も、密室系チェックせね
ばと思いつつ、そのままになっておりました。 


>『悪霊の群』に登場した真鍋記者が、その後神津恭介シリーズのレギュラーに抜擢さ
>れたことはご存知のとおりですが、風太郎作品にも再登場しているのはお気づきでし
>ょうか。「霧月党」と「目撃者」に「東洋新聞の真鍋記者」が出てきます。合作でデ
>ヴューしたキャラを、それぞれの作家が使っているのは、珍しいケースかと。

 いや、これは驚きました。まったく気づいておりませんでした。こっちの方もチェック
してみます。
ということで、明日以降のココロだあ、という応答ばかりで申し訳ありませぬ。

 
>ところで成田さん、スレッドをひとつデータ置き場に使わせてほしいんですけど、
>よろしいでしょうか?

どうぞ、どうぞ、一つといわずご自由にお使いください。その上にスレッドが立って
いくと、目が届きにくくなるので、ある程度溜まったら、資料置き場2、3とつくっ
ていくのもいいかもしれません。
[2001年3月6日 0時32分36秒]

お名前: おげまる   
日中、ずぶ濡れの氷の上をペンギン歩きしていたら、夜にはどかどかと雪が降ってま
した。春来りなば冬遠からじ。
えー、別に成田さんにそそのかされて沈黙を守っていたわけではないです。そういや
成田さんにも生年月日は言ってないんだっけか。よしだまさしさんより十日ほどお兄
さんなのだよ。
それはそれとして日曜の定例報告(あー、私もべつに研究してるつもりはないんです
けどね。面白半分にデータを掘り起こしてるだけで)。
とりあえず初出不明の「数珠かけ伝法」が昭和37年の「別冊読切傑作集」に載ってる
のを見つけたんですが、はたしてこれが初出なのかどうか。単行本への初収録が昭和
40年の『幻妖桐の葉おとし』だから辻褄は合うんですが、この時期に読物雑誌に新作
を書くか? という疑問がありまして。目次の扱いも小さいし。とりあえず?マークつ
きの暫定的初出ということにしておいてください。

*数珠かけ伝法 読切傑作集2別冊

あとは再録データ。

・霧の底の顔(=天狗岬殺人事件) 読切読物倶楽部 昭和28年11月号
・男性滅亡 別冊読切小説集 昭和32年8月号
・怪異投込寺 別冊読切雑誌 昭和34年4月 9集
・変化城 別冊読切雑誌 昭和35年8月 17集
・二人 別冊読切雑誌 昭和35年12月 19集
・新版弁天小僧(=妖説弁天小僧) 読切倶楽部 昭和36年2月増刊号
・目撃者 読物と講談 昭和37年11月号

あと一、二回で読物雑誌は切り上げようかと思います。忍法帖ブームの昭和38年以降
はこの辺の雑誌には登場してないみたいだし。以前成田さんがアップした「改題再録」
リストの大半が正体不明のままだけど、掲載誌が欠号なので仕方がない。あ、「真昼
の悪魔」とか「人間灯籠」とかはまだチェックしてなかったか。(遅まきながらツッ
コんでおくと、「明治牡丹燈籠」は「改題再録」とは違うのでは? そういえばこれ
も密室ものでしたね<『警視庁草紙』第一話)

#書きそびれていた小ネタをひとつ。
『悪霊の群』に登場した真鍋記者が、その後神津恭介シリーズのレギュラーに抜擢さ
れたことはご存知のとおりですが、風太郎作品にも再登場しているのはお気づきでし
ょうか。「霧月党」と「目撃者」に「東洋新聞の真鍋記者」が出てきます。合作でデ
ヴューしたキャラを、それぞれの作家が使っているのは、珍しいケースかと。

ところで成田さん、スレッドをひとつデータ置き場に使わせてほしいんですけど、
よろしいでしょうか?
[2001年3月5日 5時40分0秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
おげまるさん

 『冷えきった街』= 密室系、御教示感謝。大事なことをまるで覚えておりません。
これで、おげまるさんも密室系協力者(無理やり)

>ついでに書いとけばこの本の初版が出たとき、私は中学生でした(ふん)。

 あれえ。そうでしたか。 

月うさぎさん

>私は読書家ではありませんー。

白梅軒では、読了本が次から次へと報告されていたような気が。
乱読は読書家の条件でありますし。

>『冷えきった街』の初版というのが、単行本でなのか文庫でなのか、
>それによってずいぶん違うんだけどなぁ。とどきどきしてます。

 ほほほ。ここは沈黙を守りましょう。おげまるさん。
[2001年2月26日 21時36分13秒]

お名前: 月うさぎ   
そういえばご挨拶もしておりませんでした。
おげまるさま、はじめまして。
月うさぎと名乗るうさぎ好きのおばさんです。

『冷えきった街』の初版というのが、単行本でなのか文庫でなのか、
それによってずいぶん違うんだけどなぁ。とどきどきしてます。

成田さま、
あのぉ、誤解があるようですが、私は読書家ではありませんー。
半分がマンガだし(苦笑)乱読だし…。
でも『火蛾』ですが、私も他の多くの方の感想を見て、
同じように思っていました。すごい評判だったんだもの…。
[2001年2月26日 16時54分40秒]

お名前: おげまる   
あー、月うさぎさまだ。こんにちは。
お返事が遅れました。私は書くのも読むのも人より遅いので(だからよその掲示板に顔を
出せないんです)、気長におつきあいくださいね。
『冷えきった街』ですか。私立探偵小説モードで読んでいくと、いきなりいつもの謎解き
ディスカッションが始まるので、ちょっと頭の切替えにまごつきました。いろんな意味で
「仁木悦子のハードボイルド」というのは戸惑いますね。私が「仁木悦子」に期待するも
のと「ハードボイルド」に期待するものは、水と油なので。
作者としてもそんなことは百も承知で、あえてロス・マク的世界に挑んだんでしょうけど
ね。その試みはかなり成果をあげている、と思います。
終盤近くで「ああ、こいつまで殺しちゃうのか」と悲鳴をあげたら、ああいう結末なんだ
もんなあ。まいりました。
『枯葉色の街で』がやっと半分ほど。あと『陽の翳る街』を読めば長編制覇なのですが、
その前に読まなきゃならない本があれこれと……

で、>成田さま
『冷えきった街』で、三影潤が介入するきっかけになった殺人未遂事件に密室トリックが
使われています。外部からどうやってガスの元栓を開けたのか、というやつ。
ついでに書いとけばこの本の初版が出たとき、私は中学生でした(ふん)。

ではまたのちほど。
[2001年2月26日 6時14分2秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
月うさぎさま

「灯らない窓」の件、お手を煩わせ、誠すみません。
「のぞき屋トマス」お買い上げ感謝。 

>『冷えきった街』はいかがでしたでしょう。

 横レスですけど、小学生の頃、家にあったのを読みました。
タイトルのせいか、なんとなく冷え冷えとした感じ。
これがハードボイルドというものかと思ったり。三影潤が、
物語に関係なく、一日どこかに行ってしまい、どこに行っ
たかは、書く必要はないとかあって、子供心にいったい何
処へいったんだと疑問に思ったことを覚えております。
(記憶違いかも)
ということで、おげまるさん、よろしく。

「火蛾」の感想、読んでいただいて、ありがとうこざいます。
尊敬する読み手に評判がいいので、どうも、自分の感じ方が
おかしいのかと思っていたのですが、月うさぎさんのような
読書家の賛同が得られて、ひと安心した思いです。
[2001年2月23日 22時33分59秒]

お名前: 月うさぎ    URL
おやぁ?斜め読みのための見逃しじゃなかったのかぁ。<仁木雄太郎
そうでしたか。おげまるさん、ありがとうございます。
『冷えきった街』はいかがでしたでしょう。私は好きなんですけど。

ということで、成田さま気になさらないように。い○い氏も同罪だし(笑)
『火蛾』の感想をみて、おお!と納得。
私の馬鹿な頭では、読了後に「なんか惜しいな。」と思ったぐらいでした。
つまらないわけではないんだけど、なにか足りないなと。
そうか、そういうことだったんだな、と人様の感想で理解した私でありました。
[2001年2月23日 13時33分36秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
お仕事忙しいのかと思っていたら、やはりそうでしたか。今年は、ほんと
寒いので、風邪など召しませんように。
パソコンは、ショックですね。私のもWIN95のころのキカイなんですけど、
今まで1度もトラブルがないのは、僥倖なのでしょうか。

相変わらず、むちゃむちゃ中身の濃い調査結果ありがとうございます。
「伴天連地獄」「砂漠の決闘」「相馬騒動」なんてタイトルは
ドキドキしますね。
●死に顔を見せるな
 帰去来リストでは、 昭和31年読切傑作倶楽部10別冊となっていたから、
初出変更ですね。しかし、2月続けて、別な雑誌に載ったのだろうか。
●伴天連地獄(=ころび切支丹)
 また、発見。くー。
 >いやあ、まだこんなのが未収録で残ってましたか
 これは、凄そう。

>明日か明後日にも他のと一緒に送ります
 ありがたや。ありがたや。

●灯らない窓
 御教示多謝。あー、月うさぎさんに嘘を教えてしまいました。
お許しを乞う。古本屋で仕入れてきた同書の権田解説にあるのも、
おげまるさんのおっしゃるとおり。

では〜。
[2001年2月21日 0時20分31秒]

お名前: おげまる   
 いやほんとにご無沙汰しちゃいました。すいません。
 仕事がね、あれでね、家に帰っても寝るだけでね、おまけにぱそこんも不調でたまに
繋いでもすぐ固まってやっぱりWIN95のころのキカイじゃ限界ですか愚痴愚痴愚痴……
♪聞いてアロエリーナ〜

 まあしかしなんとかペースが戻ったのでHDを大掃除してみたのでした。
 とりあえずいつものやつね。

・伴天連地獄 読切特撰集 昭和34年4月増刊号
・スピロヘータ氏来朝記 読切特撰集 昭和36年4月増刊号
・冬眠人間 オール読切 昭和32年8月増刊号
・三十人の三時間 オール読切 昭和34年3月号
・女の島 オール読切 昭和34年8月増刊号
・生きている上野介 オール読切 昭和34年10月号
・俺も四十七士 オール読切 昭和34年12月号
・春本太平記 オール読切 昭和35年8月増刊号
・起きろ一心斎 読切時代小説 昭和37年3月号
・山田信竜軒 鎖の武士道 読切時代小説 昭和37年4月増刊号
・臨時ニュースを申し上げます 読切傑作集 昭和35年9月号
・殿様 読切傑作集 昭和36年4月号
・宗俊烏鷺合戦 別冊読切傑作集 昭和31年6月 19集
・死顔を見せるな 別冊読切傑作集 昭和31年9月 22集
・剣鬼と遊女 別冊読切傑作集 昭和31年12月 25集
・砂漠の決闘(=全き円は天上に) 別冊読切傑作集 昭和32年4月 29集
・笛を吹く犯罪 別冊読切傑作集 昭和32年6月 31集
・相馬騒動(=明治忠臣蔵) 別冊読切傑作集 昭和33年4月 41集
・黒檜姉妹 別冊読切傑作集 昭和33年9月 46集

 ……「死顔を見せるな」はこれが正しい初出なのかも。「読切傑作倶楽部」は図書館に
20年代の四冊しかなくて、比較できなかったのですが。書式を揃えると

*死顔を見せるな 読切傑作集9別冊    

ということになります。  

 「伴天連地獄」は初めて読んだのですが、内容的に「ころび切支丹」の改題かと思いま
す(初出誌が「ユーモアクラブ」というのがひっかかりますが)。モニカお鏡とジュリア
ン七之助の凄絶な恋物語。いやあ、まだこんなのが未収録で残ってましたか(……未収録
ですよね?)。
 明日か明後日にも他のと一緒に送ります(遅れてすいません)。

 #仁木悦子の『灯らない窓』を読みましたが、仁木教授は出てきません。てゆうか、文
庫版の解説で権田萬治氏が書いてます。「おなじみの仁木兄妹は登場しないが」云々。
 たぶん『必携ミステリー手帖』の筆者(シンポ教授?)は「虹の立つ村」と混同したん
でしょうね。
 ともあれ『灯らない窓』がいい感じだったので、仁木悦子の未読消化に務めてます。
『青じろい季節』を読了。失踪で幕を開け、探偵役が後頭部を殴られ、過去の家庭の悲劇
が露わになるという話。もちろん几帳面なフーダニットです。よし、次は『冷えきった
街』だ。

 ではまた。
[2001年2月19日 23時0分58秒]

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